警察に囲まれた❗️
志保ちゃんがゆりりんを連れて帰って来た。
私はすぐに志保ちゃんに駆け寄り、
「志保ちゃん大丈夫?何もされてない?」
まずは、志保ちゃんの安全を確認した。勿論ゆりりんの事も気になるが、志保ちゃんが助けに行ってくれたから、絶対に大丈夫だろう。だから今心配しないと行けないのは志保ちゃんだと思い、志保ちゃんの安全を確認したのだが、
「勿論大丈夫です❗️かんな先輩を気絶させたクソ野郎をやる時に、少し手が汚れたくらいです。」と私に無事である事を証明してくれた。
……やる時に手が汚れた?と思い手を見ると少し赤かった。………え?と思ったが、
「殺してませんよ?私が入るなり、銃を構えられたので、取り上げて、太ももに打って、悶絶してる所を殴り飛ばして、食器棚にぶつかって、ガラスや皿などで切って、血を流してる状態で首を閉めたのでその時についた血です。」と志保ちゃんは教えてくれた。
な、なるほどー。あの時のおっきな後は食器棚にぶつかった音かー。なるほどなるほど。私はこの事に言及する事はやめて、
「ゆりりんは大丈夫そう?」とゆりりんの事を聞いてみた。
「ただ気絶してるだけですね。ただ、かなり乱暴な気絶のさせ方ですよ。多分暫くは起きないと思いますよ?」と教えてくれた。
まぁ凄い音がしたからなと思いゆりりんの元まで行くと、
「ウサギ先輩?」ゆりりんが話しかけてきた。
あれ?暫く目を覚さないんじゃ?と思い志保ちゃんの方を見ると、
クビを横に振った。
うん?どう言う事?と思ったがよく分からなかったので、ゆりりんが無事か確かめる為に、
「ゆりりん大丈夫?」
「はい。」
「立てる?」
「………」
「ゆりりん?」
「はい。」
あれ?ゆりりん起きてない?どう言う事?と思い、再び志保ちゃんの方を向くと、
「意識は無いけど、ウサギ先輩に反応してるだけです。意識は無くても推しには反応しちゃう。オタクの鑑❗️流石は飼い主四天王最強と言ったところです。」と志保ちゃんは言ってる。
……なるほど。全く分からないが、ここは納得しておこう。
てかやっぱりゆりりんは飼い主四天王に入ってるんだ。今の所分かっているのは、ゆりりんとイブキとまーちゃん。そして、志保ちゃんが元四天王。あと1人誰なんだの?と思っていると、
「何で幸皇かんながいるの?」とうるるママが起きて来た。
私が、うるるママに一から説明すると、
「ふーん。やっぱり社長ゴミだね。私達イラストレーターからの評価も最悪だからね。」と教えてくれた。
イラストレーターからの評価も悪いんだ。
「でも私は感謝してるよ。あかりにこうやって会えたんだから。」と言ってくれた。
うん。私もそこは感謝してる。と思いながら、ゆりりんをベットに運んだ。
ゆりりんをベットに運ぶと、
「その子は誰だ?」と意識を取り戻したRIRARA先生が聞いて来たので、
「VSTAR3期生の幸皇かんなです。」と答えると、
「ほう。幸皇かんなか。仕事のやり方はいつもマネージャーだったから、初めて見るぞ。」と言ってる。
あーそういえばゆりりんって結構グッズのイラストRIRARA先生にお願いしてて、その度に、
「依頼料が高い。」ってぼやいてたっけ?などと思い出した。そして、RIRARA先生の言葉を聞いてマネージャーの存在を思い出した。
ゆりりんのマネージャーに連絡しないとと思い、携帯を取り出して、マネージャーに電話を掛けようとしたが、私は社長の言葉を思い出して手が止まった。
社長は、まーちゃん達のマネージャーに多額の借金を合わせて地下に送ったと言っていた。つまり、社長はマネージャー相手なら平気でそう言うことをする。
そして、私がお金を払って何もしないの中に多分マネージャーは含まれてない。
これじゃ連絡出来ないな。と私が思っていると、
うるるママがスマホを見せて来た。そこには、
都内で銃声が聞こえて、警察が確認したところ、中から、太ももを撃たれて、ガラスなどであちこちを切って血まみれで気絶してる男がいて、病院に搬送された。
という記事を見せられた。
志保ちゃんの事だな。と私は思った。そして、インターホンが鳴った。
そして外にはパトカーが止まっている。
……社長の仕業か。やってくれたな。と私が思っていると、
「自首して来た方がいいですか?」と聞いて来た。
いや自首はダメだよ。と思ったが、上手く切り抜ける方法は何か無いか。と私は頭を働かした。その間にもインターホンをなり続ける。どうしよう?そう思っていると、
さらにパトカーが来た。応援が来たようだ。そして、それからもパトカーはどんどん来た。そして、うるるママの家が完全に包囲された。私は、
「ごめん。うるるママ。」と謝ると、
「大丈夫。悪いのは社長だから。……でもどうしようか?」と言うのだった。




