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会議

それは突然でした。事前連絡も何も無かった。いきなり、社長からメッセージが来て、


【明日大事な会議を始める。確実に来い。さもなければクビにする。】ってメッセージが来たんです。俺は、呼ばれる理由を何となく察していたけど、まぁクビにはなにたく無かったんでわざわざ会社にまで向かいましたよ。だいぶ面倒でしたけどね。


そして、俺が会社に着くと、新しい統括マネージャーが俺を別室に連れて行った。


珍しい事にも俺が1番だったんですけど、社長の椅子を除いて椅子がたったの10個しか無かった。


俺はそこでおかしいと思ったんですよ。大事な会議だってのに、全員集合じゃないのかってね。


まぁその時の俺は、考えるのも面倒だったんで、ウサギ先輩のASMRを聞こうとした時、また一人部屋に入って来たんですよ。


VSTAR3期生、星空花火がね。花火は俺の顔を見るや否、


「何?これからどっか行くの?随分とオシャレしてるけど。」と聞いてきたんですよ。


確かに俺は普段よりオシャレをしていた。だがそれには理由があった。それは、今こうやってウサギ先輩と電話で話す時にダサい格好じゃ駄目だと思ったんで、俺が出来る最高のオシャレをしたんですよ。


まぁそんな話は、花火にはせずに、適当に流していると、また来たんですよ。


「VSTAR7期生、深淵の憂鬱(アビス・メランコリー)。」そして、


「VSTAR2期生、白英クロロ。俺はこの時分かりました。今日呼ばれているのは、登録者トップ10が呼ばれてるってね。そしてそれからもメンバーは順調に集まって来たんですけど、どうしても最後の一人が来なかったんですよ。誰だと思います?」


「そう、幸皇かんなです。」とイブキが言うと、私はつい、口を挟んでしまった。


「え?ゆりりんが1番来るの遅かったの?いつも1番早いのに。」と、すると、


「ええ。ウサギ先輩が驚くのも無理は有りませんよね。ウサギ先輩の言う通り、かんなは絶対に1番最初に着きます。俺も結構早い方ですが、かんなに勝った事は一回もありませんでした。そして思いましたよ。かんなに何か会ったんじゃないかってね。」


「でもそれは要らない心配でした。かんなが居ない理由は、同期である、星空花火と二星キララが話してくれました。」


「あの子は未だに立ち直れていない。ウサギ先輩の引退を。だから入院してる。」「けどウサギ先輩との思い出があるVSTARをクビにはなりたくないから、向かってるけど、病院の手続きで遅れるみたい。」ってね。その話を聞いて俺は納得しましたが、


「それと遅刻の理由は関係なくねぇ?アイツ私が遅刻するといつもごちゃごちゃ言うんだぜ?自分の時は理由があるから遅れていいなんて都合が良すぎねぇか?」って魔白が言い出しました。それに対して同期二人はブチギレですよ。


「黙れよクソガキ。」「あの子がどれだけウサギ先輩の事を好きか分かってないくせに口出しするな。」ってね。それに対して魔白は、


「ウルセェな。かんなには勝てなくても私は、お前らよりは、遥かにウサギ先輩の事を愛してるぜ?」と喧嘩はどんどんヒートアップしていました。


その時、


「お前ら静かにしろ。いつまで居なくなった奴の事を話している。」って社長が機嫌を悪そうにしながら入って来ました。


社長の登場で喧嘩をしていた二人は辞めざるを得なくなりました。


そこで私は疑問に思った。なんで辞めるの?と。まーちゃんは普通に社長にも文句を言う。なのに辞める?と疑問でいると、


「ウサギ先輩がいなくなってから、VSTARは変わったんですよ。今までのVSTARは、ウサギ先輩の絶対王政で回っていました。ですが、ウサギ先輩がいなくなってからは、社長がその場所につき、自分に歯向かえば、クビにすると言い出しました。さらに、少しでも嫌そうな顔をすれば、給料を完全カットする。とも言っています。」と教えてくれた。


社長マジゴミだな。てか私そんな絶対王政だなんて、してないよ?と思ったが、ここを黙って話を聞く事にした。


「そして三人が黙った所で」でこう言いました。


「幸皇かんなが来た。迎えに行って来い。」そして、花火とキララの二人が迎えに行き、VSTARの登録者トップ10が集まり、社長は話し出しました。


「おそらくだが、猫犬ウサギが近々転生して、Vtuberとして復活する。奴のVtuberとしての才能はピカイチだ。誰一人として気を抜くな。そして現在休んでいる奴らも、今日限り復活しろ。」そして、社長はそれだけ伝えると会議室から出て行きました。



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[一言] 社長地味に勘がいいな
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