表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/139

放送事故

愛さんと魔白さんも私を助けに来て、何だこれ?と完全に意味が分からない。とまーちゃんが困惑していたので、どういう状況か説明しようとしたその時、


「名瀬さん。どうしてここにいるんですか?今日はオフコラボ配信があるんじゃ無いですか?」と愛さんが言うと、


「オフコラボ?……しまった‼️すっかり忘れてたぜ‼️やべ早く行かなぇと間に合わねぇ❗️」とかなり焦っていた。


そういや、告知してたな。私もこの状況だからすっかり忘れていた。とりあえず私は、状況を話したかったので、


「まーちゃん。コラボ終わったら会える?」と聞くと、


「勿論だぜ❗️いくらでも時間作るぜ❗️」と言って、急いで出て行った。


そして、まーちゃんが出ていくと、


「お久しぶりですね。奏さんに志保さん。」と優奈さんが奏さんと志保ちゃんに挨拶をしていた。


そして、


「早速ですが、一つ提案があります。私の愚かな判断であかり様を誘拐してしまったので、その慰謝料としてこの家を事務所として、使ってくれませんか?」とさっき私に言った事を奏さん達にも話した。


奏さんは、「え?良いの?ありがとう。」とあっさり承諾していた。


いやこんな駄目だよ。と言おうとしたが、


「ですが、この家をプレゼントする代わりに一つだけ頼みを聞いてくれませんか?」と言い出した。


それに対して、


「ウサギ先輩を誘拐しといて、これ以上要求するつもりですか?やはり殺しますか。」と志保ちゃんが言ってるが、優奈さんはそれをガン無視して、


「私をvchuに入れてくれませんか?」と言ったのだ。


え?優奈さんがVchuに加入❗️と驚いると、


「無理ですね。実力不足です。最低でも3000万には登録者が欲しいです。」と断った。


あ、断るんだ。と思っていると、


「3000万いったら加入しても良いんですね。では、頑張らせて頂きます。」と言ったのだ。


そして、


「あ、そうだ、私、天廻ルアン様のスポンサーなりたいですが、なっても宜しいですか?」と言ってきた。


え?スポンサーに?これからデビューする訳だから、私の宣伝能力0だよ?と思っていると、


「そう言った話は、私が対応します。」と愛さんが話す事になった。愛さんが話してる間、私達は、優奈さんが特注で作らせた、500インチのテレビで、まーちゃんのオフコラボ配信を見る事にした。


まーちゃんのオフコラボの相手は、

VSTAR6期生、天川雷子だ。天川雷子、本名、天野圭。まーちゃんが入っている不良グループのトップだった人で、デビュー時期は、まーちゃんの方が先輩なのだが、リアルの方では圭さん方が先輩の為、菜花魔白は、後輩の天川雷子に敬語を使うという面白い状態が見えて、視聴者から評判のいいコンビだ。


そして、今回は、天川雷子の方で枠を取っているみたいなので、配信を覗くと、 


「まーしろおぉー私とのコラボに遅刻するとはいい度胸してんじゃん?舐めてる訳?」


「いや、その本当に面目無いです。」


チャット

上位のメッセージ745万

《説教ww》《怒ってるww》《怖》《遅刻する魔白ちゃんも可愛い》《怒ってる雷ちゃんも可愛い》《ペラペラメロン、¥50,000。これで魔白んを許してあげて。》《魔白んを怒らないで》《雷ちゃん魔白ちゃんが来てから声のトーンが上がってる》《ツンデレだ》


「まぁいいや。で?何で遅刻したの?」


「いやそれはちょっと言えないです。」


「は?何で言えない訳?マジで舐めてんのアンタ?」


チャット

上位のメッセージ911万

《空気悪くね?》《空気不味く無い》《あれガチで怒ってない?》《声のトーンガチじゃない?》《やばくね?》


「遅刻しといてその態度舐めてんの」


「いつまでデカいツラしてんだよ。」


「あ❗️今なんて言った❗️」


「いつまでもデカいツラしてんじゃねぇよクソアマ‼️」


「んだと‼️表でろ‼️」


配信は終了しました


………………え?何でこうなった?まーちゃんが私と会った事を隠そうして喧嘩に発展した。


これは放送事故だ。ヤバいなヤバいな。ネットを見ると、色んな意味で大盛り上がりだ。


さて。如何したものか。そう思っていると、


「あかりちゃん何があったの?」と愛さんが私の所に来て、


「今、名瀬さんのマネージャーから助けてと連絡があったんですけど。」と言ってきた。


私が事情を説明すると、


「なるほど。そんな事が。」と言い、


「今追加でメッセージが来たんだけど、二人ともガチの殴りあいをしてるみたいだね。どうする?」と聞かれたので、


「とりあえず止めに行く。」と答えるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ