口封じをしよう
今なんて言いました?
とショコラちゃんが日向さんに聞いている。
日向さん上手く誤魔化してよ。と私が願っていると、
「いきなり何言ってるの?私何も喋って無いけど?耳大丈夫?良い耳鼻科紹介しようか?」と言った。
「誤魔化さないで下さい。今、あかりさんって良いましたよね。そこにいるんですか?」
これ駄目な気がするな。
「誰がここにいるっていうの?私一人だよ。」と言ってるが、
「ヒビキ先輩って私と話す時声のトーンもっと低いですよね。今のトーンで喋る時ってウサギ先輩の前だけなんですよね。そこにいますよね。ウサギ先輩?」
駄目だな。完全にバレてるな。もうこれ誤魔化すの無理だなと諦めていると、
「ヤバイヤバイどうしよう奏バレちゃったよ‼️」と焦って奏さんの名前も呼んだ。
「奏?………確か2期生の轟かなめの名前が奏だったはず。ヒビキ先輩?ウサギ先輩だけで無く、轟かなめとも一緒にいるんですか?これは報告しないと、」とショコラちゃんは言ってる。
ヤバイ。マジでどうする。と私も焦っていると、奏さんが日向さんからスマホを取り上げ、私に渡してきた。そして、「お願い。」と言ってきた。私に電話しろって事?
……まだ通話中。て事は報告はまだ。だったら口止めをするしか無い。私は、覚悟を決めて、
「ショコラちゃん元気?」と言うと、
「ウサギ先輩。今助けに行きますからね。」とショコラちゃんが言い出したのだ。
助けに来る?どう言う事?と思っていると、
「ヒビキ先輩に誘拐されて、監禁されてるんですよね。あの女接近禁止が我慢できずに、暴走して、ウサギ先輩を誘拐して監禁絶対に許さない。ウサギ先輩すぐに助けに行くので、今の場所を教えて下さい。」と良くわからない勘違いをしていた。
えー何でそんな勘違いするの?まぁ確かにショコラちゃんは、少し思い込みが激しい所があるからな。と私が考え事をして、黙っていると、
「口を塞がれている?許せない‼️ウサギ先輩の口を塞ぐなんて‼️そして、喋れないウサギ先輩にエッチな事をするつもりなんだ‼️」
と叫んだ。思い込み激しすぎでしょ。と思って日向さんの方を向くと、
「エッチな事。………悪く無いかな?えへへ」
あ。これ危険だわ。「やば」と私が呟くと、
「ウサギ先輩‼️無事だったんですね。良かった‼️今助けに行きます‼️」とやっぱり勘違いしたままだ。なので、
「私は、大丈夫だよ。それでショコラちゃんにお願いがあるの。」と言うと、
「助けて欲しいんですよね。任せてください‼️」どうやっぱり話を聞かない。
どうやって納得させようと困っていると、私を抱きしめてる志保ちゃんが、
「黙れクソ底辺。ウサギ先輩の話をちゃんと聞けないとかファン失格ですね。」と喋り出した。
「その声は、白糖トバリ。何故貴方がそこにいるのか知りませんが、私がファン失格?そんな事はあり得ない。私はウサギ先輩が凄く好き。」と聞こえてくる。
うん。嬉しい。正直、20期性のショコラちゃんとはそんなにコラボとかした事無いけど好きでいてくれて嬉しい。そう思っていると、
「ファンならウサギ先輩の話をしっかり聞く事ですね。それから、私は元とはいえメンバー。先輩を使ったら如何ですか?」と志保ちゃんが言うと、
「そうですね。トバリ先輩。ウサギ先輩ごめんなさい。私暴走してました。ちゃんと話し聞かせて貰います。お願いって何ですか?」と聞かれたので、
「私の事黙っててくれない。」と言うと、
「分かりました。」
「奏さんと志保ちゃいや白糖トバリの事も黙ってて貰っても良い?」
「分かりました。」
これで良し。口止め終わり。と納得して、日向さんにスマホを返した。
「それじゃ夢崎先生の連絡先頂戴ね。」と言って切ろうとすると、
「結局何で夢崎ママの連絡先が欲しいんですか?まさか、白糖トバリの」
やべ気付かれる。と思っていると、奏さんがカンペを見せてきた。
……これを読めって事?しかも低音ボイスで?本当に大丈夫かな?と不安を覚えたが、再び日向さんからスマホを借りて、
「ショコラ余計な詮索はするなよ。何も考えなくて良い私の事だけを考えていろ。私との約束だ。守ってくれるか?」とカンペ通りに読むと、
「ブッフアァァアアァー‼️」とスマホの先から変な音が聞こえた。
「鼻血か。」「吐血もある。」「血管も数本いきましたね。」と冷静に言ってる。ショコラちゃん大丈夫かな?と私が思っていると、
「約束は守ります。そして、夢崎ママの連絡先は送りました。最後にウサギ先輩。愛してます。貴方の事が大好きです。」そう言ってショコラちゃんは電話を切った。
ショコラちゃん大丈夫かな?と私が心配でいると、
「じゃあ夢崎先生に電話しますね。」と日向さんは、ショコラちゃんから貰った電話に電話を掛けると出なかった。まぁそんな直ぐには出ないか。と思っていると、
「そういえばあかりさんのオリ曲完成しましたよ。」と日向さんが言うのだった。




