口論
めちゃくちゃヤバい事を言いながら近づいて来る日向さん、配信でも一度も喋った事のない、私の出生体重を知ってる、奏さんと志保ちゃん。
……誰もまともな奴がいない。正直逃げたいが、無理なので、私は全てを諦めた。すると、
「あかりさん‼️会いたかったです‼️」と日向さんが私に抱きついてきた。
……何でこうなったんだろ?私が辞めるまでは、普通だったのに。そりゃ3日に一回は必ず電話がかかってきたし、メールでのやり取りは毎日してたし、週に一回は必ず私の家に来て、「補給しに来ました」って私の顔は1時間眺めてたけど、
こんなに強く抱きしめられた事は無かった。本当にどうしてこうなったんだろ?私が辞めてメンタルを壊しちゃったの?私のせい?などと悩んでいると、
「ウサギ先輩から離れて下さいよ。蓬莱先輩❗️」と志保ちゃんが、日向さんを殴ろうとしていた。
不味い❗️流石に本気は出さないと思うけど、志保ちゃんのあの凄い力で殴られたら、日向さんが怪我しちゃう。そう思って、
「辞めて‼️」と私が叫ぶと、志保ちゃんの拳は日向さんに届く事は無かった。だが、拳の風圧で、日向さんの服が破れた。
え?こんな勢いで殴ってたの?当たったら大怪我じゃないの?と考えたが、きっと脅しのつもりだろう。寸止めするつもりだったらんだろう。と思う事にした。
ちなみに服が破れたのに日向さんは私から離れてくれない。下着見えてますよ?いくら女の子同士だからって良くないよ。
と思っていると、
「へっ?どうしてここにトバリちゃんがいるの?」と言い出した。
え?今?気づくの遅くない?と驚いていると、
「あかりさんの事だけ見てたから気づきませんでした。」と私に笑顔を見せた。
……だいぶ元気になってるな。この前会った時とは違って元気になってくれている日向さんは嬉しいが、良い加減に離して欲しいな。
と思っていると、「日向とりあえず着替えな。」と奏さんが日向さんを引き剥がしくれた。
そして私を抱きしめて来た。
………状況変わってなくね?日向さんから、奏さんに変わっただけなんだけど?と思ったがもう無駄なので諦める事にした。
そして、日向さんが着替え終わると、「連れて来たよ。あかりちゃん一緒にいても遜色しない子を。」と日向さんに伝えた。
連れて来たよって連れて来たの私なんだけど?と思っていると、
「ちなみに連れて来たのはあかりちゃんだよ。やっぱあかりちゃんはセンスが良いよね‼️」といきなり私を褒め出した。
「マジでセンス良いよ❗️VSTAR一の天才は間違いなく猫犬ウサギだった。でも二番目って誰?ってのはずっと謎だった。登録者が二番目のシャルル・クロノアール?同接が二番目の幸皇かんな?スパチャが二番目の菜花魔白?それとも二番にデビューした、鉱石ルビー?いずれも登録者億越えの大物Vtuberで、世界トップ10に入ってるけど、猫犬ウサギと並べると、見劣りする。」
と語り出した。そして、
「でも白糖トバリだけは違った。猫犬ウサギと並んでも唯一見劣りしなかった。VSTARでは、猫犬ウサギしか持ってなかった、見た人を虜にするという、圧倒的なスター性を白糖トバリも持っていた。全員が憧れて、隣に立ちたいと思ってた、でも私達の持つ才能じゃそれは叶わなかった。それをデビューしたばかりの新人にされて、憎かった。殺したかった。でも認めざるを得なかった。」と最後に怖い事を言い出し、
「なのにコイツはクビになった‼️私達が出来ない事を簡単にしたのにすぐにクビになった‼️」といきなり怒り出した。
え?え?何で怒るの?奏さんも志保ちゃんいたメンバーに入れるの賛成してたじゃん。と思っていると、
「そうだ。今まで、思い出したくなかったから、忘れてた。トバリちゃん。貴方はウサギ先輩を一人にした‼️圧倒的に輝き続けるウサギ先輩を一人にしたんだ❗️貴方さえ残っていれば、ウサギ先輩を一人にする事なんて無かったのに‼️」と日向さんまで怒り出した。
何で?しかも怒っているのが私の内容っぽいからなんか気まずい。と思い、志保ちゃんに目を向けると、
「轟先輩と、蓬莱先輩に私の何が分かるって言うんですか?」とこっちはこっちで怒ってる。表情自体は無表情だがこれは完全にキレてる。
奏さんも日向さんもそれに気づいているが、止まらない。
「分かる訳無いじゃん‼️【天才】のアンタの考えてる事なんて‼️デビューして、一ヶ月で、私を追い抜いたアンタの考えてる事なんて‼️」と奏さんは良い、
「分かる訳ないじゃ無いですか。貴方はウサギ先輩と同じ【天才】ですけど、ウサギ先輩ほど貴方を見て来た訳じゃない。好きになって知ろうとした時には貴方は居なくなった。二推しになってたのにいきなり居なくなった。貴方こそ私の気持ちが分かるんですか‼️」
ファン目線の怒りかよ。とツッコミを入れて、再び志保ちゃんの方を見ると、目が会った。そして、
「轟先輩と蓬莱先輩の言ってる事は間違っています。私の才能は、ウサギ先輩には届かない。」と言うのだった。




