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皆んなに紹介

壁を登り切った後に、志保ちゃんは、私と一緒にデビューしてくれると言ってくれた。


「ありがとう志保ちゃん。」と私が言うと、


「お礼なんて言わないで下さい。私がやりたくてやるんで。所で私以外にも同期っているんですか?」と聞いたので、二人の事を話すと、


「天道ミカ?神楽りり?誰ですかそのVtuberは?」と言っている?


あれ?志保ちゃんが捕まる前から二人ともデビューした筈だよ。と思いながら、二人について詳しく話すと、


「全然分かりませんね。てか、フェアリーズとラブランドって何ですか?そんな底辺事務所所属の底辺Vtuberを私知りませんよ?」と言ってる。


……底辺事務所じゃないし、底辺Vtuberじゃないと言いたい所だけど、説明しても無駄だな。と私は諦めて、


「ねぇ志保ちゃん?どうやってここから降りるの?多分100Mは高さあるよ?」と聞くと、


「私は飛び降りても大丈夫なんですど、ウサギ先輩と一緒に降りるとなると少し危ないかも知れませんね。」と言ってきた。


一人なら大丈夫?ここから飛び降りて?あり得ない❗️と思ったが、さっきこの壁を登ってるから有り得なくはないかと納得して、


「危ないのは良くないから、ケーナ大統領を呼ぶ?」と言うと、


「それは大丈夫です。私あの人嫌いなんで。それに危ないって言ってもウサギ先輩には怪我一つ負わせませんよ。せいぜい私が骨折するくらいじゃないですか?」と言ってる。


骨折だけで済むんだ。てそんな事はどうでも良い。志保ちゃんに骨折なんてさせたく無い。どうすれば良い?ケーナ大統領を呼べばすぐだが、志保ちゃんは会いたくない。だから私を抱えて、壁を登ったんだろう。そんな志保ちゃんの思いを無駄にしたく無いけど、どうすれば良いのか分からない。その時、私はあの言葉を思い出した。


「私は、ウサギ先輩が大好きです。嫌、愛してると言っても過言じゃありません。だから、ウサギ先輩が頑張れって言ってくれるだけでいくらでも頑張れるし、普段以上の力を発揮出来ます。だから、そんな顔しないで下さいよ。こんな怪我なんて事ありません。ウサギ先輩が一言、頑張ってと言ってくれるだけで、良いんですよ。そして出来れば頭を撫でて欲しいです。そうすれば更に頑張れます。」


………この言葉を信じるか?いや信じよう❗️


「ねぇ志保ちゃん?」


「どうしましたウサギ先輩?」


「二人とも怪我しないように頑張って降りよう。」と言うと、


「もっと命令系で言ってくれませんか?」と言われた。


え?命令形?……こんな感じかな?


「志保❗️私を抱えて飛びなさい❗️私と貴方どちらが怪我をしても許しません❗️もし出来たら褒美に頭を撫でて上げます。」と言うと、


「喜んで‼️」と志保ちゃんは、私はお姫様抱っこをして飛び降りた。


………ヤバい怖い。マジで怖い。でも、志保ちゃんを信じよう。


「志保ちゃん頑張って」と私が目を瞑りながら何度か呟いていると、


ドゴオォォン‼️と大きな音がして、目を開けると、


「怪我なしです。褒めて下さい❗️」と笑顔の志保ちゃんがいた。


ははマジ出来るんだ。志保ちゃん本当に人間?などと思ったが、


「すごいね志保ちゃん。」と私は頭を撫でた。


そして私がどうやって帰ろう?と思っていると、ケーナ大統領からメールが来てた。


内容は、車はプレゼントするからそれで帰って。私は、こっちで色々仕事があるから。と書いてあり、後署長の住所も書いてあった。


この鍵を使えってこと?………署長の思いを無碍にする訳にはいかないか。


私は、ケーナ大統領の車を運転して、署長の家に行った。そして、署長家の金庫からお金を取り出して、後、私のポケットマネーから、この倍額くらい出して、あの監獄に寄付しようと思う。これで、署長達の生活が良くなれば良いな。と考えながら、私は、ホテルに向かい、


そのまま一泊して、日本に帰る事になった。


そして、日本に帰った私は、奏さんにメンバーを連れて来たから、奏さんに家に皆んなを集めててと連絡を入れた。


そして奏さんの家に着くと、


「ねぇねぇあかりちゃん❗️どんな子を連れてきたの?」と奏さんが家から出てきた。すると、


「私ですよ轟先輩。」と志保ちゃんが窓から顔を出した。それを見た、奏さんが、


「は?トバリ?」と意味が分からない顔をしている。


「どうしました轟先輩?私何かしましたっけ?」と聞く志保ちゃんに対して、


「いや何もしてない。アンタが来るなんて思って無かった。でもそうだね。アンタなら大丈夫だね。」と納得して、家に入れてくれた。


そして、家に入り、南さんと葵さんの前にたつと、


「貴方達が底辺Vtuberの天道ミカと神楽りりですか?」と聞いたのだ。


いや怒るでしょ❗️とおもっていると、


「「そ、その声は、白糖トバリ‼️」」と志保ちゃんが白糖トバリだと言う事に気づき怒るどころじゃないみたいだ。


まぁ志保ちゃんは、ある意味伝説だからな。もはやアーカイブも切り抜きも何も残ってないから、この声がまた聞けて嬉しいんだろう。


と言う事で、これで、アイドルVtuber事務所Vchuの一期生メンバーが揃ったぞ‼️


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