鉱石ルビー
鉱石ルビー。本名、赤石かのん。VSTAR一期生としてる活動しているVtuberで、VSTARから二番目にデビューしたVtuber。
年齢は猫犬ウサギと同い年の為皆んなから可愛がられており、猫犬ウサギと最も仲がいい為、猫犬ウサギの事に付いてメンバーから良く相談を受けている。そのおかげもあってか、猫犬ウサギと絡んでも誰も文句を言わないたった1人のVtuberでもある。
デビュー当初こそ人気が無かったが、徐々に人気を付けて、登録者トップ10にまで上り詰めた努力家でもある。
「会いたくて来ちゃた。」とにっこり笑う彼女を眺めていると、
「あかりん?どしたの?鳩が鉄砲で撃たれたみたいな顔して大丈夫?」と言って来たのだ。私はその言葉を聞きふふと笑ってしまい。
「それを言うなら鳩が豆鉄砲食ったような顔じゃない?かののんが言った例えじゃ私今にも死にそうな顔してるって事になるよ?」と言うと、
「そうかな?まぁ今はそんな事どうでも良いじゃん❗️会いたかったよあかりん‼️」と嬉しそうに抱きついてくるかののんに私は、
「私もかののんに会いたかったよ。」と抱きしめ返した。
そして感動の再会をした私達は、ご飯を食べに行く事にした。場所は勿論、
「やっぱ私達といえばここだよね。」というかののんに私は大きくうなづいた。
そう私達が食べに来たお店は、少しだけいいフレンチ料理屋だ。
ここはかののんが初めて私に奢ってくれたお店だったのだ。当時私は、人気があったがかののんはあまり人気があるといえず、社長が抜くお金や、実家暮らしで家にもお金を入れないと行かないで、自分のお金があまり無く、遊びに行く時は、殆どが私持ちだった。
私としては、お金の使い道が無かったので、友達との遊びに使えて最高という感じだったのだが、かののん的には、毎回奢って貰って悪いと思っていたのか、私達超人気ユニット、真紅の瞳を結成して一年たった日に予約してくれたお店だったのだ。
当時の私達は、まだ13歳でこんなお店来た事が無かったのでとても美味しかった記憶がある。
それからは、鉱石ルビーも人気になりお金を稼ぐようになり、あのお店よりいいお店に行けるようになったが、2人でご飯に行く時は絶対にこのお店なのだ。
ちなみにこれは裏話だが、実はこのお店一度潰れかかったのだが、私達が出資して立て直した事があるのだ。そして、
「あかりちゃんにかのんちゃんじゃないか❗️久しぶりだな❗️」オーナーが気さくに話しかけて来た。
そう7年も通ってるのだ。オーナーとは顔見知りだ。
そして、「じゃあいつもの席に案内するよ。」と言い私達をいつもの席に案内してくれる。
オーナーは私達の正体を知っている。何故なら、出資した時に正体を明かしたからだ。そして、それ以降は、わざわざ防音室を作って私達専用のスペースを作ってくれたのだ。
そして私達は席に着くと、
「しっかし酷い炎上だね。これって奏さんの作戦?」と聞いて来た。
うーんどうだろ?奏さんの作戦の内ではあると思うけど、あそこまでやったのは葵さんの独断だろうしな。なので、
「分かんない。」と答える事にした。
それから料理はどんどんと運ばらら来て、今はデザートだ。デザートを食べながら、かののんは、
「でもこんだけ炎上って本当久しぶりだよね。VSTARがいよいよ邪魔してるのに、いまだにトレンド5位で炎上してるよ。すごいね。」
はい。マジですごい炎上です。と黙って私が頷くと、
「本当アレ依頼だよね。禁忌ぶり?」というかののんに私が嫌な顔をすると、
「ごめんごめん。この話は嫌いだよね。じゃあ最後にあそこに行こうよ。」とデザートを食べ終わったかののんはそう言ってきた。
あそこ?何処だろ?と思いながらも私達は、オーナーに挨拶をして店を出た。
そして私達が向かった場所は、
「ここ覚えてる?」というかののんに対して私は、
「え?ごめんここ何処?」と聞いていた。
いやごめんね?マジで記憶に無いんだけど?え?ここ公園だよね?なんの変哲もない。え?知らない知らない。と私が困惑してると、
「………………ごめん場所間違えた。」とかののんが申し訳無さそうに言ってきた。
そりゃ知らないわ。と思っていると、
「まぁあの場所に行くのは別の機会でいいや。今日ねあかりんに会いにきたのは、会いたくなったってのが一番の本音だけどもう一つ理由があるの。」と言い、
「勝負しようよ。私あかりんに勝ちたい。ずっとずっと猫犬ウサギのオマケとして見てこられなかった。悔しかった。でももう猫犬ウサギはいない。だから、もうあなたのオマケとしては、見られない。私は、あかりんに勝ちたい❗️」と言われた。
うんうん。いいよね。やっぱり私を敵として見てくれて嬉しいな。私に勝ちたいってメンバーは何人かいるけど、それは敵では無く、越えるべき目標としてだ。でも、かののんは違う。完全に私を敵として認識してる。だから、
「勝てるといいね。じゃあ明後日デビューするからよろしくね。」と言い私達は別れるのだった。