表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

119/136

雨美るるは失敗?

さて、音割イチカがデビューしてから1日がたった。


今日デビューするのは、葵さん、雨美るるだ。


デビューなんだけど、正直厳しいよなー。と私は1人思っていた。


昨日の音割イチカの配信が思ったより、バズった為、VSTARは全勢力を掛けて、潰しに来てる。けどまぁ今日デビューするのは確定してるからな。


まぁ考えても仕方ない。葵さんにVSTARの妨害に負けないくらい頑張って貰えばいいか。とその時の私はそんな事を考えていた。


考えていたんだけどね。まさかこんな結果になるとはね。


あの後、雨美るるはアイドルVtuber事務所Vchuからデビューした。


だがそのデビューは華やかなものでは無かった。 


VSTARが本気でうちを潰してきてるせいで雨美るるの初配信は全くといっていいほど伸びなかった。


いやそれどころか0だった。そう同接0だったのだ。


………………うん。正直何て声を掛ければいいのか私は分からなかった。だって葵さんがめちゃくちゃおちこんでるからだ。


本当にどうすれば良いんだ?どうすれば葵さんは立ち直ってくれるだろう。と考えていると、


「全く非常に情けない結果ですね。」と言いながら志保ちゃんが現れた。


志保ちゃん空気読んでくんない?と言おうとすると、


「大丈夫です。私もしっかりと考えて発言してるので。」と私に言い、葵さんの元まで駆け寄り、


「実力が無いやつに何の価値も有りません。貴方みたいゴミがウサギ先輩の同期?笑わせないでくださいよ?」


「………………」


「何黙ってるんですか?てか辞めてくれません?所詮同接0今辞めたら、元々そんなメンバーはいなかったて事に出来ると思うので消えて下さいよ。」と淡々と告げる志保ちゃん。


コイツマジか?私は正直志保ちゃんにドン引きしていた。まさかここまで死体蹴りするなんて、驚きのあまり声を出す事も出来なかった。しかも追い討ちはまだ続いたのだ。


「……反応無しですか。……そうだ選ばせて上げます。今すぐ辞めるか。死ぬか。選んで下さい。」と言い出したのだ。


マジでコイツ何言ってるんだ?考えて発言してるって言って無かった?と思い、口を挟もうとすると、


「私が失敗したのは実力が無かったから。私のせいで、推しに迷惑を掛ける。推しの役に立てない。捨て石にすらならない。だったら死んだ方がいいな。」と呟き出した。


え?ヤバいヤバい‼️変な事考えてると私が大慌てすると、


「大丈夫ですよウサギ先輩。」と志保ちゃんが言ってる。


いやいや大丈夫な要素一つも無かったでしょ‼️と思っていると、葵さんは立ち上がり、


「私は、推しの為に捨て石になる。その為にバズらないといけない。でも私の実力じゃVSTARのメンバーを差し置いてバズる事は出来ない。だから、私は神崎葵として死んで、神楽りりとしても死ぬ。」と言い出した。


……………どういう事だ?神崎葵として死ぬ?そして神楽りりとしても死ぬ?………………どう言う事だ?


と思っていると、葵さんは電話を取り出して、何処かに電話を掛けた。そして、


「今からラブランドの公式チャンネルで一本の動画が上がります。それを見て下さい。」と言ってきたのだ。


どう言う事?と疑問に思いながらも私は、スマホを取り出して、ラブランドの公式チャンネルに上がった動画を視聴する事にした。


えーとタイトルは、神楽りりからのメッセージというものだった。


え?どういう事?と思いながら私が視聴を続けると、


そこには、顔を出している葵さんがいたのだ。


え?いや?は‼️顔出し‼️いやいやVtuberがしたらダメな事ランキング堂々の一位じゃん‼️何してると思っていると、動画の葵さんが語り出した。


「久しぶりね蛆虫共。神楽りりよ。今日は蛆虫共に話したいことがあったからこの場を設けさして貰ったわ。」


「私は、私の本当の名前は、神崎葵。年は、31歳で今年32歳。皆んなには彼氏いないって言ってたけど、彼氏がいるの。しかも、三人。1人、幼稚園からの幼馴染。1人は、貢いでいるホスト。そして最後の1人が、今、この動画撮ってくれているカメラマンさん。……………………」


その後、葵さんの話は続きありとあらゆることを話していった。


ファンに貢がせたお金でホストに貢いでた事。病気で配信を休んでいた時期は嘘で妊娠していた事。など、まだまだあるが、信じられない裏話話した。


正直同じ業界にいるはずなのに、そんな裏話を私は一切聞いたことが無かったので驚きが強かった。


そして裏話が終わった後、


「今話した事は全部本当です。そして私神崎葵は、アイドルVtuber事務所Vchuに無理矢理入りました‼️」と言ったのだ。


え?何を言ってる?


「私は、たまたま仕事で知り合った寿なのはを脅して力づくで加入しました。」と言ったのだ。


いやいやマズイって。いくらVSTARが圧力掛けててもこんだけヤバい話すれば流石にバズるよ。いくら何でもこれはダメでしょ。と思っていると、


「ちなみに私の住所はここです‼️」と葵さんが自分の免許を見せた所で動画が終わった。


そして、「これで捨て石になれるかな?」と私に聞いてくるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ