(7)duel
「Do you need KATANA?」
「Yeah! I need KATANA」
「W・・・What do you use KATANA for?」
大島透は、恐る恐る核心に踏み込んだ。
道場に居座り続ける外国人男性は、その時ふっと口もとを緩めた。
「Don't worry,Girl. I'm not a murderer. KATANA use tiger hunting」
宮本真理子が顔を寄せて聞いた。
「おい、なんだって?」
「あの、虎狩りをするそうです」
「と、虎狩り?そんなのライフルでやるって相場が決まってるだろ」
真理子は、男性の見当違いの答えに呆れてしまった。
そして、
「言ってやりなよ。ここは、動物相手の武器は置いてないんだ、とね」
「は、はい・・・。We don't have weapons against anmal for」
透はそのまま訳して伝えた。
それに対して、男性からは冷たく声が返った。
「Man killing・・・」
それを透はそのまま呟いた。
「人・・・殺し・・・」
それを聞いた真理子は、さも当然とばかり、
「ああ、そうだよ。私たちは人を殺す武器の元締めだよ。あんただって、それを承知で買いに来たんだろ。だけど、あんた目が悪いようだし、持たせても扱い切れないヤツには売れないよ。だから、怪我する前にとっとと帰りな。さ、訳しな」
「は、はい。Yes. We are whole seller of weapons that kill peaple. But,sorry. You look bad.Then I can't sell it to a guy who can't handle it even you have it.
Go home before you got hurt」
透のそのたどだとしい英語でも伝わったのか、彼は髭に覆われた口をニヤリと浮かべてこう返した。
「If you say that, it's more strange to use a KATANA as a toy for girls and children」
「なんだって?」
「その・・・」
さすがに透もこれをためらった。これで真理子にどう火がつくか分からなかったからだ。
「はやく言いな!」
「は、はい。その、刀は女子供のおもちゃではないと・・・」
「な、何を!」
「きゃ!ごめんなさい、ごめんなさい」
カッと頭に血を昇らせた真理子に、透は思わず平謝りをした。
「バカ、あんたじゃないよ。どいてな。このオッサンは口じゃわからないみたいだ。うかつに、ここに来たことを後悔させてやる」
「Sorry. Don't angry girl」
さすがに言いすぎたと思ったか、男性はすぐに詫びを口にしたが、それがますます真理子の感情を逆撫でた。
「よおし、あんた、今から私と立ち会え!それで、私がただの女子供かどうか、思い知るんだね」




