05-04 ご招待しました
第二層に到達した翌日の、初音女子大学付属中等部。昼休みにいつものメンバーで昼食を摂る姫乃達だが、この日はいつもと違った雰囲気が流れていた。
「えぇっ!? ヒメちゃん、まだジンさんとリアルで会った事無いの!?」
「……ジンさんは、ヒイロさんのご友人でしょう? あれだけ仲が良いのだから、家に遊びに来たりとかしていても不思議ではないのに……」
今では親友と呼んで差し支えの無い恋と愛が、そんな言葉を呟きながら目を見開いていた。
きっかけは、何気ない会話からだった。昼食メンバーの一人であるクラスメイト【伴田千夜】……彼女には、幼なじみの恋人が居るそうなのだ。女子校に行ってしまい、中々会えなくなる前に……と、勇気を振り絞って千夜から告白したらしい。何とも微笑ましいエピソードで、姫乃達は興味津々にその話を聞いていた。
そこから始まる恋バナ、花のJCらしい話題である。
そして話を振られた姫乃が口にした、意外なる一言。それは姫乃がまだ、想い人である仁と現実では会った事が無いという言葉だった。
その言葉を聞いた恋と愛は、心底驚いてしまったのだ。なにせジンとヒメノは、AWOで二人を良く知る者からしたら既に恋人同士と思われてもおかしくない仲の良さなのである。
未だに驚いている恋と愛に、姫乃はしどろもどろになりながら言葉を続ける。
「ジンさんとお兄ちゃん、仲良くなったのもつい最近で……私がジンさんを誘わなければ、もしかしたらこうなってなかったかも……」
そんなもしもに、姫乃は難しい顔をしていた。普段は全盲であるという障害に負けない、明るく健気な少女である。その為、今の様な表情はクラスメイト達は見た事が無かった。
「あの……それじゃあ、その好きな人にはどこで出会ったの? もしかして、ネットとか?」
心配そうな表情で口を出したのは、同じくクラスメイトの【新田優】。千夜が活発そうな少女なのに対し、優は大人しそうな少女である。
「えぇと、VRゲーム……お兄ちゃんが、お父さん達にお願いしてくれて……あそこの中なら、私も、見えるから……VRゴーグル、パソコンに接続すればゲームも出来るし……」
今まで姫乃も……恋や愛も、三人以外の友人にVRゲームをプレイしている事は明かしていなかった。だから姫乃の言葉に、友人二人は意外そうな顔をする。
しかし、同時に納得してしまった。VR技術はゲーム等の娯楽だけではなく、医療においても活用されている。姫乃の持つVRゴーグルもその一つだ。
「それで、運命の人に出会っちゃったのね……良いな、何かロマンティック……」
うっとりした表情の優に対し、千夜は眉間に皺を寄せている。
「でも大丈夫? VRもネットの一つでしょ? ネットで知り合った人とかって、あまり信用し過ぎない方が良いと思うけど……」
千夜の言葉は間違っていない。というのも、昔からネットで知り合った者同士の間で起きる、トラブルというのは良くある話なのだ。
出会い系にSNS詐欺、ストーカー被害等がニュースで報道されるのも、未だに変わらないのである。
しかし、姫乃は笑顔を浮かべて首を横に振る。
「勿論、解っているよ。でも……ジンさんは大丈夫」
自信を持って言い切る姫乃に、千夜は難しい顔をして……そして、笑みを浮かべた。
「そっか、姫乃ちゃんがそこまで言うなら大丈夫そうかな」
「ありがとう、千夜ちゃん。心配してくれたの、嬉しいよ」
「むふー、友達だからねっ!!」
満足そうに微笑む千夜に、恋達も笑顔を浮かべる。
「でさ、そのジンさん? どんな人なの?」
千夜の何気ない質問に、姫乃達はうっかり素直に答えてしまう。
「忍者だよ!」
「忍者ですね」
「忍者としか……」
「「に、忍者……?」」
困惑するのも当然だ。普通に考えて「どんな人?」と聞かれたら、定番なのは「優しい人だよ」だろうか。他には「イケメンかな」とか「面白い人だね」とか、言い様がある。
なのに、第一声が「忍者です」なのだ。意味不明過ぎる。
……
その後も、姫乃達はAWOの話題で盛り上がる。すると、千夜が悔しそうな顔をする。
「楽しそうでいいなぁ……私もやりたいよー!」
「でも、VRドライバーって高いから……」
悔しそうなのは、優もであった。しゅん……としている辺り、庇護欲を掻き立てる。
「あ……ネットカフェなんかなら、VRドライバーが置いてあるはずよ?」
そう言ったのは、愛だ。彼女の言う通り、最近のネットカフェにはVRドライバーが置かれている所は多い。
個室で施錠可能、そして防犯対策も抜かり無い近頃のネットカフェならば、VRドライバーを使ってVR体験が可能なのである。
「AWOは今、話題作だから……駅前のネットカフェとかでも、プレイ出来ると思うよ」
そう言われると、プレイしたい欲が沸々と沸きあがる千夜。優も目を輝かせて、VR世界に思いを馳せ始めた。
「でもさぁ、ネットカフェのVRコーナーとかって、中学生だけで入れないし……」
そう……ネット犯罪等の防止の為に、中学生以下の少年少女はネットカフェでVRドライバーを使用する事は制限されている。これは未成年者……特に中学生以下の子供を保護する為の、法律として定められている事項であった。
ちなみに未成年者がVRドライバーを購入する際は、保護者の同意が必要とされている。未成年者だけで、VRドライバーを購入する事は出来ないのだ。
そんな訳で、ネットカフェでのVR初体験は難しい。そう考えた千夜と優は浮かない表情をしている。しかし、恋は何でもない事の様に口を開いた。
「大丈夫よ? 保護者が居れば良いのだから」
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その日の放課後、初音女子大学付属中等部から徒歩で移動する姫乃達。その行先は、徒歩十分の最寄駅だ。そこで彼女達は、二人の少年と待ち合わせをしているのだった。
「あぁ、来たね」
「……う、うん」
少女達を待っていたのは、整った顔立ちの少年。そしてその横に立つのは、ロフストランドクラッチという障害者用の杖を使って立つ、短髪の少年が居た。
「ジン……さん?」
VRゴーグルを通して、現実での姿を初めて見た姫乃。仁を見つめて、ぽけーっとしてしまう。
そんな姫乃の表情に、仁は何かガッカリさせてしまったのかと焦り始めてしまう。
――な、なんだろう……やっぱりAWOのアバターと違うから、ガッカリさせちゃったのかな……忍者じゃないから?
そんな不安が、仁の胸中を満たしていく。
しかし、その不安は的外れなものであった。何故なら姫乃の表情は、別の要因から来るものだったからだ。
――うわぁ!! アバターの髪形も素敵だけど、こっちの髪形も似合ってる……それに、髪の色が黒だから印象が変わって見えるよぉ……!!
つまるところ、見慣れた”ジン”ではなく、初めて見る”仁”にキュンキュンしているのだった。良く見ると、頬も赤らんでいるのだが……残念ながら、当の仁はテンパってしまいそれに気付けない。
しかしながら天下の往来で、見つめ合って黙りこくってしまう二人。片や杖持ち、片やVRゴーグル装着。目立つ、とても目立つ。
「はいはい、ヒメ。仁に会えたのが嬉しいのは解るけど、そんなに固まってたら仁も困るよ」
助け船を出す英雄に、姫乃はようやく現実回帰を果たす。
「ふぁいっ!? あ、ご、ごめんなさい……仁さん、初めて会えましたねっ!!」
そう言って、ふわりと微笑んでみせる。ちょっと照れくさそうな姫乃の表情は、AWOと変わらない。
「う、うん……姫乃さん。会えて嬉しいよ」
そう言って、仁も笑顔を浮かべてみせた。その笑顔はAWOのジンと同じで、姫乃は思わず口元が緩んでしまう。
――やっぱり、ジンさんだ……!!
ようやく、心奪われた人に会えた。それが嬉しくて、姫乃は満面の笑みを浮かべる。
そんな姫乃の様子に、恋達は自分達まで嬉しい気持ちになってしまった。笑顔をよく見せる姫乃だが、こんなに晴れやかな笑顔を見たのは初めてなのだ。
「ヒメちゃん、嬉しそう」
声を顰めた愛が、目尻を下げて恋に耳打ちする。それに恋も口元を緩めながら、小声で同意した。
「ジンさんに会いたがって居たもの。ようやく、念願叶った感じね」
そうは言うものの、恋もまた初めて会う英雄にドキドキしているのだが。アバターと違うのは髪の色くらいで、ジャ○ーズに居てもおかしくないイケメンである。
その為、恋も普段より笑顔をハッキリと浮かべている。笑顔、四割増し。
しかしながら、ここで時間を浪費するのはよろしくない。
何故ならば、中高生がネットカフェでVRドライバーを使用する事が出来る時間は限られてしまうのだ。
そこへ、黒髪をキッチリと整えたスーツ姿の女性が歩み寄る。
「恋お嬢様、お待たせ致しました。そちらのネットカフェで、人数分のVRドライバーが使用出来ると確認が取れました」
「ありがとうございます、鳴子さん。それでは皆さん、行きますか?」
保護者役の鳴子に返事をし、集まったメンバーに視線を巡らせる恋。千夜と優は、いよいよだ……!! とワクワク状態。仁と英雄は、普段とは違う場所でのフルダイブに興味を抱いていた。それは三人娘も同様である。
……
それぞれ割り当てられた個室に入る前に、ログイン後の行動を軽く打ち合わせする。
「キャラクター設定をしたら、私が迎えに行くね。私ならまだ顔が知れ渡っていないから」
愛が笑顔を浮かべながらそう言うが、その言葉に千夜と優は首を傾げてしまう。もしかして、愛以外って顔が知れ渡っているプレイヤーなのかな? と。実際には、全プレイヤー注目の的である。
各々が個室に入り、VRドライバーを起動。AWOは既にインストールされている為、待ち時間は無かった。
ジン達【七色の橋】のメンバーは、ギルドホームへログイン。和風建築の玄関口で、ハヤテを除くメンバーが集結していた。
「……あれ? ハヤテも入ってる?」
ジン達は日頃、パーティを組んだままログアウトするのが殆どである。その為、再度ログインするとパーティ状態は継続されている。
ログイン状態は、視界の端に映っているプレイヤー名とHPバー・MPバーで判断が可能。ログアウト時は、二つのバーが灰色に塗り潰された状態になるのだ。
「あ、言い忘れてた! ハヤテ、今日学校が創立記念日で休みだってさ。レベリングしているって」
唯一、隣の県に住むハヤテこと隼。他県とはいっても、県境に近い場所に住んでいるのだが。仁達の住む市までは、一時間もかけずに着いてしまうくらい近い。
最も今日は、突発的な駅前集合の号令だった。その為、合流は出来なかったのだ。
「とりあえず、メッセージを送っておこうか」
そう言ってシステム・ウィンドウをジンが開くと、玄関先に光が点る。
「わっ……これ、確か……」
「ポータルの起動だね。って事は……」
光は一瞬で人の姿になり、その輝きが収まる。そこには、ハヤテが立っていた。
「皆、お疲れッス!! 今日はいつもより早いッスね?」
自分の事を棚に上げ、ハヤテが全員に視線を巡らせた。
「ハヤテ、今日なんだけどさ……」
……
ジン達の事情説明に、ハヤテが大いに納得!! という表情で頷いた。
「そういう事ッスか。理解したッス」
そこで、ハヤテが笑顔を浮かべてアイネに視線を向ける。
「それだったら、始まりの町へお友達を迎えに行くの手伝うッスよ。北門からホームまでは徒歩ッスから、モンスターも出るし。俺が一緒なら、お友達二人に万が一は無いはずッス!!」
その言葉にアイネが嬉しそうな表情になり、頷いてみせた。
「ありがとうございます、ハヤテさん。ご一緒して貰って良いですか?」
「任せるッス!!」
ウィンクして、ハヤテがアイネと共にポータルへ歩み寄る。
「じゃ、お迎え行って来るッス!!」
「早めに戻りますので、お待ち下さい」
二人はそう言って、ポータルに手を触れる。そうするとシステム・ウィンドウが開き、転移先を問い掛けて来るのだ。二人は始まりの町を選択し、ゴールドコインを支払う。これで、始まりの町への転移手続きが完了だ。
光に包まれた二人を見送り、ジン達は周囲のフィールドについて調べる。
「あの森だと、レベル高いモンスター多いからダメだね」
「地底湖は綺麗な所だから、連れて行ってあげたい所かな」
「ログアウト前に、ギルドホームで軽くお茶にしますか」
「今が16時だから……二人は何時くらいまでなら大丈夫なんでしょうか?」
「ヒメノ様、お二人に事前に確認しております。19時までは大丈夫との事でした。帰りは私共が家までお送り致しますので」
VR初体験の千夜と優。彼女達をもてなそうと、ジン達は考えを巡らせていた。
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一方、二人を迎えに出たハヤテとアイネ。初ログインしたプレイヤーが初めに訪れる、お馴染みの噴水広場で待機していた。勿論、和装では無く変装用の装備を着用している。
「まぁ、ジン兄達だと変装しても良く見たらバレるッスね」
「イベント動画にいっぱい映っていたし……それに、皆さんカッコいいし綺麗ですからね」
そう言って苦笑するアイネの言葉には、自分と比べて……というニュアンスが込められている様に思えたハヤテ。それに気付いてしまったハヤテは、そんな顔をして欲しくないと思ってしまう。
それ故に、咄嗟に頭に浮かんだ言葉が口を突いて出てしまった。
「アイネさんだって美人だろ? 俺はレンさんやヒメノさんより、アイネさんの方が……」
そこまで言って、ハヤテは自分の言葉の意味に気付いた。これではまるで、口説いている様ではないか。
普段は冷静に物事を判断し、グループの中でも一歩引いた位置で全体を見る。そうしてチームのバランスを取る役割……ハヤテは、そういうタイプだった。
しかし、アイネを前にすると感情が理性よりも先走る気がする……あの日、【漆黒の旅団】を壊滅させた辺りから。
そんな言葉を向けられたアイネは……赤面していた。
「あ……あ、ありがとうございましゅ……」
「ご、ごめん……いきなりそんな事を言われても困るッスよね」
「い、いえ……大丈夫でしゅ……」
普段は凛としているアイネだが、呂律が回らない。
理由は簡単で、アイネもまたハヤテを意識してしまっているのだ。
元々、【七色の橋】に加入したのは同時。レベルもそれなりに近いので、共に行動をする事が多い。それ故の親近感があったのだ。
そこへ、先日のPK集団襲撃……そこで、ハヤテは身を挺してアイネを守ろうとしていた。その際に、誰にも伝えられなかった本音を吐露した。
明るく穏やかな表情の裏に隠された、彼の苦悩。それを目の当たりにした事……そしてそれを打ち明けられた事で、ハヤテに対する想いに変化があったのだ。年上の仲間から、放っておきたくない異性への変化が。
だから、アイネも何とか口にする言葉を選び……そして、伝えてみる。
「ハヤテさんも……素敵ですよ」
「……あ、ありがとう」
始まりの町の一角で、また一つ恋の花が花開く。惜しむらくは、この時間には制限がある事だった。
「ここがVRの世界か……」
「凄いね、どれも本物としか思えないよ」
二人の少女の声が、アイネの耳に届く。
「はっ……!! き、来ましたね!!」
「そ、そうみたいッスね……それじゃあ、お迎え任務を続行ッス!!」
照れ臭さを誤魔化す様に、二人は噴水の縁から立ち上がった。
……
無事に友人二人と合流出来たアイネが、二人を見つめて笑顔を浮かべる。
「ここではアイネって呼んでね。二人は、なんていう名前にしたの?」
先に返事をしたのは、千夜の方だ。
「私は【センヤ】にしたよ」
千夜……彼女は、本名をもじったらしい。
初心者装備に身を包む彼女のアバターは、青髪のショートヘアである。瞳も透き通る様な青で、活動的な彼女らしい。
そんな彼女の武器は、活発系美少女にピッタリなショートソードとラウンドシールドである。
「私のキャラクターネームは、【ネオン】にしてみたの」
対するお淑やかな少女の優は、名字の”新”から”ネオ”としようとしたらしい。しかし、それだと男性名の様に思える。そこで、”ン”を足してネオンとしたという。
そんなネオンは、ウェーブがかった長い髪をピンク色にしていた。瞳の色は、赤である。
背中に背負った魔導師の杖から、彼女の選択したプレイスタイルは魔法職と解る。あまり運動神経が良い方では無いと言っていたので、その為だろう。
「ふふっ……よろしくねセンヤちゃん、ネオンちゃん。あ、紹介するね。こちらはハヤテさん……さっき会った、ジンさんの従兄弟さんなの」
アイネに紹介され、ハヤテが若干緊張気味に挨拶をする。
「初めまして、ハヤテです。アイネさん達と同じ、ギルドメンバーッス」
そんな自己紹介をするハヤテを、センヤとネオンがまじまじと見る。
「成程……これがアイネちゃんの彼氏か」
「素敵な人だねー」
そんな二人の発言に、アイネとハヤテが顔を真っ赤にしてしまう。
「「か、彼氏!?」」
思わずハモった二人。センヤとネオンは「息ピッタリだー」なんて感心してしまうのだが、ハヤテとアイネはそれどころではない。
「ハ、ハヤテさんはまだ彼氏じゃないのよ!!」
「まだって言った……」
「アイネさんみたいな可愛い子に、俺なんて似合わないッスよ!!」
「可愛い、かぁ」
どんどん墓穴を掘って行く二人に、センヤとネオンは思った。
――これは、時間の問題だなぁ。
ファーストインパクトが何とか沈静化した、五分後。ハヤテとアイネは二人を連れて、移動を開始した。
「ジン兄達が待っているッスからね。めっちゃ楽しみにしてたみたいッスよ」
「ふーむ……ねぇねぇ、ハヤテさん? ヒメノちゃん達ってどういうプレイヤーなの?」
その言葉に、ハヤテとアイネは視線を合わせる。
――どこまで言おうか?
――ユニーク系は内緒にして、イベントで大活躍した辺りでどうでしょう?
頷き合う二人。ここまで、ほんの二秒程である。これで恋人ではないというのだから、この二人も大概だ。
「先月あったイベントで、かなーり派手に活躍したんッスよ。俺はその時は、まだジン兄達とはゲームで出会って無かったんッス」
「私もそうなの。だからイベントの動画を見て、ヒメちゃんとレンちゃんに学校で声を掛けたのよね」
「あー、あの時かぁ」
「そういえば姫乃ちゃんと恋ちゃんが、お昼休みに出た事があったねぇ」
そんな風に、和気藹々と会話しながら歩いて行く四人。話題は当然、ジン達の事だ。
そんな四人の会話に気付いて、尾行する者が居たのだが……残念ながら、四人はそれには気付く事が出来なかった。
ヒメノ・レン・アイネと昼食を共にする友人達が、物語に本格的に関わってきます!
彼女達の存在で、それぞれの関係はどの様に動くのか?
是非、お楽しみ下さい!
次回投稿予定日:2020/8/21