05-01 ギルドホームが完成しました
その日は丁度、土曜日の夜。翌日は日曜日で、少しばかり長くログインしていてもOKな日である。それに加えて、シオンにしては珍しい発言があった。事前に「今日は23時半まで延長して構いませんよ」と、レンに許可を出したのである。
それに伴い、ジンや星波兄妹も、ハヤテとアイネも、両親へ今日は23時半までログインする許可を得ている。無許可で遅い時間までログインしない辺り、良い子達であった。
その理由は、ジン達が今居る場所に関係している。【七色の橋】メンバーは全員、ギルドホームに集合していた。予定地……ではない。ギルドホーム、だ。
「……出来たね」
「うん……俺達の、【七色の橋】のホームだ」
ジン達の視線の先には、二階建ての和風建築。コの字をした造りで、中央の本館にあたる場所が集合スペースなのだろう。右側と左側に伸びる部分が、マイルームがあるスペースとなっているらしい。
ジンとヒイロの呟きに、一人の生産職人が振り返って笑う。
「どうだい、和風建築。レン君ご所望の日本庭園も完備だよ」
お馴染みの、生産大好きおじさんユージンである。生産に関しては、大体この人が居れば何とでもなる気がしてしまう。
「ありがとうございます、ユージンさん」
「素晴らしい出来栄えで驚きました。流石はユージン様でございます」
普段はレンの側に控えているシオンが、やたらと饒舌だった。それ程までに、ユージン製のギルドホームが素晴らしい出来だったのだ。
「二階建てですねー!」
「何か、やたらと落ち着く気がするなぁ」
「あっ、縁側がありますよ!」
「おぉ! そこでスイカ食べたいッスねー!」
「古き良き日本の田舎の光景だよねぇ……あ、池もあるな」
「そうですね。あ、ヒイロさん。鹿威しがありました」
「嬉しそうですね、お嬢様」
テンションアゲアゲ状態の少年少女達に、シオンさんとユージンさんはニッコリだ。
玄関から中に入ると、板張りの床。雰囲気たっぷりだ。
「左右に伸びる廊下の先が、マイルームがある区画だよ」
「何部屋くらいあるんですか?」
「現状、左右にそれぞれ十部屋だね。後で増やす事も出来るから、足りなくなったら声を掛けてね」
つまり、計二十部屋のマイルームがある訳である。
更にユージンが、それぞれのエリアについて説明していく。
本館の一階は大広間。畳が敷かれた区画と、板張りの区画が融合した和モダン風の部屋だ。
畳区画は襖を閉めることで、板張り区画と隔てる事も可能。ここでパーティーなども出来るらしい。
「全部畳にしなかったんッスね?」
「例えば、騎士風のフレンドさんを招いたとして……畳の上で正座する騎士、どうだい?」
「……シュールですね」
完全和風にしないで、和モダンを目指したのはそれが理由だったらしい。
「奥にキッチンルームがありますね!」
本館の奥側は、それなりに広いキッチンスペースだ。コンロや冷蔵庫などもある。ただし、見た目が木目調。
そんなキッチンスペースを見て、シオンが満足そうに頷いた。
「私も料理スキルを手に入れましたので、腕を振るいましょう」
メイドとして、やはり譲れない所らしい。
すると、アイネがシオンにほほえみかけ。
「あ、シオンさん! 私もお手伝いします、料理やお菓子作りが趣味なんです」
「かしこまりました、アイネ様。一緒に美味しいお料理を作りましょう」
「はい♪」
「地下には訓練スペースがあるよ。ギルドホーム内で戦闘行動が出来るのは、そこだけ。二階は大きく分けて三つの部屋があるね」
その三つは、まず中央の寛ぎスペース。和モダンな場所となっていて、外の景色が眺められる。林の中のはずなのだが、何故か林の外側にある湖が見えるのだ。不思議。
そんなリラクゼーションスペースの右隣には、ギルド倉庫がある。ここに、ギルドメンバーで共有するアイテムや資金を貯蓄出来る。
そして左隣が会議スペースだ。ここは下の大広間ほどは広くない。ここは主に、ギルドメンバー専用となるからである。とはいえ、後から拡張も出来るが。
「ちなみに、本館の裏に工房を用意させて貰ったよ。生産職人が加入した時は、そこを使わせてあげると良い」
ユージンの用意した工房と聞いて、良い設備なのだろうとヒイロは予感する。しかし、だからこそ難しい顔をしていた。
「生産職の仲間が入らなかったら、宝の持ち腐れになってしまいませんか?」
それに生産職が加入したらしたで、ユージンへの依頼が減ってしまうだろう。ここまで自分達を支えてくれた、腕利きの生産職人であるユージン。彼との付き合いは、今後も維持していきたい。これはギルドメンバーの総意である。
しかし、ユージンはカラカラと笑ってみせた。
「その時は、僕が出張して来ればいいのさ。君達も始まりの町では有名人だから、都合が良いだろう? ≪ポータル≫を有効化させて貰わなきゃいけないけどね」
もしかしたら、ユージンは始めからそのつもりだったのかもしれない。ギルド加入は辞退したものの、彼にとってジン達はお得意様だ。しかも上得意。
それを考えれば、出張くらい手間でも何でもないのだろう。
ちなみに≪ポータル≫とは、≪ポータルオブジェクト≫の略称だ。いわゆるワープポイントである。
「後はマイルームだね。それぞれのマイルーム用に、いくつか家具を用意してあるよ」
マイルーム……それは、個人の専用スペースだ。その言葉に、各自が胸を躍らせた。
「改良したい所、追加したい物があったらまたメッセージをくれれば良いよ。それじゃあ、今回はここらでお暇しようかな」
「あれ、もう帰っちゃうんですか?」
残念そうに言うジンに、ユージンが苦笑した。
「ギルドホーム完成の初日だろう? ギルドメンバーだけで、ゆっくり楽しんだ方が良いさ。またお邪魔するよ、それじゃあ良い一日を!」
にこやかに笑いながら、片手を上げて去って行くユージン。ジン達は、その背中が見えなくなるまで見送り続けていた。
……
まず、ジンの部屋。ジンは本館から東側に入って二つ目の部屋となった。
「おー、机と棚がある! 後は……これ、刀を置くヤツだよね?」
刀掛けという、刀を置く台座。それを見たジンは、何はなくとも≪大狐丸≫と≪小狐丸≫を置いてみる。
「……良いなぁ」
これぞ和風! といった感じの設備に、ジンは笑みを零した。
次に気になったのは、その上にある掛け軸だ。そこには何も書かれていない。
「自分で書くのかな……」
墨や筆が欲しいな……と思いきやこの掛け軸、ウィンドウから文字が打ち込める仕様だった。風情もへったくれも無いが、自由に書き換えられるのもありジンは嬉々としてウィンドウに文字を打ち込んでいく。
出来上がった掛け軸には、でかでかと『忍』の文字。ジンと言えばこれしか無いだろう、自分でも自覚していたらしい。
……
一方、ヒイロも掛け軸に文字を入力していた。
「……うん、良いかも」
そこには【七色の橋】の名前の由来である、『虹』という文字。ギルドマスター的に、これが良いと判断したのだろう。
ヒイロの部屋はジンの隣、本館から一番近い部屋だ。部屋の広さは十二畳くらいで、それなりに広かった。
「しかし、棚に机……これは何かな?」
上の方に取っ手がある壁。収納か何かだろうか? と思い、それを引っ張ってみたら驚きの事実。
「隠しベッド……やるな、ユージンさん」
更にベッドが収納されていたスペースには、小物を置いたり出来る棚がある。中々にお洒落だ。
……
その頃、ヒメノの部屋。彼女の部屋は本館から左手、一番目の部屋。一番目の部屋はサブマスターであるレンに譲ろうとしたのだが、レンはヒメノがそこの方が良いと言ったのでこうなった。
ヒメノは掛け軸のギミックにはまだ気付いていない。というのも、机の脇に添えられた物を見て和んでいたのだ。
「桜……綺麗……」
それは桜の枝で、枝の先には桜の花が咲いている。それを花瓶に活けて、飾られていたのだ。こういった気配りは、いかにもユージンらしい。
そんな中、レンとアイネがヒメノの部屋を訪ねた。
「ヒメちゃん、今大丈夫ですか?」
「レンちゃん、アイネちゃん? 大丈夫だよ」
すっかり呼び方も、敬語抜きも慣れたヒメノ達。
「あ、やっぱりヒメノちゃんの部屋にもあったんだね」
「という事は、アイちゃんやレンちゃんの部屋も?」
見るとレンは桃の花、アイネは椿の花の花瓶を持っていた。
「問題は、ユージンさんは私達の部屋割りを予測していたという事ね」
「本館からヒメノちゃん、私、レンちゃん、シオンさん……普通、サブマスのレンちゃんが一番手前と思うはずだよね」
そう、彼女達は先程その話をして、悩んだ末に決まった部屋割りがこれなのだ。なのに、ユージンはそれを予測して花を活けておいた事になる。
「あの人、本気で何者なんでしょうね」
……
その頃シオンはと言うと、マイルームの確認はそこそこに厨房を訪れていた。折角なので何か軽食を用意して、レンを始めとするメンバーに振る舞おうと考えたのだ。
そんなシオン、現在は冷蔵庫を開けて絶句していた。シオンは冷蔵庫の中から、食材を取り出そうとしたのではない。食材を収納しようと思っていたのである。だというのに、冷蔵庫の中には既にいくつかの食材が収められていたのだ。
そして、更には人数分のケーキが入っていた……メッセージカードを添えて。
『ギルドホーム完成おめでとう、ゆっくり堪能すると良い』
誰がどう考えても、あの男が犯人としか思えない。小粋なり。
「本当に不可思議な方ですね、行動を先読みされているのではないかと勘繰ってしまいそうです」
本日のお前が言うな案件である。イベントの最中、ヒイロとレンに送ったメッセージも、タイミングと内容がドンピシャだったのだから。
ともあれ、シオンはケーキを確認。それに合う紅茶を淹れようと、準備に取り掛かった。
……
その頃ハヤテは、マイルームではなく二階のギルド倉庫を確認していた。まだそこには何も収納されてはいない。
「とりあえず、この前のPK達から回収した品を……っと」
システム・ウィンドウを操作して、PKギルド【漆黒の旅団】がドロップした品を収めていく。スキルオーブに素材、武器や防具、消費アイテム。これがまた、とんでもない量だったのだ。
「よくもまぁ、ここまで貯め込んだもんだよ……とりあえず、目録でも作っといた方が良いか」
この棚はスキルオーブ、この棚は消費アイテム……といった具合に、整理整頓しながらアイテムを収めていく。中々に几帳面なハヤテだった。A型だろうか。
更には棚の段ごとに、誰が使うのに向いているかを分類している。一番上はヒイロの段、その下がレンの段……という具合だ。
その上で、何が保管されているのかを把握しやすいようにしようというのだから、ハヤテも何気に気配り上手な一面を持ち合わせていた。
「ハヤテー、シオンさんがお茶を淹れてくれたよー!」
敬愛する従兄弟のお呼びである。ハヤテは作業を中断して、扉の方へ向き直った。
「今行くッスー!」
この作業は、大至急やらなければならない訳では無い。現状をしっかりと確認した上で、ハヤテはギルド倉庫を後にした。
……
大広間に集まったジン達だが、その装いが少しばかり異なる面々が居る。
「あれ? ヒイロやヒメノさん、アイネさんは鎧を外したの?」
三人は普段着用している鎧を外し、普通の和服状態だ。アイネに至っては、片肌掛けにしていた和服をちゃんと着込んでいる。ちなみにそれは、レンもであった。
その為、ジンは三人が装備をいちいち外したのか? と考えたのだが、それは勘違いだ。
「ホーム内で鎧を着ていたら、落ち着かないからね。”非表示設定”にしているんだよ」
「私も、流石にこういったスペースであの着方は落ち着かなかったので……」
「ふふ、私もですね。なので、ヒメちゃんと同じ着方に変えました」
ギルドホームの中では、鎧や武器などはシステム・ウィンドウから非表示に設定する事が出来るのだ。これも、ギルドホームならではの設定である。勿論、フィールドではこういった設定は反映されない。
また、レンやアイネの装備は着方が選べる。袖をずらしたり脱いだりは、プレイヤー次第で自由に変更出来るのだ。二人共、現在は普通の和服の着方にしていた。
「成程ねー、こうか」
そう言って、ジンも試しに≪九尾の飾り布≫を非表示にしてみる。マフラーにしていた飾り布が首元から消え、ジンの口元や首が露わになった。
「ジンがマフラーしていない姿って、何か新鮮だね」
「私達が初めて会った時には、ジンさんはその衣装でしたからね」
「そう言えばそうかも。普段は外さないしね」
「ホームでは、普段と違う格好をするのも面白いかもしれませんね」
「それ面白そうッスね!」
そこで、ヒメノがある事に気付く。
「そういえば、ヒナちゃん達はどこでしょう?」
「自室でしょうね。折角ですから、呼びましょうか」
PACは基本的にギルドホームをあちらこちらへ歩いたり、その辺りに座ったりとAIによって様々な行動を取るように出来ている。しかし、自室を用意してあげればそこが主な待機場所になるのである。
ギルドメンバーは他の契約者のPACに声をかけ、契約者の許可が出ればパーティメンバーとして連れ出す事が出来る。自室を訪れれば、探す手間も省けるのであった。
そんな風に談笑して、ジン達は思い思いの時間を過ごす。
その日はレベリングやフィールド探索も無く、穏やかな一日を過ごすのであった。
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その頃、始まりの町ではある動きがあった。
「そこの君達、ちょっと聞いても良いか? 今、我々は人を探しているのだが……」
そう問い掛けるのは、白銀の鎧に青い衣服を身に纏ったプレイヤーだ。
「え? あ……も、もしかしてアンタ、【聖光】の……?」
白銀の鎧と青い衣服……それは、【聖光の騎士団】に所属するメンバーのイメージカラーだ。所属するメンバーはまず、自分の装備を染色する所から始める。
「ああ。我々はイベントで、ランキングに入賞したプレイヤーを探している。何かしら情報を知らないか?」
その言葉に、声を掛けられたプレイヤーは考え込む。つい先日までは、この[フロウド]サーバーでよく姿を見掛けた面々……和服のグループと、中華装備のグループが居たのだ。
しかしながら、イベントの後からは姿を中々見掛けない。
「以前は、和服と中華服のプレイヤー達を見掛けたけど……最近は見掛けないんだ。もしかしたら、別サーバーに行ったのかもしれない」
「そうか……いや、済まなかったな。情報提供に感謝する」
そう言って、鎧姿のプレイヤーは片手を上げて去って行く。
イベントから数日経って、そんな光景をあちらこちらで見掛けるようになった。それこそ七つのサーバーにそれぞれ存在する始まりの町、どこでもだ。
その状況を見たプレイヤー達は、最高レベルプレイヤーであるアーク率いる【聖光の騎士団】が、戦力を増強しようとしているのだと察した。
「もしかして、ギルド対抗イベントでもあるのか?」
「そうなると、イベントで出会ったトッププレイヤーを引き込むつもりか」
「それか攻略最前線で、相当強いレイドボスが現れたのかな」
「なんにせよ、【聖光】を中心に何か動きがあるかもしれないぞ」
そんな憶測が、始まりの町を拠点とするプレイヤー達に浸透していく。
……
しかしその中で一人だけ、毛色の違うプレイヤーが居た。
「そこのお前達、”ヒメノ”を知らないか」
高圧的に問い掛けるのは、大柄な男だ。
切り揃えられた濃紺の短髪に、整った顔立ち。見た目では格闘技やラグビー、アメフトの選手と言われても不思議ではない、そんな厳めしさを感じさせる風貌である。
男の名前はマリウス……【聖光の騎士団】に所属する、大剣使いである。
上からの物言いにムッとしながら振り返ったのは、二人の年若い少女だった。しかし、振り返ったそこにいるのは見るからに【聖光】のメンバー。しかも厳めしい大柄な男である。
「ヒ、ヒメノってあの、イベント上位の彼女ですよね? 知らないですけど……」
「わ、私も知らないです……このサーバーでも、見た事が無いですから……」
彼女達がいるサーバー[アロガンス]では、ヒメノはおろか忍者や鎧武者も目撃情報は無い。だから二人は正直にマリウスに伝えた。
だが、マリウスはムッとした表情で二人を睨む。
「本当だな? 嘘を吐くと、お前達の為にならないぞ。【聖光の騎士団】を敵には回したくあるまい?」
そんな脅迫ともとれる台詞を吐いて、マリウスは詰め寄った。
「し、知りませんよ!! 行こう、セイラ!!」
「う、うん!!」
二人の少女は、マリウスから逃げるように……実際、逃げる為に駆け出した。それほどまでにマリウスは威圧感を放っており、年若い少女達にしてみれば身の危険を感じたのだ。
「チッ……使えねぇガキ共め……!!」
そう悪態をついて、マリウスは視線を巡らせる。しかし、その光景を見ていたプレイヤー達は関わり合いになりたくないと、視線を逸らして足早に去って行った。
「クソが……どいつもこいつも!!」
不満を募らせながら、マリウスは腹立たしさを隠さずに歩き始める。
そんなマリウスに、声を掛ける男が居た。
「荒れてるねぇ、マリウス。そんなにムキになっちまって、どうしたんだい?」
そんな軽い調子で話し掛ける男に、マリウスは不機嫌さを隠しもせずに振り返る。
「【アレク】……今、俺は機嫌が悪いんだ。下らない軽口に付き合う気は無いぞ」
そんなマリウスの様子に、アレクと呼ばれた男が苦笑する。
「ヒメノちゃんだっけか? 随分とご執心みたいだからさ、仕入れて来た情報をやろうと思ったんだよ……【漆黒の旅団】、聞いた事あるかい?」
「……PK共か。それで? その【旅団】とヒメノ、何か関係でもあるというのか?」
マリウスの言葉に、アレクはニヤリと笑った。
「壊滅したってよ、和服集団を襲って返り討ちだ」
「たった五人でか?」
マリウスはイベントの際、ジン達五人の姿を見ている。そして話に聞く【漆黒の旅団】は少なくとも二十人前後の集団だ。
AIで行動が規定されているモンスターならいざ知らず、中身は生きた人間であるアバター二十人が相手。それは容易い事ではない、マリウスはそう思った。
「いんや、他に五人居たらしい。南門では別行動だったのか、後から入ったのかは解からねぇ」
そこまで言うと、アレクはマリウスに笑いかけた。
「ともあれ、サーバーは[フロウド]だってよ。ほれ、良い情報だったろ?」
その言葉を受けて、マリウスは即行動に移る。
「あぁ、ありがとよ」
口では礼を告げるものの、心は既にここに無い。マリウスはアレクを一瞥するす事すらなく、サーバーを変えて消えた。
不穏な行動をするマリウス、そんなお馬鹿に情報を渡すアレク。
コメントで【聖光の騎士団】って問題児の集まりと貰った事があるんですが……そ、そうでもないのよ? 説得力無いけど!!
次回投稿予定日:2020/8/18