12-03 友好の証でした
指定された場所へと向かったジンとヒメノは、目の前の建物を見て呆然としていた。
「城塞都市っていうくらいですから、当然かもしれないですけど……」
「うむ……随分と物々しい雰囲気でゴザルな」
高い塀は石造りで、その上が通路になっているらしく巡回の兵士が険しい表情で通り過ぎていく。そんな彼等の視線は、やはりジンとヒメノ、リンに向けられていた。
「とりあえず、隊長さんにお会いすれば良いんですよね!」
「そうでゴザルな、ガルマ殿の名前を伝えればよいとの事でござったか」
ジンが歩き出して、出入口を守る門衛に声を掛ける。
「失礼、拙者達は異邦人のジンとヒメノ、仲間の現地人のリンと申す者でゴザル。ガルマ殿に依頼されこちらに参った次第。隊長殿にお会いしたいのでゴザルが……」
その言葉を聞いた門衛(右)は、門衛(左)に視線を向けた。その表情は、驚きの色に染まっている。
「う、うむ……ガルマ班長の事だ、何か考えがあるのだろう」
門衛(左)の言葉に、門衛(右)は頷いてみせた。次いでジン達に向き直り、難しい顔をしつつも頷いてみせた。
「よかろう……隊長は現在、会議中だ。伝令の者を向かわせるので、門を潜った左側の広場で待っていてくれ」
どうやら、すぐに会う事は出来ないらしい。しかし、門前払いよりは大分マシだ。
「承知したでゴザル」
ジンが頷いたのを確認すると、門番二人は大きな門を押し開けてみせた。
……
門を潜り、左手にある開けた場所で待つジンとヒメノ、リン。ジンの右側にはヒメノ、左側にはリンが立っている。傍から見ると、両手に花である。
「結構、すんなり通してくれましたね」
ほにゃっと微笑むヒメノに、ジンも笑みを浮かべる。緊張感ゼロである。
「街中では、拙者達は戦闘が出来ない仕様でゴザルからな。流石にいきなり、戦闘になったりはしないはずでゴザルよ」
この[エリアス]然り、始まりの町[バース]然り……都市部では基本的に戦闘行為が出来ない仕様になっている。武器が振れないという訳では無いし、魔法も発動はする。しかしダメージ判定が無い為、HPが減らないのである。
唯一可能なのが、決闘システム。決闘であれば、街中でも戦闘行為が可能となる。
もっとも、それで不特定多数のプレイヤーを攻撃する事は不可能だ。決闘システムによってダメージ判定が付与されるのは、決闘を申請した側と受諾した側のみとなる。
そして街中では、モンスターの侵入も例外を除いて発生しない。その例外とは、突発クエストの【防衛任務】だ。街を襲うモンスターの群れを討伐し、街を守る……いわば、第一回イベントの縮小版である。
そういった例外を除けば、街中は基本的に安全なエリアとなる。故にプレイヤーからは、街中は【安全地帯】と呼ばれているのだ。
そんな話をしていると、建物の方から数人の男達が歩いて来た。先頭を歩くのは、体格の良い厳めしい顔立ちの男性だ。
「……君達が、異邦人か?」
低い声で問い掛けてくる男性に、ジンが頷いて返す。
「拙者はジン、こちらは妻のヒメノでゴザル。拙者達二人が、異邦人でゴザルよ。そしてこちらが、拙者のPACとなってくれたリンでゴザル」
その自己紹介を受け、男性はぶっきらぼうに頷いてみせた。
「そうか……私はこの防衛隊の隊長を務める【ガオル】だ」
そう言って男性……ガオルが、頭を覆う兜を脱いだ。
「おっ?」
「わぁ……!!」
露わになったガオルの頭部……それを見て、ジンとヒメノは表情を変える。
「……何かな、私の耳が何か? 君達も、私達をモンスターみたいだと……」
そう、ガオルの頭部には獣の耳があった。灰銀色の髪の毛と同じ色……恐らくは、狼の耳だろう。つまり彼は、半人半狼らしい。
しかし、ジンとヒメノの反応は彼の予想を裏切るものだった。
「ふむ、格好良いでゴザルなぁ」
「はい、素敵です!」
「……あれ?」
二人の反応が予想外だったのか、ガオル氏は目が点になってしまった。ガオルさんの目がテン! である。
「……き、君達、私が変だとは思わないのか? 狼の耳だぞ?」
思わずそんな質問をしてしまうガオルに、ジンとヒメノは首を横に振る。
「え、まぁ異世界でゴザルし、そういう人も居るのかなとは思っていたでゴザルし」
「はい、この前もギルドメンバーと、そういう話をしてましたし!」
実はこの反応の背景には、ハヤテの影があった。彼は常々思っていたのだ……「もしかしたら獣人とかエルフ、魚人とか出て来んじゃね?」と。
ハヤテがそう思ったのは、魔王軍が現れた際に魔族という種族について言及があった事が発端であった。
魔族が居るなら、他の種族もいそうだなぁ。第三エリアとか怪しくない? 第三エリア開放前にそんな情報を出してくるくらいだし……と、ハヤテは考えた。
そして実際にそういう種族が現れて、「変な耳」とか「魚人間だ」などと口にすれば、相手の現地人……NPCの好感度が下がると彼は考えた。
故に、事前に仲間達に話をしたのだ……「こういう現地人が居るかもしれない」と。
ハヤテ、相変わらずの切れ者である。
「か、変わった人間なのだな、異邦人とやらは……この世界の人間達は、我らをモンスターと同列に扱うのに……」
「そうなの? リン」
視線をリンに向けると、彼女は首を傾げながら口を開く。
「私共は獣人族や魚人族なども、同じヒトと考えていますが……」
リンの言葉を聞くと、ガオルやその背後に控える兵士達が口元を緩ませた。
「そうかい……その言葉を、[アクシア]の連中にも聞かせてやりたいもんだ」
……
ガオルの話によると、この都市は獣人の都市が集まる地域[ベスタ]と、人間の都市が集まる地域[ゲイン]の境にある。そしてこの城塞は、人間族と獣人族が共存する街なのだそうだ。
しかしながら、そんな[エリアス]の北西にある都市[アクシア]は獣人族を嫌っており、これまで何度も戦争を仕掛けられたという。故に住民達からは、余所者は警戒されるのである。
ジン達が警戒されていたのは、彼等が[アクシア]のスパイでないかと疑われていたらしい。もっとも、その誤解は解けた様だ。
「それにしてもその細身で、あの牛魔人を倒したんだろう? 俺達でも退散させるので手一杯だというのに、異邦人ってのはやはり大したものだな」
警戒を解いたからなのか、ガオルの口調も堅苦しさが抜けていた。一人称も私から俺に変わっており、こちらが本来の彼の口調なのだろうと窺い知れる。
「仲間達で、力を合わせたからでゴザルよ……おや? そちらの方の耳……」
ジンが一人の兵士の頭上を見ると、犬の耳がある。しかしその耳は作り物らしく、人間の耳がちゃんとあった。
「あぁ、俺は人間族さ。この都市で暮らす人間はね、獣人に敵意が無いと示す為に作り物の耳を付けるんだよ。≪友好の証≫って俺達は呼んでいる」
つまり、ケモ耳カチューシャである。VRMMOでも、フルダイブしないタイプでも、数多くのゲームにおいてアイテムとして用意されているケモ耳。良く見ると、尻尾もある。モフモフ尻尾だ。
AWO運営、設定を活かして萌えアイテムを普及させてきおった。その手腕、実に侮りがたし。
「おー、じゃあ拙者も付けるとするでゴザル。狐のってあるでゴザルか?」
「私は……蛇は、うーん……」
「奥方様も、主様と同じ狐で如何でしょうか? その方が、夫婦らしさが感じられるのではないかと。私は……」
「それなら、リンちゃんも狐にしましょう! 三人でお揃いです!」
「……私も一緒で、宜しいのでしょうか? 嬉しいです」
そんな風に盛り上がるジン達三人に、ガオルは表情を綻ばせた。もっとも、何故ヒメノが最初に蛇と言い出したかは謎に思っているが。
「それなら、俺の知り合いの所に行くと良い。それとな……あんたらに、頼みがある」
畏まった様子で、ガオルがそんな事を言い出した。ジン達は緩ませていた表情を引き締め、ガオルに向き直る。
「拙者達で力になれるならば」
「ありがたい。さっき話した[アクシア]なんだが……最近、きな臭いんだ。俺達は別に、戦争がしたい訳じゃないんだが……」
それはつまり、[アクシア]が戦争を仕掛けるつもりなら、事前に食い止めたいという事だろう。どの様な対策をするのかは不明だが、相手難しで滅ぼそうというつもりは無いらしい。
「その都市の内部を、探って欲しいと?」
「あんた等は同じ人間族だ、気が引けるのも解る。だから、断ってくれても構わねぇよ」
無理強いをするつもりは無い……という事だろう。しかし、そんな事を言われて放っておけるジン達では無い。
「事を穏便に収める為というならば、協力するでゴザルよ」
「はい、私も大丈夫です!」
「主様と奥方様がそう仰るのでしたら、私にも否はありません。元々ありませんが」
三人の言葉に、ガオルは安心した様に表情を和らげた。
「かたじけない……無論、礼は必ずする」
『クエスト【戦争の調停者】が開始されました』
やはり、この展開はクエストだったらしい。ジンとヒメノは顔を見合わせて、頷き合う。以心伝心。
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早速、[アクシア]へ……の前にジンとヒメノはリンを伴い、ガオルの知り合いの下へ向かった。
「ごめんくださーい、【アイリス】さんはいらっしゃいますかー?」
ヒメノが扉をノックして声を掛けると、扉の向こうで物音が聞こえた。やがて、その扉がゆっくりと開かれる。
「アイリスは私です。何かご用でしょうか?」
銀色の髪に、同じ色のウサギの耳を備えた少女。彼女がアイリスらしい。その整っていながら、愛嬌を感じさせる顔立ち……そしてスラリと引き締まった両手足。誰もが認める美少女である。
「済みません、ガオルさんの紹介で伺ったのですが……獣人さん達への友好の証を購入したいんですけど……」
ヒメノがそう告げると、アイリスはほう……という表情になり、次いで柔らかく微笑んだ。
「承りました。どの様な物をお求めですか?」
「三人共、狐さんの耳が良いんですけど」
「そうですか、すぐにお持ちしますので上がってお待ち下さい」
アイリスは三人を招き入れると、ソファを勧めた。その厚意に感謝の言葉を返しつつ、ジン達は奥の部屋へと向かうアイリスの背中を見送る。
「もっと、職人さんっぽい人を想像していました」
「ユージンさんみたいな?」
どうやら、ジンは感覚が少し麻痺している様だ。ヒメノは苦笑して首を横に振る。
「ユージンさんは、ぱっと見だと職人さんには見えないですよー」
ユージンのアロハスタイルが、職人のスタンダードだったら? 今頃、AWOはハワイアンなゲームに様変わりしていただろう。
そんな会話を交わしていると、アイリスが戻って来た。
「お待たせしました。折角ですので、耳だけでは無く尻尾も持って来ました……値段はその分、上がりますが」
耳だけなら五万ゴールドコイン、尻尾とセットで九万ゴールドコインだというアイリス。三人共耳・尻尾セットなら、二十七万ゴールドコインである。装飾品に対してこの金額は、中々の高額設定だ。
しかしながら、ジンとヒメノにとっては手痛い出費では無かった。
「あー、まぁそれくらいなら……ね?」
「ですね~♪」
二人は物欲に乏しい上、装備も【破壊不能】が付与されたユニークアイテムで固めている。装備の更新要らずな上、メンテナンスフリーなのだ。故に、日頃から出費はそんなに無いのである。
アイリスに代金を支払い、早速耳と尻尾を装備する三人。それぞれの髪の色に合わせた物を装備しており、違和感は無い。
「わぁ……ジンさん、リンちゃん、素敵です!」
「ヒメも、可愛いよ……リンも、良く似合っているね」
「主様と奥方様も、よくお似合いです……三人でお揃い、ですね」
嬉しそうな三人を見て、アイリスは慈愛に満ちた笑顔を浮かべていた。
「御三方とも、よくお似合いです。もしご友人にも、という事でしたらまたお越し下さい」
「多分、近い内に仲間を連れて来るでゴザルよ。アイリス殿、感謝するでゴザル」
他のメンバーが、どんなタイプの物を選ぶのか……それもまた、楽しみであった。
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目的地である都市[アクシア]へ向かうには、城塞都市[エリアス]から出て第二エリアへ戻る必要がある。三人はアイリスの家から出ると、城塞都市の入口の方へと歩き出した。
すると街中の様子が、先程とは打って変わっていた。
「おっ、そこの兄ちゃん! 別嬪さん連れてるねぇ、プレゼントにウチの商品はどうだい!」
「おや、外から来た人間族かい? 今ならこの辺でしか取れない、≪エリアブロッコリー≫が安いよ!」
街のあちこちに居る現地人達が、ジン達に向けて声を掛ける様になった。どうやら、友好の証のお陰みたいである。
「成程、さっきはコレを付けていなかったから……」
「ここでは、友好の証を装備するのが必須の様ですね」
「活気があって、良い街ですね♪」
街の人達に声を掛けられながら、ジン達は第二エリアの方へと歩いていく。
その間に、ギルドメンバー限定のメッセージで情報を共有。すると、ハヤテからこんな意見が出た。
『その手のクエストは、あちこち行ったり来たりのクエストかもしれないッスね。折角だし、ギルド単位で終わらせた方が無難かもッス!』
お使いや調達、そして偵察系のクエストは手間が掛かるモノが多い。これはVR普及前から変わらない、ある種の様式美のようなモノかもしれない。簡単に豪華報酬が得られると興ざめという、運営の意向の現れでもある。
ならば、クエストをギルメン全員で一気にやってしまえば良い。手間が省けるし、戦闘の不安要素は激減する……その方が効率的という訳だ。
その辺りを即断するハヤテに、異を唱える者は当然いなかった。
「他の地域はまだ時間が掛かるみたいでゴザルなぁ……どうしようか?」
「あ、折角なのでユージンさんの所に行きませんか? これ、きっと興味を持って下さると思います!」
ヒメノの提案に、ジンは思った……ユージンなら確かに興味を持ちそうだ、と。
ジンとヒメノ、リンはユージンにアポを取って工房を目指す事に。ちなみにユージンは楽しみに待っているそうだ、メッセージだけでもそれは解った。
そうして第二エリアボスの座す場を通過していく。これは[エリアス]のポータルが設置されている場所に戻るよりも、[クレイドル大草原]の近隣の村にあるポータルが近いのが理由である。
ちなみに、第三エリア側から向かえばエリアボス戦は無い。これは、第二エリアも同様である。
さて、ここで一つ思い出すべき事がある。第二エリアと第三エリアの境には、何が存在するか。つまり城塞都市[エリアス]と、[クレイドル大草原]の境。そう、エリアボスである。
では、もう一つ思い出そう。現在、エリアボスを倒して第三エリアに到達しようとしている、多くのプレイヤー達がそこに居る事を。
では問題です。そんなプレイヤー達の前に、ジンとヒメノ・リンが姿を見せたらどうなる? AWOでは話題の夫婦であり、トッププレイヤー集団【七色の橋】の主要メンバーが、だ。
普通に考えれば、大盛り上がりになる。もしかしたら、囲まれるかもしれない。
では第二問。そんな彼等が、ジンとヒメノ・リンが狐耳と狐尻尾を装備している所を見たら?
答えは、こちら。
「ケモ耳ジンさんんんんんっ!?」
「ヒ、ヒメノちゃんが……!! ヒメノちゃんが犬耳を!? いや、アレは犬? 違うか!?」
「狐だっ!! あれは狐さんセットだよ!!」
「くノ一PACちゃんまで……!! てぇてぇ~!!」
「第三エリアに売ってんのか!? ケモ耳が!?」
「頭領様、なんと素敵な……っ!! 行くぞお前等、俺達も狐さんになるんだ!!」
THE☆狂喜乱舞。これはエリアボス突破のモチベーションも上がります、素晴らしい事です。
「あー、そういえば外すの忘れてたでゴザルな」
「えっ、外しちゃうんですか?」
ヒメノさんはどうやら、狐さんセットがお気に召した模様。このまま当分、装着したままでいる気だったらしい。
しかし、ジンは苦笑しながらヒメノに説明する。
「拙者達はこれから、獣人嫌いの[アクシア]に向かうでゴザルからな。獣人への友好の証が、挑発行為と思われる危険性があるでゴザルよ」
ジンの説明を受けて、ヒメノは確かに……と納得する。
「また付けましょうね!」
どんだけ気に入ったのやら、ヒメノは名残惜しそうにシステム・ウィンドウを操作して狐セットの装備を解除した。ジンも、自分とリンの狐セットを装備解除する。
はい、そんな光景を目の前でやられたプレイヤー達。
「あああああああああああああああああああああっ!?」
「装備を解除……した!?」
「狐さんセットを外すだなんて、そんなぁっ!?」
「俺等が騒ぎ過ぎたせいだ……ちくしょう、ちくしょう!! 俺の馬鹿ッ!!」
「スクショを……スクショを撮っておけば良かった……!!」
「普段の姿も最高だけどさぁ……っ!! もう一度、あの素晴らしい姿をもう一度ッ!!」
先程とは別ベクトルで騒がしくなって来たプレイヤー達は、ジン達に向けてにじり寄ろうとしていた。もう一度狐さんセットを装備して欲しいのだろう……そう考えているのは、ジン達にも解る。
しかしながら、その異様な雰囲気は正直コワイ。
「これは退散した方が良いでゴザルな……」
「で、ですね? じゃ、じゃあ……」
物欲しそうなヒメノの表情に、ジンは苦笑する。この公衆の面前で、アレをやれという事だろう。
最も照れ臭くはあるが、効果的でもある。ヒメノはSTR極振りなので、AGIは並のプレイヤーと同等か低いかだ。しかしジンがアレをすれば、ヒメノのAGI不足は一気に解消される。
というわけで、お姫様抱っこである。
「きたああああああああああああああああああっ!!」
「お姫様抱っこだあああああああああああああっ!!」
「み、見せ付けやがって……!! このリア充め、もう我慢ならんっ!! 決闘だあぁぁっ!!」
「おい、【暗黒の使徒】居るぞ」
「今度こそ!! 今度こそ、スクショをおおおおっ!!」
「あっ!! 走り出しt……はえええええええええっ!!」
「リンちゃんだっけ? くノ一さんも速いなぁ……もうあんなに遠くに……」
「流石、忍者さん……本当に疾きこと風の如くだなぁ……」
「待って! スクショ……一枚だけでも良いから、スクショをおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」
その場に響くのは、プレイヤー達による十人十色の心の叫び。こうしてジン達は、またもや新たな話題を提供するのだった……ケモ耳・尻尾セットという、超特大爆弾で。