表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/40

番外編 ハル視点

遅くなってすみません。今回はかなり短いです。

 僕が初めて君と会ったとき、君は既にエドマンド様と婚約していたね。一目惚れだった。初めて女性を美しいと思った。僕の周りにいた女は全員糞だったからな。だけど君を好きになってもこの手は君に届かない。

 だから僕は君に嘘をつく。笑顔と言う名の仮面を貼り付けて、僕は君と接するよ。


「僕の名前はハル。今日からここで学ぶんだ。よろしくね!」


 僕はにこりと笑って言ったんだ。僕の本当の気持ちを悟られないように。すると、君は一瞬驚いたような顔をしたね。そして、笑いたくもないのに笑って。だけど、僕はそんな君が好きなんだ。

 君を想うだけでこんなにも胸が痛くなるんだ。だけど僕はそんな気持ちをただ隠すんだ。秘密。絶対誰にも言わない。誰にも教えない。




 ◇◇◇◇◇




 アリーヤ様がハロルド様に襲われた。僕がどうやってこの情報を得たかは秘密だが、僕は急いでアリーヤ様とハロルド様がいると思われる場所へと向かう。大好きなアリーヤ様、待っていて。必ず僕が助けるから……。



 アリーヤ様とハロルド様がいると思われる部屋に着いた。スゥッと息を吸って、僕はドアを蹴破る。


 ……ハロルドサマガアリーヤサマニウマノリニナッテイル。


 僕の頭にはその情報しか入って来なかった。頭が真っ白になっていく。あぁ、酸素が足りない。誰か酸素をくれ。


「君さ、彼女が王太子殿下と婚約しているって知らないでそれやってんの?」


 その一言を言ったのは覚えている。

 気が付いたら僕はハロルド様を倒していた。

 そして、アリーヤ様を抱き締める。アリーヤ様の小さな肩が震えていた。思わず、抱き締める手に力が入ってしまう。


 ……アリーヤ様……何故僕は君を好きになってしまったのだろう。……何故僕は君を愛してしまったのだろう。涙を貯めている君を見ると、思わず口づけして『好き』と言いたくなってしまう。だけどそんなことをして君を困らせたくない。

 だから僕は君の『相談役』として側にいることを選んだんだ。

 だけどいつか、いつかこの想いを伝えられたなら……。

 ……駄目だ、君に僕の想いなんて伝えれない。君を困らせるだけだ。




 それは僕の、一生叶えられない夢。




 ◇◇◇◇◇




「ねぇ、ハル!」


 君はにこやかに僕の名前を呼ぶ。君は何故こんなにも可愛いのだろうか。

 大好きだ。優しくて、可愛くて可憐で素敵な君が大好きなんだ。ねぇ、神様。一つだけお願いです。アリーヤ様に愛を告げられないのは承知です。だから、だから、側にいることを許して下さい。ただただ、側にだけいさせて下さい。



 いつか、本当の僕を見せれたら良いな。君にまだ伝えていないことが沢山ある。

 だから時間を掛けて、本当の僕を話せたら良いな。

はい、名前についてまたお話します。今回はハル視点なので、ハルの名前についてです。


ハルの意味は『ホームリーダー』です。何だか、ハルらしいと思うのは私だけでしょうか。


それと、一つ言い忘れました。

前回はヴィクトリアの名前の意味でした。それで、名字の方を言い忘れたのでここで書かせて頂きます。


ヴィクトリアの名字は『レティシア』。レティシアは『喜び』です。


何だか、可愛らしいですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ