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不良見聞録

ヴァンピールちゃんの見聞録と言いながら、二話以降は三人称、ミウ背後霊型視点なのは目を瞑ってください。

 朝、雀の声と共に美羽は目を覚ました。

 まどろみの中、次第に意識を覚醒させていき、ベットから起き上がろうと体を起こそうとするが、その体は動かない。まるで金縛りにあったかのように重く、何かに纏わりつかれている感覚を不思議に思い、布団をめくってみた。するとそこには、金髪の少女が腰に抱き付いて未だ深い眠りに付いていた。


「コメットさん、放してください。もう朝ですよ?」


 薄いネグリジェを着たコメットを揺さぶり、美羽は自力でコメットの抱擁から抜け出した。カーテンを開いて、朝日を部屋いっぱいに取り入れる。


「むにゃむにゃ……ドラゴニア怖い……サキュバスの血が欲しい……」


 魔界にいた頃の夢でも見ているのか、ウンウンとうなされながらも、まだまだ起きそうもない。

 美羽が使っているベットの隣には、ちゃんとコメット用の布団が敷かれている。どうやら美羽が眠りに付いた後で、布団からベットに潜り込んできたようだ。

 はぁ、と一つ、美羽はため息をついた。成り行きで一緒に暮らす事になってしまった訳だが、コメットとはどう接していいのか、未だ悩んでいる最中だった。

 昨日の学校からの帰り道。美羽はなんとなく、コメットと出会った時の事を思い出していた。

「ヒャッハー! アニキ、これお嬢様学校で有名な磯波高校の制服ですぜ」

「おうおうお嬢ちゃんよぉ。俺達とイッパツ遊んでかねぇ?」


 学校帰りの美羽は、駅に行く途中で三人組の不良に絡まれた。強引に手を引かれ、連れて行かれたのは細い裏路地。


「あ、あの……私、帰りたいんで……離してください……」


 美羽が何を言ってもまるで聞かず、ただ威嚇するように声を荒げて、時折顔を急激に近付ける行為が気持ち悪いと感じていた。

 次第に恐怖は怒りへと変わっていき、意識がもうろうとしてきた頃だった。


「おやめなさい! この悪党ども~!」


 子供のような甲高い声が響いてきた。

 

「なんだ? どこにいる!?」

「アニキ、あそこですぜ!」


 下っ端が指を差す方向を見ると、電柱の上に人影があった。


「いたいけな美少女を力ずくで従わせようだなんて、許せない! とおぅ~!」


 その金髪の少女が電柱から飛び降りると、背中の小さなコウモリのような羽がパタパタと羽ばたき始め、ゆっくりと地面に着地をした。


「は、羽~!? なにもんだお前!!」

「ふっ、小悪党に名乗る名前はないわ」

「なにぃ~、お前らやっちまえ!」


 三人組の不良が一斉に走り出す。それと同時に羽の少女も駆け出した! そして――

 ボコスカボコスカ!


「きゃ~~痛い痛い! こら! こういう時はアンタ達がやられるのがセオリーでしょ!」


 少女は三人組にタコ殴りにされていた。

 予想以上に弱く、瞬殺された羽の少女を助けようかと美羽がためらっていると――


「ちょ……やめなさいよバカ! この……『止めろ!!』」


 ギィィィン!

 周りの空気が震えるのを感じた。シンバル思い切り打ち付けたような、耳の奥に響くような空気の振動。その声に、不良達は固まっていた。


「な、なんだ!? 体が動かねぇ!」


 少女を踏みつけようとして、その途中で固まったままの不良を余所に、羽の少女はムクリと立ち上がる。


「まったく好き勝手踏みつけてくれちゃって……アンタ達『ひれ伏しなさい!!』」


 ビターン!

 今度は見えない巨人に踏みつけられたかのように、不良達が地面へ這いつくばった。信じられないが、少女が命令した通りに動いているように見える。


「さぁアンタ達、もう私達の前には姿を見せない事ね。『吹き飛べ!』」


 地面に這いつくばる不良達がフワリと浮かびあがると、この狭い裏路地から大通りまで一気に吹き飛ばされていった。吹き飛ばされて転げ回った後に体が動くようになった不良達は、怯えた様子で逃げていくのが見えた。


「ふっ、私に奥の手を使わせるとは、アイツらかなりの猛者だったわ」


 たかが不良に勝ち誇る少女に、美羽は恐る恐る近付いていった。


「あの、助けてくれてありがとうございました。それで、さっきの力は何なんですか!? その羽って本物なんですか!? そもそもあなたは何者なんですか!?」

「あわわわ……一気に聞かないでよ。……私はコメット。種族はヴァンピール。魔界から来たのよ。あなたは?」

「あ、私は黒羽くろばね美羽みうって言います」


 美羽はコメットを改めて凝視した。美羽よりも背は低く、中学生くらいの容姿に金髪のショートボブ。背中からはコウモリのような小さな羽が伸びている。桜色のワンピースを肩紐で結んでおり、割と露出度が高い。


「ミウ……いい名前ね。それでさっきの力はフォールスワードっていうんだけど、言葉に魔力を含ませて、強制的に従わせる魔法よ。魔界広しと言えど、この能力はヴァンピールにか使えないんだから!」

「ま、魔法!? じゃあ魔界って何ですか!? そこに住む住人はこの街にやって来れるんですか!?」

「魔界っていうのは、この世界の表と裏、みたいな感じよ。この人間界のすぐ裏っかわに魔界が存在するの。基本的にはお互いの世界の均衡を保つため、干渉しないようにしているから、魔界の住人は人間界には入ってこないわ」

「それじゃあ、どうしてコメットさんはこっちに来たんですか?」


 美羽がそう聞くと、コメットはバツが悪そうにポリポリと頬をかいた。


「私は……ヴァンピールってのは血を吸って生きていく種族なんだけど、この人の血は吸っちゃダメっていう偉い種族を襲っちゃってね……それで処刑されそうになって、人間界に逃げ込んだって訳。追っ手が来ないから、人間界に来たのは私だけだと思うわ」

「なら、人間界から魔界へ帰る方法っていうのはあるんですか?」

「その様子だと、人間は魔界の存在をまだ知らないのよね? だとしたら無理だわ。私一人でどうにかなるようなレベルじゃないもの」

「だとしたら色々と大変じゃないですか。両親とも連絡が取れないんでしょう?」


 心配そうな顔をする美羽に対して、コメットは小首をかしげた。


「え? あぁそっか、ヴァンピールって親と一緒に行動したりしないのよ。血を吸ってれば生きていけるから、育ててもらう必要がないからね。自由気ままに生きる種族だから、人間界に来たとしても寂しいって感じは別にないわね。強いて不便な事と言えば、血が欲しい時に吸えない事かしら? 人間ってみんな忙しそうにしてて、よく断られる事が多いのよね。怖がられて逃げられることも多いけど……」

「それはそうでしょう……魔界の住人だなんて、みんなびっくりしますよ」


 美羽も、助けてもらったからこそこうして会話をしているが、唐突に出てきてこんな話をされたら到底信じる事なんて出来なかっただろう。

 妙な形で出会ってしまった自称吸血鬼に、さてどうしたもんかと悩んでいると、そのコメットにじぃーっと見つめられているのに気が付いた。


「ねぇミウ、お願いがあるんだけど、あなたの血を少し吸わせてもらえないかしら?」

「えぇ~!? 私のですか!? その、美味しいご飯とかならごちそう出来るんですけど……」

「……ん~、人間界の食べ物は試したこと無いけど、多分、ちゃんと定期的に血を吸わないとダメだと思うわ」

「その……コメットさんは血を吸わないと、餓死しちゃんですか?」

「そうよ。正確に言えば、餓死する直前に『吸血衝動』ってのが発動して、何ふり構わず人を襲っちゃう時期がくるの。でもあまりそうはなりたくないのよね。ヴァンピールって平和主義だから、ちゃんとお互いの合意で吸血したいのよ。その方が楽しめるし。ムフフ♪」


 なにやら怪しく笑うコメットだが、何をどう楽しめるというのか、美羽には意味不明だった。


「なんにせよ、人を襲って血を吸うのはまずいですね。そんな事を繰り返したら、警察が動くかもしれませんし……」

「ケイサツ? って何?」

「この街の人を守る方々の事です。コメットさんが人を襲っていると警察が知ったら、捕まってしまうかもしれません」

「ふ~ん。魔界でいうガーディアンみたいなもんね。そいつらって強いの? 私は飛べるし、さっきの魔法で応戦できるわよ?」

「警察は数が多くて、その気になれば寝る暇もないくらい追跡してきます。それに拳銃っていう、一撃必殺の物凄く強い武器を持っているので、まぁ強いって言えるんじゃないでしょうか」


 警察の説明をすると、コメットはガタガタと震え出し、その表情も不安の色に変わっていった。そんなコメットを、美羽は助けてあげたいという気持ちになってくる。


「わかりました。助けてくれたお礼もしたいですし、私の血をあげます」

「え? ホント? わ~いやった~!」


 ピョンと跳ねると、嬉しそうに美羽の周りをグルグル回りながら、体のあちこちを見定め始めた。


「どっこかっら吸っおうっかな~♪」

「あの……出来るだけ痛くしないで下さいね……」

「ああ大丈夫大丈夫、痛くないわよ。むしろ気持ちいいから」


 なぜ血を吸われるのが気持ちいいのか、美羽には理解できない。


「裏路地といっても服を脱ぐわけにはいかないわよね。今回はスタンダードに首筋でいっか」


 美羽の後ろに回ったコメットが、軽く背中を押して来た。


「じゃ、壁に手を付いて。ミウは初めてだからビックリするだろうけど、ちゃんと自分の体を支えててね」


 言われた通り、壁に手をついた瞬間だった。

 ペロリ……


「ひゃん!?」


 いきなり首筋を舐められたことに驚いて、声を上げてしまっていた。


「え? え? 何してるんですか!?」

「ヴァンピールの唾液には麻酔の効果があるのよ。ミウだって痛くしないでって言ってたでしょ?」


 そう言って、コメットは美羽の首筋を舐め続ける。

 ツツーッと、舌の先でゆっくりとなぞられる度、背中がゾクゾクとむず痒くなり、体が震えてしまう。


「あ、あの……もう舐めるのはいいですから……早く吸って下さい……」

「あら、久しぶりの食事だもの。楽しませてちょうだい。舐める度にビクビクって震えるミウ、可愛いわよ」


 恥ずかしさのあまり、顔も頭も熱くなっていく。そんな状態の中、美羽は自分の体がおかしい事にようやく気付いた。

 体が妙に火照って仕方がない。さらには首筋の周りを指でなぞられると、それだけで快感が走るほど敏感になっていた。


「コ、コメットさん、なんかおかしいです……私、どんどん体が熱くなって……」

「ムフフ、言い忘れてたけど、この唾液には催淫効果もあるのよ」

「ええ~~!?」

「相手だって、ただ吸われるだけじゃなく、気持ちよくなれた方が楽しめるでしょ? ヴァンピールは相手の事も考えられる種族なんだから」


 舌の先で弧を描くように舐められて、指先では猫をじゃらすようにアゴをくすぐってくるコメット。


「っ……! ん……」


 その度に漏れそうになる声を、美羽は必死に抑えようとしていた。


「先に言っておくけど、血を吸う時が一番気持ちいいからね。期待していいわよ?」


 ドキンと胸が高鳴った。今、こうして触れられているだけで声が漏れそうになるほどの快楽が全身を走っているのに、さらに気持ちよくなったら自分はどうなってしまうのか……?

 美羽はその緊張と戸惑い、そして僅かな興味に戦慄していた。


「それじゃ、いただきま~す♪」


 カプリ!

 首筋を噛まれたのがわかった。だが痛みはない。その代わりに、コメットを直接肌で感じ取れるような、妙な感覚を美羽は覚えた。

 美羽を抱きしめる両手が、首筋にかかるコメットの吐息が、そして噛みつかれた牙が、美羽の体に溶けて一体化するような、そんな安心感を覚える感覚だった。


「ちゅーちゅー……」

「え……!? ひゃあああぁぁ~!!」


 美羽が戸惑いの声を上げる。血を吸われた瞬間、体中を快楽が駆け抜けていった。

 

「ちょ……待っ……いやああぁぁ……」


 まるで体中を舌で舐め回されているような快感。血を吸われ、血液が流れる度にそれに沿って内部から快感を与えられる感覚に、美羽は声を抑える事も忘れていた。


「だ、だめです……こんなの……あっ、あぁっ、おかしくなっちゃいます……」

「ぷは、大丈夫よ、私に身を委ねて。何も怖くないわ。私がちゃんとミウの事、受け止めてあげるから」


 コメットの言葉を聞いて、美羽の体から力が抜ける。壁に手を付いていても、体を支える事ができないほどに足が震え、ガクリと地面に倒れそうになった。そんな美羽を、コメットは血を吸いながらも羽をパタパタと動かして、静かに地面へ座らせた。


「ちゅぱ……美味しい。最高よミウ」

「ああぁ……も、もう、頭、真っ白で……わけわかんないれす……うぁぁ」


 座る事すらままならず、グラリと美羽は地面にうつ伏せに倒れ込む。そんな美羽に覆い被さって、尚もコメットは血を吸い続けた。

 そんな中、コメットが吸い上げる度に美羽の中で感情が膨れ上がっていった。それはどんどんと大きくなり、弾け飛びそうになる。


「あっ! ああっ!! コメットひゃん……何か来ます。何か爆発しそうな……怖い!」

「ちゅる……大丈夫。私がついてるわ。快楽に逆らわず、素直に従って。ちゅううぅぅ」


 コメットが一気に吸い上げられると、美羽の膨れ上がった感情がさらに膨張していく。そして、膨大な水にダムが決壊するかの如く、美羽の中で何かが弾けた。


「ぅっく……きゃあああああぁぁ~~!!」


 悲鳴にも近い叫びと共に、大きく体を震わせて、美羽は快楽の波に流された。

 息が乱れるのと、体の震えが止まらないその余韻に浸りながら、少しずつ体の感覚が戻っていく。目を開けると、自分でも気付かないうちによだれを垂らし、地面を濡らしているのに気づいて慌てて口元を拭い取る。


「ん~~。堪能した~。今までで一、二を争うくらい充実した食事だったわ」


 ご満悦の様子で背伸びをするコメットに対して、美羽は影を落としながらようやく起き上がった。


「うぅ~……私、死ぬかと思いました……」

「大げさねぇ。最後のは吸引警告って言って、むしろあなたの体を守るものよ?」

「どういう事ですか……?」

「ほら、生き物って血が無くなると死んじゃうじゃない? ヴァンピールは血を吸う代わりに快楽を与えて、これ以上は危ないよって量を吸うと、今みたく感情が爆発するの。つまり血を吸う目安ね」


 どんな理由にせよ、さっきの行為を思い出すだけで顔が赤くなる美羽だった。


「ね。私ミウのこと気に入っちゃった! これからも定期的に血を吸わせてちょうだい」

「ええ~~!? 今の行為を? 定期的に? 無理です無理です!」


 ブンブンと首を振る美羽に、コメットは意外そうな顔をしていた。


「結構乱れていたからクセになったかと思ったんだけどなぁ。意外だわ」

「クセになんかなりません! 恥ずかしいだけです!!」

「そっか~、じゃあまた別の人を探さないとダメね。残念だわ」


 ピクリと美羽が顔を引きつらせた。


「別の人を……探す?」

「そうね。だって血を吸わないと、吸血衝動が起きちゃうもの」

「今の行為を……他の人に?」

「だってミウが吸わせてくれないなら、他の人を探すしかないでしょ?」


 美羽は頭を抱えた。あれを他の人に行うなんて、考えただけでも目まいがする。


「わかりました。とりあえず何か対策が見つかるまで、私が相手をします……本当はイヤですけど」

「え、本当!? やったー。ミウ大好き~♪」


 抱き付いて来るコメットに、頭を悩ませる美羽であった。

「はぁ、とりあえず家に連れて来ちゃいましたけど、これからどうしましょうか……」


 一人暮らしをしているマンションの一室で、未だ眠るコメットを見つめて小さく呟く。

 朝日に照らされて、ようやくコメットは目を覚ました。


「あれ? ここどこだっけ? ……そっか、私ミウについて来たんだっけ。あ、ミウおはよー……」


 未だ眠そうにしながら、コメットはベットからモゾモゾと抜け出して、窓際に立つ美羽の腰にしがみついてきた。


「コメットさん、なんで私のベットで寝てるんですか?」

「えへへ、夜に夜這いしようと思ったんだけど、アテが外れてそのまま寝ちゃった」


 美羽の下半身に顔を押し当てて、顔をスリスリとすり寄せてくる。


「ちょ……くすぐったいですよ」

「ねぇミウ、ちょっと聞きたいんだけどさ」

「なんですか?」

「ミウって、おちんちん生えてないの?」

「生えてる訳ないでしょう!! 私、女の子ですよ!?」


 唐突なコメットの質問に、朝っぱらから大声でツッコミを入れる羽目になった。


「そっか~、っていう事は、おちんちんって男の子しか生えてないんだね。ヴァンピールって性別はあまり気にしないからなぁ……」

「……それで、おち……それが私に生えていたとしたらどうするつもりだったんですか?」

「いや、今度血を吸う時にはおちんちんから吸おうかと思ったのよ」

「駄目ですよ!? そこを噛んだら駄目ですから!! 私、生えてませんけど、それは絶対に駄目なやつです!!」

「え~……ミウには生えてないんだから、ダメかどうかなんてわかんないじゃない」

「痛みはわかりませんが、辛さはわかりますから! そもそもなんでそんな所から吸いたいんですか!? 普通に首筋から吸ってください!」


 まだ腰にしがみついたままのコメットが、つまらなそうな顔で答える。


「いや、どこから吸うかによって微妙に味が変わるんだってば。ミウの血は美味しいけど、毎回高級メロンばっかり食べてたら飽きるでしょ? たまにはバナナとか食べたくなるじゃない?」

「部位を果物に例えるのはやめて下さい! 生々しいですから!」

「それにミウだって、同じ場所から吸われるよりも、気持ちいい場所を探しながら吸われる方が楽しいでしょ?」

「ただ開発されてるだけにしか思えませんけど!?」

「あ~あ、ミウにおちんちんが生えてたら、くわえ込んで唾液をたっぷりつけて、舌でなぞり上げながらちゅうちゅう吸うのにな~」

「ただのフェラチオじゃないですか!?」


 朝からひどいやり取りを踏まえながら、二人の生活が始まっていた……

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