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キミがくれた  作者: 紗渚
4/57

見つける、

【4】



――――次の日



「やっぱり無い…」


私は昨日学校に持ってきたはずの

デジカメを探しに朝早くから学校にいた。


あれがないと総合の課題が提出できない…。


「奈乃香?早いなぁ。どないしたん?」

「あ、華…おはよ。デジカメがなくなっちゃって…」


「おぉ、マジでか。ほな一緒に探しちゃる」

「ありがと」


朝早い華は探すのを手伝ってくれた


「あ、…あったで!!これやろ…これ…?」

「え?どうしたの?あったんでしょ?」


なにやら青ざめたような顔の華

何があったのかとのぞいてみると、そこには



―――――――俊哉


「なに…これ…俊哉?な…んで…!!」

「凄い量やで…」


「違う…私じゃないから!!絶対!!誰が…!!イヤ!!」

「奈乃香、落ち着き!!わかってるから!!」


とりあえず消そう。と華は私を落ち着かせるように言う。

でも。ロックがかかっていた。


「奈乃香。ID違うんやないの?」

「だって、誕生日だよ?0205」


何度入力しても”エラー”とでてしまう

一体誰がやったのか…

そうしたってなんで私の?

偶然なんてありえない

私のカメラには

きちんと”美倉”と書いてある

故意としか思えなかった。



「おはよう。2人とも早いね…って?」


「「!?」」


そこには隣のクラスの海晴ミハルちゃん

すぐに隠そうとしたけど、既に遅かった



「あの…それ…?」

「違うよ!!」

「そやねん!奈乃香ちゃうで!?」


必死に弁解しようとしたら

海晴ちゃんはクスリと笑って


「大丈夫。困ってるんでしょ?」

「え…?」


なんて勘の鋭い子だろうか


「つまりこうゆう事や」

「なるほどね~……よし。」


「海晴ちゃん?」


海晴ちゃんは何か思いついたような顔をして


「それ、私が消してきてあげる」

「え!?そんなことできるの?」

「そういや海晴のパパさんカメラ屋さんやっけなぁ」


「カメラ屋さんって…まぁそんなもんだけど。」


呆れた声を漏らす海晴ちゃん

そんな海晴ちゃんにカメラを預け安心しきった私。


彼女は自分のクラスにもどり

私は朝のHRが始まるまで

華とたわいのない話をしていた。


「あ、俊哉。おはよう」

「………」


「俊…?」


朝の彼はいつもより少し

何か雰囲気が違った。



――――――昼休み



やっと午前の授業がおわり、昼食も食べ終わる


私の昼休みのほとんどは教室。

友達とおしゃべりをしたり、本を読んだり。


そんな昼休みを過ごす。


今日はただ窓の外を眺めながら

ボーっとしていた。


なにもない平和な昼だ。

そう、思っていた。



――――――――――ガッシャー!!!



何が起きたのかは


一瞬



わからなくなった。



【next】

新キャラ


【玖珠 海晴】

(クス ミハル)


では、また次回お会いしましょう^^

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