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キミがくれた  作者: 紗渚
20/57

醜い、

【20】-輝side-








何をうぬぼれていた?


彼女を護ると言ったのは




誰だよ



―――――――――



「…んだよッ」



いつまでも彼女の隣にいて、誰も何も言わないと思っていた。


それが、彼女を護る一番の方法だと思っていた


なのに


彼女の一番の幸せを今、

奪っていったのは誰だ?


紛れもない

この、俺だ。



「俊哉…どこいったんだ」



アイツはきっと彼女のことが好きなんだ。


わかるさ


何故なら俺も

彼女が好きだ、から


でも


そんな愛しい彼女の

笑顔を見たい?


見たいなら何故壊した?



もしかしたら…

分かってたのかもしれない


彼女が…俊哉のこと

好きだってこと


俺がそれに

目を背けて


…イヤ、違う



いつでも俺は

心の片隅で二人に向かって

思っていた



――――壊れろ、と



醜すぎる嫉妬だ


結局、俺は

彼女に何もしていない?



あの日、屋上で逢い

久し振りだと言葉を交わした。


俺にとっては

久し振りでもなんでもなかった


いつでも彼女の隣にいるつもりだった




「なら………」



いっその事

このままにしてしまおうか


彼女を俊哉にとられることもなくなる?


俺だけに、笑顔を向けてくれるのか?



「バカじゃねぇの…」



俺が望んでいることは

そんな事じゃない


俺が望んでいることは…




「カノンが幸せである事」



さぁ、彼女のために

走りだそう


大好きな


愛しい、愛しい

彼女のために



「ただ…」



その努力を見ている

そんな神様がいるのなら





「チャンスの一つくらい」




貰ってやるよ






結局は俺だって

どうしようもないくらい




彼女が好きなんだ






「今、いくから」







【next】



輝をひいきしちゃいそうで怖いなぁ…


次は華も目立ちます


親友だからこその願いもありますよね


私のなかの華は頼れる大親友です☆




Sana

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