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キミがくれた  作者: 紗渚
14/57

担任VS、

【14】※ギャグ注意






朝。学校に向かう足取りが重くなる。

いつも1人の通学路がより一層寂しく見える。



学校に行きたくないと、

奈乃香は刹那に思う


もう、誰も奈乃香を責めたりはしない。


だけど、彼と目すら合わせられないのが、

辛かった。



そして、時より見せる亮輔からの冷徹な目線が耐えられなかったのだ。



――――――――――

―――――――

――――


「と、言うわけで、9月に皆で遊園地いくぞ♪」

「……………ハァ?」


朝学活。奈乃香の姿はない

今は、担任からいきなりの報告を受けていた。


「ウチら小学生とちゃうんやで!?なんで遠足やねん!!しかも遊園地!?」


「なんだ?横峯は遊園地嫌いか?俺は大好きだ!」

「知らんちゅーねん!!」


この担任。

[越後忠正(エチゴタダマサ)]

いつも陽気な国語教師。


「行きたくないのか?」

「知るか!ガキやあらへんし!!」


「でもな〜ただでは行かせられないな〜」


まったく人の話を聞かず、ただ、ペラペラと1人で話を進める。


「皆が期末で国語平均とれたらご褒美として♪」

「だから…誰もそんなこと望んでなんか…」


その先を言おうとした瞬間



「「「越後先生バンザイ!!」」」


「!?」



クラス全員が声を上げる。

このクラスはそこまで精神年齢が低いのかと呆れる華


クラスが盛り上がった瞬間



「ちょっと待て」

「「「?」」」



1人の男子生徒が立ち上がる。亮輔だ。



「今アンタ、ご褒美だって言ったよな…」

「あぁ、言ったぞ?」


フッと笑い

亮輔は続ける。


「つまり。テスト結果で行く遠足なんてな…」



クラス中が、

ゴクリと喉をならす


華はその先何を言うか、予想がついていた。

てっきり自分の意見に加勢してくれるのかと思っていた華は


盛大にため息をついた。



「ご褒美じゃなくて…



『テスト頑張ったね?ご褒美だよ。フッ』



…遠足じゃねぇか」



「「「……………」」」







――知らんわァァァァ!!







クラスに沈黙と

叫び声が響いた。





【next】






遠足は嬉しいですよね?


私は嬉しいですよ?(←中2



Sana

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