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キミがくれた  作者: 紗渚
13/57

小さく、

【13】





あの日から

何も進展を見せずに

一週間が、たった


先週まで学年中を賑わせていた噂はすっかり無くなり


何事もなかったかの様に、思えた。



だが、しかし

未だに奈乃香と俊哉の間には他とは違った空気が流れ


亮輔もまた、鋭い目付きで奈乃香を見ていた




そんななか、月曜日の早朝

いつもは誰もいない学年廊下に1人の男子生徒がいた


いつもは遅刻気味の彼が何故こんな早くから学校の校舎にいるのか


それは、

誰にも分からない。


分かるのは、彼だけだ



彼が窓際から外を見つめる

その姿は、きっと誰もが見惚れるだろう。



「 」



彼は何かを小さく囁く

誰も聞こえないような

小さな、小さな声で、



少し微笑んだ彼は

一体、なにを想っているのだろうか



それは、

誰にも分からない。




分かるのは―――――






【next】





Sana

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