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神様のボートの上で  作者: shiori


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あらすじ(第一話~第四話)

ごく平凡な男子学生である新島俊貴はとある昼休みに女子生徒とぶつかって身体が入れ替わってしまう


ぶつかった女子生徒、進藤ちづるに入れ替わってしまった新島俊貴は夢にまで見た女性の身体になり替わりつつも、次々と事件に巻き込まれていく


多くの謎に頭を悩ませる新島俊貴の元に一匹の猫がやってくる、言葉をしゃべる摩訶不思議な猫、その正体はなんと自分と入れ替わったはずの進藤ちづるだった


入れ替わりはちづるが自発的に行ったことだと告げられるが、その理由は伏せられたまま、ちづるにされるがままに進藤ちづるとしての日々を続けていく


やがて、ちづるの親友である佐伯裕子の家にお泊りに行った際、ちづるの父親である進藤礼二が麻生一家三人を殺害した容疑で警察に捕まっていることを知る


父親が殺人犯という報道がされていることに動揺する中、その被害者の中にクラスメイト”麻生雫”がいることでさらなる面倒事を背負う羽目になる


雫の親友であった委員長の”山口未明”の助けもあり、クラスメイトとの衝突は避けられたが、自分が容疑者の娘であるという現実を自覚することとなった


進藤ちづるの憂鬱の深さを徐々に知っていく中、自分の元の身体が”柚季”という女性?のものになっていて、身体の入れ替わりはちづると柚季の計画によるものだとわかったが、能力についての詳細は分からないことだらけだった


ある日入れ替わってからたびたび関わることになっている”秋葉士郎”の所属する新聞部で週刊誌の記事に思わずことが書かれていることを発見する


”麻生氏一家殺害事件の容疑者の娘が自殺未遂か”


それはちづるから知らされていないことだった


さらにちづる自身も記憶障害になっていたことも分かり、ちづるは自分と同じように過去に記事を見て自殺未遂をしていた事実を知ったことが分かった


それは自殺未遂をする”原因”や、それから後の入退院や記憶を取り戻し、入れ替わりを決断し、実行するまでにも、多くの苦難がちづるにはあったことがよく分かることだった


土曜日の午後、”秋葉士郎”と二人で出掛け、楽しい時を過ごしていたが、家の前にいた”村上警部”から、進藤礼二との面会の機会を勧められる


本当に犯人は進藤礼二なのか?


なぜ進藤礼二は否認し続けるのか?


真実が見えず揺れる気持ちの中、初めての父との対面に臨むのだった



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