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かくも美しき鉄人かな  作者: 眼名 奈子
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1話 黒い影

ビルの合間から黒いフードを被った集団が護送車両を見つめていた。

黒いフードの一人が口を開いた。

「あれか?」

ひときわ体格が大きい黒いフードが答えた。

「あぁ、あれが今回の()()だ」

また違う黒いフードが護送車の動きに気付いた。

「っ!車が出るぞ!」

その言葉を聞いた体格が大きい黒いフードが口を開いた。

「作戦Aを開始する!散!!」

体格が大きい黒いフードの言葉を合図に黒いフードの集団が護送車を取り囲むように動いた。

「やっぱりぃ~、君ら来たんだぁ~」

甘ったるい声が聞こえた瞬間、護送車の上に何かが落ちてきた。

それは警服に身を包み左胸には(からす)の紋章があった。

()()()()()の第2隊か」

体格が大きい黒いフードがそう言うと護送車の前に歩み出てきた。

「あはっ、そりゃあ君ら()()()()()()がこの護送車を襲うのはわかりきっていたからねぇ~」

そう言うと護送車の上に立っている男は口を三日月型にして笑った。

対鉄人部隊には計5つの部隊があり、それぞれがその部隊にあった動物を紋章にしている。

第1隊は獅子、第2隊は烏、第3隊は(サイ)、第4隊は猫、第5隊は海蛇。

どの隊も自衛隊すらしのぐ力を持つといわれているが功績のなさから第4隊、第5隊はその存在すら怪しまれている。

「ふっ、それでお前ら第2隊が来たというわけか」

そう言い体格が大きい黒いフードが笑った。

二人が一通り笑い終えると両者が口を開いた。

『作戦実行!!』

二人の言葉に合わせ黒いフードは護送車を第2隊は黒いフードを狙った攻防戦が始まった。

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