会話68.サウナ
「あぁぁぁぁ……意外と疲れたぁぁぁ……。普段こんな大股で歩かないから足の付け根が痛い……」
「それでも初めてにしては結構できたな。30分くらいは歩けたかな?」
「オウカァ、なんでそんな平気そうなの……?」
「いや、あれくらいなら別に普段のジョギングより楽だし」
「私はこんな体力お化けのジョギングについていこうとしてたのか……」
「ほら、プールで身体が冷えたからあったまるのにサウナに行くぞ」
「えっ?!」
「へ? どしたアスカ?」
「サ……サウナ? 今からサウナ行くの?」
「そうだけど……なんか変か?」
「えっとその、い……一緒にサウナに入るの?」
「うん。ほら、温水とはいえ水に浸かってたから寒いだろ。温めないとまた風邪ひいちゃうぞ」
「み……」
「み?」
「水着はどこで脱ぐの?」
「……アスカお前……サウナイコール裸だと思ってない?」
「違うの?!」
「ちっげーよ!! 脱がなくていいよ! 水着を着たままでいいんだよ」
「あ、あ……あー、そうなんだ!! そうだよね!! 脱がないよね!!」
「公共の場だぞ」
「安心したー……オウカすっごい大胆って思っちゃったのと、ジムってもしかしてそういうところなのって思っちゃった」
「何その偏見」
「だってドイツのサウナって男女混浴でしかも裸なんでしょ?!」
「なんでそんなこと知ってるんだよ?! ここは日本だから心配するな!!」
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