表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

72/159

会話56.お嬢様

「アスカー。朝飯、簡単だけど作ってきたぞ」


「わーい。オウカの手料理ー」


「つっても、パン焼いてスクランブルエッグ作っただけだけどな。あとはベーコンとか、言われた通りスープもよそって来たぞ」


「じゃあ、あーん」


「自分で食えよ……」


「身体痛いからー☆ 甘やかしてー?」


「……朝飯だけだぞ。食ったらシャワー……つーか風呂入って身体温めろ。確か、うろ覚えだけど身体あっためた方が治り早いはず」


「そーなの?」


「良く知らん。筋肉痛はほっといたって治るしな」


「まぁ、そうだよねぇ。起きた時はビックリしたけど今はそこまでじゃ……あっ」


「しまったって顔してんじゃねえよ。やっぱりもう、ある程度動けるんじゃねーか」


「め……名探偵?」


「俺が名探偵じゃなくてアスカがドジった犯人なだけだ」


「ちぇっ、今日はオウカとお部屋でゆっくり過ごそうと思ってたのにバレちゃったかぁ」


「パジャマのままで?」


「パジャマのままで!」


「せめて着替えろ……パジャマのままって」


「オウカもパジャマ来て一緒にゴロゴロしようよ。色違いのお揃いのあるからさ」


「なんであるの?!」


「ママが『オウカ君泊りに来た時用』で用意してるから」


「ママさん……」


「あ、それとも私のネグリジェ見る? 可愛いんだよぉ、フリフリで。なんか良いとこのお嬢様とか、お姫様みたいな感じ」


「それはまた今度な……俺はゴロゴロしないからな。部屋には居てやるから」


「ちぇー。じゃあまずは朝ごはん、食べさせてー」


「はいはい。まずは何だ?」


「パン! バターとあまーいイチゴジャムをたっぷり乗せてねー」


「ゴホンッ……。承知いたしました、お嬢様」


「イケボだ!! 執事オウカだ!! カッコいい!!」

面白い、続きが気になると思われたらブクマや評価、レビュー等していただけますとやる気に繋がります。評価は1~5のどれをいただいても基本的に喜びます。

感想もお気軽にいただけますと喜びます。こんな会話が見たいなども歓迎です。


全てが執筆の励みとなります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 『オウカ君泊りに来た時用』はパジャマだけではない気がします
[一言] 更新お疲れ様です(*`・ω・*)ゞ ネグリジェ着た美少女、見たいな〜(  ̄▽ ̄) というか、ネグリジ“ェ”なんだ… ネグリジ“ュ”だと思ってました…(¯―¯٥) 勉強になるなあ〜 次も楽し…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ