表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

61/159

会話48.突然の帰宅

「あー……久々に一人を堪能したなぁ……。なんだか、すっげーのんびりしたわぁ……。色々したわ……。でも、ここ最近はずっと一緒だったから、急にいないと何かこうポッカリと……」


「オウカ!! ただいま!!」


「うお、ビックリしたぁ!! あれ? アスカ? 随分と早いじゃねーか?」


「う、うん。やっぱりオウカが心配になって帰ってきちゃった」


「……なんで息切らしてるんだ? 走ってきたのか?」


「あ、うん。ちょっと走ってきたの」


「まさか変な目にあったりとか……?」


「大丈夫、大丈夫。心配しないで。普通に帰ってきただけだから」


「それにしたって……早いだろ。俺まだ夕飯食ってないぞ?」


「……」


「……アスカ?」


「オ……オウカその、今日……家に一人だったよね?」


「は? そりゃ一人だったけど」


「ホント?」


「嘘吐いてどうするんだよ。今日は家に一人で、のーんびりしてたぞ。あ、汗かいてるなら風呂沸かすか?」


「大丈夫……大丈夫だから」


「そうか? だったらいいんだけど……顔色もなんか悪いぞ?」


「……女の子……来てたとかじゃないんだよね?」


「は?」


「私がいない間に、女の子が来てて一緒に色んな事してたとかじゃないんだよね?!」


「誰がんなことするか!! えー……お前そんなの心配してたの……?」


「その……リョウカちゃんが彼氏に浮気されて別れたって話が出て来て……」


「あー、あの派手目なギャルの? 浮気するなんて最低な男だし、別れて正解じゃねーか」


「うん……。それでね、実はオウカが今日は私がいない間に実はって想像したら……なんか妙に焦っちゃって……」


「……」


「ごめん、幼馴染が彼女面してめんどくさいよね。でもアレが正夢なんじゃないかって、不安になっちゃってさ……」


「……はぁ。ていッ!!」


「痛っ!! オウカいきなり何するのよ!! オウカのデコピン痛いんだからね!!」


「前も言ったろ、アスカといるうちは彼女作る気ねーってさ。お前が俺から離れてくなら別だけどな」


「……うん、ごめん。ありがと」


「んじゃ、今日はどっかファミレス行こーぜ。たまにはいいべ」


「うん!!」

面白い、続きが気になると思われたらブクマや評価、レビュー等していただけますとやる気に繋がります。評価は1~5のどれをいただいても基本的に喜びます。

感想もお気軽にいただけますと喜びます。こんな会話が見たいなども歓迎です。

全てが執筆の励みとなります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 浮気とは最低ですね
[良い点] 面白いです! 普通の現実恋愛系のジャンルと比べて新鮮味もあって、 お互いの想いの強さがより伝わってきます! 引き続き連載応援しております!!
[良い点] 「付き合ってるようで付き合ってない、でも周囲からはどう見ても付き合ってるようにしか見えないが、実は結婚してる幼馴染」  でおk? [一言] 更新お疲れ様です。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ