表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/159

周囲8.見守る女

「はぁ……鳥谷部とりやべ先輩……今日もカッコいい……素敵……素敵すぎ……ウフ……花野木先輩にあんなに迫られて……困ってる顔も可愛い……ウフ……ウフフ……」


日紫喜ひしき……お前なにやってんの?」


「うぴゃあっ!?」


「うお、ビックリした」


「ビックリしたのは……こっちよ伊達山だてやま……いきなり背後から……話しかけないで……」


「いや、背後からこそこそと鳥谷部先輩を凝視していたやつの言葉とは思えねーんだけど」


「ほっといて……。あぁ、カッコいい鳥谷部先輩……しゅきぃ……ウフフ……」


「好きならさっさと告白しろよ。んでスッパリとフラちまえよ」


「えぇい! うるさいき!! ちっくと黙っちょって!! フラれるのを望まんで!!」


「おい、素が出てるぞ。お前、素を出さないためにダウナー系装ってんだから。剥がすなよ仮面を」


「剥がしたのはおまさんやろう……。もう……いいから黙ってて……」


「つか、日紫喜それストーカーじゃね?」


「ストーカーじゃないわ、純愛よ……。その証拠に……鳥谷部先輩のご迷惑にならないように……半径数メートル以内には近寄らないようにしてるわ……」


「えぇ……? せめて話しかけたり、一緒に帰るの混ぜてもらえば? 存在を認知してもらえよ」


「そんなことしたら……緊張で死んじゃう……」


「つーか、花野木先輩の事はいいのか? あの人っていつも一緒にいるだろ。今も一緒だし」


「花野木先輩は……風の噂で付き合ってない……らしいから……私にもワンチャン……」


「……話しかけられない時点でノーチャンだと思うんだけど?」


「うっ……。いや、私のセクシーさで……迫れば……」


「どこがセクシーなんだよ。お前、まな板だろ。寸胴のお子様体型だし、ロリ校生だろ。合法ロリだろ。いや、高校生なら違法なのか?」


「そがなん言われいでも分かっちゅーわ!! われぶっ殺すぞ!!」


「ほら、また素が出た。だからさ、俺にしとけよ日紫喜」


「好き好き言うてくれるのは嬉しいけど……うちを好きな理由は?」


「……ちっこくて可愛いから?」


「死ね、このロリコン」

今回から観測者はこの二人となります。お気に召していただけましたら幸いです。


面白い、続きが気になると思われたらブクマや評価、レビュー等していただけますとやる気に繋がります。評価は1~5のどれをいただいても基本的に喜びます。

感想もお気軽にいただけますと喜びます。こんな会話が見たいなども歓迎です。

全てが執筆の励みとなります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 自称純愛ストーカーとロリコン……どっちもヤバイですね
[良い点] 日紫喜ちゃん… こりゃあいいキャラが登場したね(ΦωΦ) 伊達山くんも的確なツッコミがいいね(笑)
[一言] 方言?が、めちゃくちゃストライクゾーンだ!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ