会話120.どこへ行こう
「さて、ショッピングと言うことなんですが……オウカ、なんか欲しいものある?」
「え? 別になんも無いんだけど……。あ、参考書欲しいかも。今ちょっと詰まってる所があってその辺の……」
「勉強は無し……!! 勉強の類は無しで……!!」
「えぇ? まぁ別に参考書は後でも良いけど。本屋も楽しいぞ」
「本屋は楽しいけど、私は買うのって漫画くらいだもん」
「そうかぁ……。じゃあ本屋じゃなくて別なところでも行くか」
「服は?」
「こないだ一緒に行ったばかりだろ。さすがにもう買わないし、欲しい服も無いぞ」
「うーん。水着も別に新しいのはいらないし。……ランジェリーショップとか行ってみる? オウカも興味あるでしょ?」
「お前はどうしてそう、俺を拷問にかける系の発想はポンポン思いつくんだ」
「オウカが好みの下着を選んで、私がそれを買う……。なんか、オウカからセクハラ受けてるみたいで新鮮だね。どんな気分になるんだろ」
「いや、どう考えても俺へのセクハラだろそれ。なんだそのとんでもねぇ風評被害は。俺がセクハラすることになるのかそれ」
「オウカ色に染まる私……。新鮮でなんか良いかも。今度やってみない? オウカの好きな下着って可愛い系? セクシー系?」
「セ……あっぶね。しーなーい! 男が女性用の下着売り場に行くとかハードル高いんだから、勘弁してくれ……」
「ちぇっ、ダメかー。じゃあ今日はどこ行くー?」
「そういえば、アスカが最近ハマってる漫画ってなんだ? それ教えてくれよ。本屋行こうぜ」
「それなら家から持ってくるのに」
「読むのはそれでいいけど、本屋で色々教えてもらうのって楽しそうじゃない?」
「確かに。じゃあ、本屋さん巡りだー」
「おー」
「その代わり後でオウカの下着の好みを色々教えてね☆」
「諦めてなかった?!」
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