会話119.学生結婚
「美味しかったー。これで牛丼の味は覚えたから、後は家で作るだけだなぁ。早速明日とか作ってみる?」
「いや、流石に二日連続はちょっとなぁ……。と言うか昼食ったのにもう晩飯の話かよ」
「主婦は大変なのよ。毎日の献立を考えるのは」
「いや、アスカは主婦じゃ無いだろ」
「高校生で主婦って設定、なんか萌えない? オウカ的には燃える方かな?」
「普通に考えて16歳なら結婚できるけど、実際に高校在学中に結婚したらどうなるんだろうな? 問題無いのか、停学とかになるのか……」
「マジレス止めて。夢がなくなるから。浪漫が死んじゃうから」
「夢なのかよ」
「まぁ、実際には学生で結婚したいって言っても親が同意してくれなきゃだめらしいよ。生活をどうするのかとかもあるからねぇ」
「なんでそんなこと知ってるんだよ」
「前にチラッと調べた覚えが。間違ってるかもだけどね」
「ま、生活面だと最近は高校生で商売するやつとかもいるし、その辺はクリアすれば高校生で結婚ってのもできそうだな」
「確かに高校生でお仕事している人とかもいるよね。凄いよね、でも忙しいんだろうねぇ」
「忙しいだろうなぁ。まぁ、俺等はのんびり自分達のペースでいければいいだろ」
「そうだねぇ。焦る必要ないしねぇ。高校生のうちは沢山遊んでいたいしねー」
「そうだなー……。んで、この次はショッピングだっけ。服とか……って、どしたアスカ?」
「いやー……今の会話なんだけどさぁ」
「ん? 今なんか変なこと言ったか? 別に高校生で結婚なんてしなくてもいいだろって普通の事しか言ってないような……」
「なんか……当たり前に言ってたけど、私とオウカが結婚するの前提っぽかったなぁ……と。」
「……」
「……なんか言ってよ」
「と、とりあえずなんか服でも見に行くかー! ショッピング!」
「そ……そうだね。早く行こっか!」
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