会話113.初デート当日
「おーい、アスカー。デートの迎えに来たぞー。準備できてるかー? 良く寝たかー?」
「ごめーんオウカ!! ちょっとだけ待ってー!! 準備手間取ってるからー!! 上がっててー!!」
「はいよー! まぁ、時間はあるからゆっくりでいいぞー」
「ねー、オウカー。髪は二つ縛りとポニーテールならどっちが好きー?」
「んー……今日は二つ縛りが見たいかなぁー。似合ってるならどっちでも良いけどー」
「わかったー。じゃあ二つ縛りにするねぇ。ワンピースだからそっちの方が合うかもー!」
「ワンピースか、可愛いかもな」
「脱ぐのも楽だしねー!」
「なんで呟きが聞こえてんだよ、しかも脱ぐ気かお前」
「そーいう展開になるかもしれないでしょー!! うん、良し!! これでいいかな?」
「さすがにならねぇよ。初デートでそこまで行くってよっぽど慣れてるやつだけだろ」
「オウカはヘタレだなぁ。と言うわけで、ワンピース姿のアスカちゃん参上!!」
「見たこと無いワンピースだな。白いワンピース?」
「かわいーでしょー。今日の為に私も密かに買ってたんだぁ」
「うん、可愛い可愛い」
「めんこい?」
「めんこいめんこい。いや、前もこんなやり取りしなかったか」
「何回言われても女の子は嬉しいのよ」
「しかしあれだな」
「ん? 何?」
「可愛すぎるな。肩出してるし、ナンパされないかが心配だ」
「いや、オウカ……今日はデートなんだから一緒にいるでしょ……ナンパなんてされないよ?」
「……そうだったな」
「ダメだよオウカ、今日は初デートなんだから!! その気持ちでいかないと」
「そ、そうだな。初デートだ、頑張っていこう!!」
「うん! あ、そうだオウカ」
「ん? なんだ?」
「服似合ってるよ、カッコいいね」
「……サンキュ」
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