会話107.一夜明けて
「ん……んー……ふわあぁ……。良く寝たなぁ……」
「あ、おはよーオウカ、起きた?」
「……アスカさんや、なんであなたは俺の目の前で着替えてるんですか?」
「どっちかって言うと、私が着替えてるタイミングでオウカが起きたんじゃないかな」
「そだな……。て言うかアスカ、なんでバスタオル一枚なんだ?」
「起きたら汗沢山かいてたから、シャワー浴びて戻ってきたんだよね」
「一晩中くっ付いてりゃ汗もかくか……」
「あ、嗅がないでね。さすがに汗のにおいはちょっと恥ずかしいから……」
「そっか、良い匂いしかしてないけど……」
「恥ずかしいから!!」
「目の前で着替えるのは平気なのに、汗のにおい嗅がれるのは恥ずかしいのか……?」
「女の子ってそういうもんなのよ」
「よくわかんねー……けどあれだな、アスカなんかいつも通りになったな」
「そう? いつも通りかな?」
「あぁ、いつも通りだ。なんか昨日まで、変な感じだったから心配だったよ」
「そっか心配してくれたのか……ありがと」
「俺もシャワー浴びて来るかな。んで、一緒に朝飯つくろーぜ」
「え? オウカがシャワー浴びてる間に私作っておくよ? ドリア時間かかるし、すぐ食べたいでしょ」
「まー、たまには一緒に作ってもいいだろ。……だから待ってろ。」
「分かった、ありがと」
「んじゃ風呂場……って……あれ? なんか首に違和感が?」
「ん? どーしたのオウカ?」
「あー……なんか首に虫刺されができてるみたいだわ。2か所くらい赤くなってら」
「へぇ、オウカは虫に食われちゃったかー」
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