会話102.喫茶店
「良い服が買えたねぇ。お値段も程よい感じだったし」
「いやぁ……服って高いんだな……量販店なのにこんなにするとは……」
「服の感想が私と全然違うね。真逆だ」
「俺の普段着、もっと安いからな。上下一式で2万か……母ちゃんが軍資金くれなかったらヤバかった」
「でもまぁ、着回しはできるからいいじゃない。それにほら……えっと……」
「なんだよ?」
「に……似合っててカッコよかったし……?」
「……うん……素直に褒められると照れるな。いや、ありがとうと言っとく……照れるな」
「と……と言うかさ! 私の好みにしちゃったけど、オウカは良かったの?!」
「ん? あぁ、俺はほら、服には頓着無いし。隣を歩くアスカが良いって言う服の方が良いだろ」
「おぉ……。オウカを私色に染める快感にハマりそう……」
「変な言い方すんなよ!」
「いやぁ、でもなんか変にあっつくなってきたねぇ。あ、喫茶店あるし少し休んでかない?」
「そだな。久々にパフェ食いたい」
「激辛系って無いかなぁ?」
「暑いって言ってたのに激辛かよ。暑くならねぇか?」
「汗をかいて涼しくなるんだよ。汗をかいたセクシーアスカちゃんを見たくないのかね?」
「どっちにしろ喫茶店では激辛なんて無いだろ」
「だねー。無難にアイスコーヒーにしとこうかな」
「よくブラック飲めるよなぁ……。俺はガムシロとミルク無いと……」
「あっ!!」
「うわっ、ビックリした! どしたアスカ?」
「見てよオウカ!! あの喫茶店、カップルパフェなんてやってるよ!! 食べてみたいんじゃない?!」
「お、ほんとだ。食べてみたいけど、カップル限定メニューだぞこれ……」
「じゃあ腕組んで入ろう。そしたらカップルに見えるでしょ」
「……頼む」
「オウカはカップルを演じる恥ずかしさよりも、パフェを取ったか☆」
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