会話101.服を買いに
「祝! オウカと一緒に服屋さん!!」
「テンションたけー……アスカなんでそんなにテンション高いんだよ」
「だって、オウカの服のコーディネートを合法的にできるんだよ?!」
「もともとコーディネートは合法だよ」
「え? そんな、定番イベントの試着室に一緒に入ることもできるって?」
「どこの世界の定番イベント……いや、ギャルゲーか」
「ギャルゲーだね。あとは漫画とかラノベとか」
「確か試着室に一緒に入るのはNGだったはずだぞ。お店の迷惑になるからやめろよ」
「まぁ、普通に考えてそうだよね」
「んでだ、デートの服って言っても……どういうのが良いんだろうか? Tシャツにジーパンじゃ流石にダメだよな」
「んー……そだねぇ。オウカならもうちょっとカジュアルにした方が良いんじゃない?」
「アスカはいっつもママさんの所のブランドだっけ?」
「うん。社割効くから安く買えるんだよね。あ、オウカもそっちで買った方が良かったかな?」
「いや、ママさん所って女性向けのブランドだろ……」
「最近は男の娘ってのも需要があるんだよ」
「いや、俺はしないからな女装」
「ちぇー。姉妹コーデでお出かけできるかと思ったのに」
「おい妹。実の姉がいるんだからそっちでやれい。俺を巻き込むな」
「まぁ、それはそのうちお部屋でやるとして。今日はオウカに似合う服をコーデしようー。やっぱりカジュアル系で、帽子も欲しいかな」
「不穏なこと言うな。絶対着ないからな!」
「フラグ?」
「フラグじゃねぇよ!!」
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