周囲28.歳の差スライダー
「シュウスイさん! もっかいやるっす! もっかい滑るっす!」
「げ、元気ですねメイリさん。よっぽど気に入ったんですね、ウォータースライダー」
「二人で滑れるから楽しいっす! 次は私が前がいいっす!」
「僕が後ろですか? メイリさんの後ろってちょっと緊張しますね……」
「なんでっすか? シュウスイさん、スライダー苦手っすか? 怖いっすか? 可愛いっすね」
「いえ、その……メイリさんみたいに水着の女性を密着するのは僕みたいな中年には刺激が……」
「シュウスイさん、意外とスケベっすね」
「直球すぎますけど、返す言葉もございません」
「そういえば、感想聞いて無かったすけど、どっすかウチの水着? ちょっと……だいぶ気合い入れてみたっすけど、似合ってるすか?」
「とてもお似合いです。ちょっと僕には分からない種類の水着ですけど、カッコいいですね」
「モノキニってやつっすね。ウチもダチに教えてもらったんすけど、ビキニは恥ずくってこれにしたっす」
「そんな種類の水着があるんですね、背中が見えてドキッとしましたよ」
「ドキッとしたっすか!? 良かったっす!! でもそれなら早く感想欲しかったっす」
「いや、僕が直球で感想を言うとセクハラになっちゃいますから。なかなか難しいんですよ」
「セクハラは相手が嫌がったらっすよね? ウチ、シュウスイさんなら嫌じゃないっす」
「光栄です。えぇ、メイリさんの水着姿はとても綺麗で、似合ってますよ」
「うぇへへへへへ、照れるけど嬉しいっす! じゃあもっかい……。あ、あそこにいるの」
「どうしましたメイリさん? お知り合いでも?」
「いつもうちの店による高校生のバカップルがいるっすよ。ほら、あの二人」
「メイリさん、外でもお客様には馬鹿と言ってはいけませんよ」
「すいませんっす。でもほら、あのJKめっちゃエロいっすよ。乳スゲー……バルンバルン……」
「そう言われちゃうと、僕は見ない方が良いですね」
「なんでっすか?」
「メイリさんとご一緒してるのに、他の女性に目を向けるのは失礼でしょう」
「……いま、ウチもビキニにすれば良かったって後悔したっす」
「いえいえ、そのままで十分素敵ですよメイリさん」
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