会話83.起きた幼馴染み
「おーい、アスカァ。起きろー。30分経ったぞー」
「うーん……あれ? オーちゃんはぁ?」
「寝ぼけてんなこいつ……。ほらー、プール入るんだろー」
「オーちゃん……ぎゅー……」
「ほらほら、起きろアスカ。マジでちょっと真正面からのぎゅーはヤバいからやめてください」
「ぎゅー……」
「ヤバイヤバイヤバイ、起きろアスカ! シャキッとしろ」
「なんか硬い……? って、あれぇ、オウカァ? オーちゃんどこいったの?」
「やっと起きたか」
「あー……。おはよう、オウカ」
「おはようアスカ、目覚めはバッチリか?」
「懐かしい夢見たからねぇ。バッチリだよ」
「まぁ、小学校の時の夢なら懐かしいよな」
「あの頃のオウカは可愛かったなぁ……ってあれ? なんで小学校の時の夢って知って……?」
「寝言で言ってたから」
「そっかぁ、寝言かぁ……。寝言?!」
「うわ、ビックリした」
「寝言……寝言って! 私変なこと言ってなかった?!」
「あー……。例のマッサージされてくすぐったがってることしか言ってなかったぞ?」
「ほんと? ほんとに? それ以外は何も言ってなかった?」
「あぁ、言ってなかったよ。全く、恥ずかしいこと思い出させやがって」
「そっかー……良かった……」
「今考えるととんでもねぇことしてたよな、俺ら」
「オウカは誇っていい。私のこの胸はオウカが育てた!」
「お前それ、ぜってー学校で言うなよ。周りから殺されるし、下手に噂が歪んで教師の耳に入ったら説教されるかもしれん」
「言わない言わない。オウカが私のオッパイ触りまくって巨乳にしたとか言わない」
「改めて言うな」
「それにこれ、下手に言ったら他の女子がオウカに私もって言ってくるかもだからね」
「……」
「オウカ? もしかして今、それありかもとか思った?」
「思ってない! 思ってないゾォ! さぁ、そろそろウォータースライダーに行こうかぁ!」
「あー、なんか誤魔化してる。揉みたくなったら私に言いなさいよねー」
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