表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

102/159

周囲24.後輩達のプール

「来たぞプール!! 好きな子とプール!!」


伊達山だてやま、大けな声で言わんで、恥ずかしいき」


「だって日紫喜ひしきと一緒に来れたんだぞ、嬉しいに決まってるだろ」


「こがなお子様体型の女と一緒で、そがに喜ばんでも」


「いやいや、フリルいっぱいで可愛いぞーその水着姿。似合ってる似合ってる、俺の為に選んでくれたのか?」


「……そうやけど」


「そうだよなぁ、別に俺の為に選んだわけじゃ……って……え? 今なんて?」


「伊達山が喜ぶかな思うて、この水着にしてみたんやけんど、悪い?」


「……」


「なんか言うてよ」


「ごめん、嬉しさのあまり成仏してた」


「今日までの伊達山は幽霊やったが?」


「そして今、俺は生き返った」


「転生したんや。新生伊達山?」


「いや、そんなことよりもマジなの? 俺の為にその水着選んでくれたって? 嬉し過ぎるんだけど」


「だって、せっかく一緒に来ちゅーんやき……喜ぶような水着にせんと失礼やろう?」


「なんて気遣いのできる嫁……」


「嫁やない。いや、そもそも彼女やないきね。付き合うて無いし。友達同士で遊びに来ちゅーだけやき、そこのところ勘違いせんでよね。あくまでもうちと伊達山は友達!!ええね!?」


「めっちゃ早口!!」


「べ……別に伊達山の事が好きちょかじゃ無いがやきね!!」


「お手本のようなツンデレ台詞、ありがとうございます!」


「何喜んじゅーのよ……意味わからん」


「でも、その水着を選んでる間は俺の事を考えてくれたんだろ?」


「……やき……そう言いゆーやろう」


「よし、今日は俺が奢る!! なんでも奢る!! だから手を繋ごう日紫喜!!」


「ちょっテンション高い!! 嬉しそうにしなさんな!! 手ぇ引っ張りなさんな!!」


「今日の俺は無敵だぁ!!」

面白い、続きが気になると思われたらブクマや評価、レビュー等していただけますとやる気に繋がります。評価は1~5のどれをいただいても基本的に喜びます。

感想もお気軽にいただけますと喜びます。こんな会話が見たいなども歓迎です。


全てが執筆の励みとなります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] なんと! 完落ちじゃないですか。 なんたるチョロイン(笑) まぁ、幸せになりなさいな(・ω・)ゞ ですね。
[一言] あ〜最高!
[良い点] こんな可愛いこと好きな子に言われたら、そりゃ伊達山くんじゃなくても無敵になるよな!w 本当に方言少女カワイイ! 登場した時から日紫喜ちゃんが俺の推しになってます。 でも一途で一直線な伊達山…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ