会話77.流れるプール
前回で100話でした
「流れるプールは良いねぇ……のんびりできるねぇ……」
「浮き輪レンタルできてよかったなぁ」
「オウカは借りなかったけどいいの?」
「俺は別にいいかなって。ほら、他にやりたいことあるし」
「そーなの?」
「お前、昔からその寝るタイプの浮き輪好きだよな」
「だって、これのんびりできるんだもん」
「うりゃ」
「うひゃあー!」
「回転アスカ。久々だなこれも」
「そうだった……オウカはこうやって、浮き輪で寝てる私を回すのが好きだったよね……」
「乗るより、くるくる回すのが楽しい」
「オウカも載って楽しもうよー。あ、今これに乗る?」
「俺はアスカをこうやってコントロールするのが楽しいからいいの」
「そんな……オウカは私の上に乗りたくないの?」
「今乗るって、アスカの上ってことかよ?!」
「うぇるかーむ♡」
「流石に沈むわ。それ以上に恥ずかしすぎる」
「ヘタレめ」
「そんなことを言うアスカはこうだ!」
「うきゃあー! グルグル回るー!」
「悪は去った……」
「誰が小悪魔系巨乳美少女幼馴染よ。あ、私か!」
「んなこと言ってねぇ」
「むー。落ちたらどうするのさー。そりゃあ、アスカちゃんには立派な浮き輪が二つ付いてますけど」
「落とすようなヘマはしない! どれだけ俺がアスカを回してきたと思っているのだ」
「そうだね。オウカに嫌だって言ってもやめてくれなくて、毎無理矢理されて感じちゃう……」
「おいやめろ、外だぞここ」
「でも、私はオウカに落とされたことないけどさ」
「ん?」
「私はオウカを落としちゃいたいかもって、たまに思うよ」
「うっわー、悪い顔……。やっぱり俺は浮き輪は乗らなくていーや」
面白い、続きが気になると思われたらブクマや評価、レビュー等していただけますとやる気に繋がります。評価は1~5のどれをいただいても基本的に喜びます。
感想もお気軽にいただけますと喜びます。こんな会話が見たいなども歓迎です。
全てが執筆の励みとなります。