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王城での出来事

今回は短めかも

すいません。だいぶ更新が遅れました。試験やその他諸々忙しくて全然出来ませんでした。

 「第二王女アイシャ様、並びにその恩人のレイン殿のおなぁりぃ!」


 うおっ!?何だ?えらくでかい声だな。心臓が止まるかと思ったわ。へぇ~ここが謁見の間かぁ。やっぱりでかいな。うん?もしかしてあれが?国王かな?


 「よく来たな。我が娘よ。何事も無かったようで安心したぞ。」


 「いえ、父上、何もなかった訳ではありません。ここへ来る途中の森でゴブリンの集団に襲われました。その際に護衛の騎士達が全員殺されてしまいました。ですが、その時に通りがかったこのレインさんに助けていただいて、そのままこの国まで護衛していただきました。」


 「なに!?騎士達が全滅するほどのゴブリンか!?まだ見習いだったとはいえ全滅か。それをそこの少年がか………。」


 「はい。レインさんが助けてくれなければ私は今頃、ゴブリンに殺されているでしょう。」


 「ほう。そうかそうか。よくぞ生き延びてくれた。さて、そちらがレイン殿か。」


 「はい。」


 「よく娘を助けてくれた。礼を言う。もしも、そなたが通りかからなければ娘は殺されていた。そうなれば私は全軍を率いて世界中のゴブリンを皆殺しにしていただろう。」


 「そ、そうですか。」


 皆殺しってもしかしなくても親バカだよなこの王。本当に助けて良かったな。全軍とか出したら騒がしくて落ち着いて生活出来ないよ。


 「何か褒美を出そうと思うがどうだ?」


 「いえ、私はただ通りかかっただけなので。大丈夫です。」


 「そうか。そうだ、お前は冒険者だったな。これからはこの王都の冒険者組合で依頼を受けると良い。その方が儲かるぞ。」


 「そうですか、分かりました。」


 これが終わったら村に戻ろうと思っていたけど、王にそういわれちゃ、戻れないな。ここで頑張るか。


 「それではこれで此度の謁見は終わりとする。総員持ち場に戻るがよい。」


 王がそう言うと、謁見の間にいた人はぞろぞろと出ていった。


 「さて、レインさん。私達も行きましょうか。」


 「はい。そうですね。」


 いやぁ何事もなく終わってよかった。本当に創造で礼儀を作っといて良かった。絶対にこれが無かったらもっと慌ててたな。マジで創造便利。






 一方その頃、


 「おい、あのアイシャ様にくっついていた虫はどうなった?」


 「はい、王城に着き、すぐに謁見したあとアイシャ様と一緒に出ていった模様ですジーク様。」


 「なに!?まだ一緒にいるのか!?全く虫けらの分際で、調子に乗りやがって。アイシャ様もアイシャ様だ。何故、あのような虫けらと一緒にいたがるのだろうか。これは自分と俺達との身分の差を分からせなければいけないな。よし、お前達。あいつがどこにいるのか調べて、一人になったところを、襲え。最悪殺しても構わん。どうせただの平民だ。それにここは王都だ。知り合いもいないから消えても誰にも気づかれまい。」


 「「「「「承知しました。」」」」」


 はぁ、ジーク様に仕えて結構経ったがこの人は本当にどうしようもない人だな。普段は何もせずただただぐうたら過ごすだけ。気に入らないやつがいたら即座に抹殺。ここ最近は何もなかったから改心したと思ったら、また殺しだ。しかも何も悪くない平民だと?そろそろ潮時かもしれないな。はぁ、どこかに心から仕えたいと思える人はいないだろうか。

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