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王都到着

スキルのレベルを無くしました。

 「ほへぇ~、ここが王都かぁ。うちの村とは比べ物にならないくらいでかいな。」


 「そうでしょう?レインさん、ここは私の自慢の場所なんですよ。」


 「?何で貴方の自慢の場所何でしょうか?」


 「ウフフ、それは私の家に来ていただければ分かりますよ。」


 何だ?何か嫌な予感がするなぁ。この子そんなに偉い人なのかなぁ?面倒なことにならないといいけど。


 あれ?何だか馬車の向かってる方向が怪しいぞ?心なしか王城に近づいてるような……。うわぁ、嫌な予感が当たりそうだ。


 「ウフフ、感づきましたか?まぁ、恐らく貴方の思っている通りだと思います。」


 「えっ!?ってことはこのお城が?」


 「はい!ここが私の家です。そして私の名前はアイシャ。アイシャ・ヴァーミリオン。このヴァーミリオン王国の第二王女です。」


 「だ、第二王女様!?これは失礼致しました!」


 「やめて下さい。今までのように話して下さい。」


 「いいんですか?とても失礼な気がするのですが。」


 「いいのよ。他でもない私が良いって言ってるのだから。」


 「でも、貴方がそう言っても周りが許さないのでは?例えば今馬車の御者をしているおじいさんとか。」


 「私はお嬢様が許されるならば気にしません。申し遅れました私はお嬢様の専属執事をやらせて頂いております、セバスと申します以後お見知りおきを。」


 「専属の執事だったのですか!?そうですか。気にしないのですか。分かりました。お二人がそう言うのでしたらこれまでどうりの接し方でやらせてもらいます。」


 「お嬢様の我が儘を聞いて頂いてありがとうございます。さて、そろそろ王城に着きますので、降りる準備をお願いします。」


 「分かったわ、爺。そう言うことなので、レインさん降りる準備を致しましょう。恐らく降りたらすぐに父上との謁見をしないといけなくなると思いますので、心の準備をしていてください。」


 「え、謁見、ですか。初めてですね。」


 マジかぁ、謁見かぁ。心配だなぁ。………ん?待てよ?ここでこそ創造の出番ではないか?よし、使うか。謁見だろ?謁見にちょうどいいのは何だ?礼儀か?もう時間無さそうだしそれでいいか。


 創造発動!!スキル作成!!


≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫≪≫

 【名前】レイン(14)

 【種族】下級神 【性別】男性

 【称号】人智を越えた存在

 【レベル】10

 【HP】3000/3000

 【MP】6000/6000


 【スキル】

  創造

  隠蔽

  鑑定

  礼儀

  サーチ


 【魔法】

  火魔法Lv.1

  水魔法Lv.1

  ・氷魔法Lv.4

  風魔法Lv.1

  土魔法Lv.3

  光魔法Lv.1

  闇魔法Lv.1

  空間魔法Lv.1


 【加護】

  創造神(父)の加護

  全能神(母)の加護


 おお!ちゃんと増えてる。これで謁見も大丈夫かな?これはこれからも創造、重宝しそうだな。いや、これはするな絶対に。だって便利過ぎるもんな。


 「さて、着きましたよ。これから私が案内しますのでついてきて下さいね。」


 「はい!」


 うわあ、これはスゴいな。豪華すぎる。僕なんかが入ってもいいのかな?ん?あれは………うっわ嫌な予感がするわ。


 「おやぁ?何でこんなところにみすぼらしい平民風情がいるのかな?全く自分の身分の低さも分からないとは、これだから平民は。」


 うっわ、何だ?こいつは。THE・貴族って感じだな。俺って偉いんだぜって感じのオーラがビンビン感じるなぁ。一番関わりたくない感じの奴だな。


 「ん?これはこれはアイシャ様。こんな平民なんかと一緒にいると貴方の品格まで下がってしまいます。そんなやつとではなくこちらに来たほうがよろしいかと思います。」


 「お気遣い感謝致します、ジークさん。ですが、心配ご無用です。このレインさんは平民ではありますが、きっちりわきまえております。それに、ゴブリンに襲われて騎士が全滅してしまいましたが、そこに現れたレインさんが名前も知らない私を助けてくれました。その恩に報いたいのです。そのためにこれから父上と謁見するつもりです。」


 「そ、そうですか?それならば良いのですが。それでは失礼致します。…………おいお前、あまり調子に乗らないことだな。後で痛い目にあっても知らんからな。」


 と、すれ違い様にそんなことを言われた。まぁ、僕には創造があるので全く気にしていないが。


 「すみませんレインさん。貴族のなかにも良い人はいるのですが。やはり、あんなのもいるのです。心苦しい限りです。」


 「いえ、大丈夫です。それに自分よりアイシャさんに迷惑がかかってしまうのでは?そんなことになるのならば、今回のことはなかったことにして帰ろうと思います。」


 「私のことは気にしないで下さい。大丈夫です。お優しいのですね。」


 「あ、ありがとうございます。」


 「さぁ、着きましたよ。この扉の先が、謁見の間です。緊張せずにリラックスして下さい。」


 「分かりました。行ってきます。」


 その瞬間、扉が開いて僕は謁見の間に入った。


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