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静華

「初日だから緊張すると思うけど、いい奴らばっかりだから心配しなくていいぞ」


 藤木? 藤村? 藤林?

 なんだっけ、こいつの名前。忘れた。

 ってか、どうでもいいし。仲良くする気もないし。どうせ自分なんかより幸せで能天気な奴らだろ。

 ただだからと言ってここで騒ぎを起こす気はない。そんな事をすれば面倒な事になるのは分かっている。何もなければ大人しくしているつもりだ。


 がらりと藤なんとかいうこのクラスの担任が先に扉を開き後に続く。好奇な視線が自分に集まるのを感じる。


“悪魔の子”

“人皮を被ったバケモノ”


 頭の中で自分を呼ぶ声がする。こいつらじゃない。だが集まる視線が記憶を呼び起こした。

 

 ――悪魔? 笑わせるな。


「おはよう。今日は皆に新しいメンバーの紹介だ」

 

 ――お前らは本物の悪魔を知らない。


「じゃあまずは自己紹介してくれるか」


 ――そして、悪魔を殺した事もないだろう。


「香椎静華です。よろしくお願いします」


 ――平和ボケのお前らには無縁の話か。


「じゃあ席は……藍田の横だな。あそこに座ってくれ」


 藤なんたらが空いた席を指さした。私はさっさとその席に向かい、ざっと腰を下ろした。

ああ、退屈な日常の始まりだ。


『……て』


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