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“汚ねえものはな、燃やすのが一番なんだよ”


 燃え盛る業火は、今まで見てきた何よりも綺麗で優雅だった。

 いつまでも見ていたいと思うほどに私は目の前の炎を眺めていた。


「危ないぞ何やってんだ!」


 後ろの方がずっとうるさかったが、急に真後ろから思いっきり怒鳴り声を浴びせられそのまま容赦なく身体を抱きかかえられた。

 

 ――離してよ。もっと見させてよ。


 そう思ったが、思っていた以上に身体は憔悴しきっていたらしい。暴れもがいて拘束を解く事は出来なかった。


 ――燃えろ。燃えろ。


 もっと見ていたかった。

 汚いものが見えていく様を見ていかった。

 景色が離れていく。

 

 せめて燃え続けて。

 遠くに離れても、その炎が私の目にずっと映っていますように。






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