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優翔 L-35
違和感は続いていた。
いや、この場合続いていたという表現は適切ではない。そもそも連続しているという確証もなければ、そんな馬鹿な事があり得るわけがない。
そんな訳が。だが、じゃあこの感覚はなんだ。
なぜ僕は彼女を覚えているんだ?
香椎静華。
今日も彼女は転校生としてここに現れる。おそらく。いや、間違いなく。
どうして僕の中に彼女が記憶されているんだ。
まずこの記憶されているという感覚はなんなんだ。この感覚はおかしい。間違っている。
何故なら自分の今までの人生の中で、僕は香椎静華という女性となんて出会ってないのだから。今まで出会っていない女の子が何故頭の中にいるのか。理屈がおかしい。
そして僕は馬鹿げた事を本気で考えだしていた。
――今日の僕は何回目だ。




