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プロローグ

新作品です。他の作品も完結してないのにと思っている人はすいません。今まで勢いだけで書いてきたので行き詰まりやすかったんです…


今作品は一部まで書き上げた後見直してから投稿しているので長続きできそうです。楽しんでいってください。

農家。それは百姓や農民とも呼ばれ農業を従事するものである。


農業には様々あり食べられる作物を作ることや草花、漢方薬などの植物を育てるのが一般的である。考え方としては人に有用な作物を育てることが農業であると言えるだろう。


この農業というのは自然との勝負である。

台風や地震、津波などによって作物に被害が及ぶ。その上気温や降水量、日照時間によっても出来が全く異なる結果となる。


その上病害虫、害獣による被害もある。なんなら野菜泥棒も付け加えてもいい。はっきり言ってこの世の仕事の中で最も様々な被害を受けやすい職種であるだろう。


それなのに面と向かってお礼や感謝されることもなく、汚い、キツイ、危険の3Kと呼ばれ敬遠される。やりたがる人間が少ない嫌われる職種に入るだろう。


しかし農業はこの世で最も重要な仕事だ。他の仕事はなくなっても困るぐらいだが、農業はなくなると死人が続出する。なぜなら人は食べなくては生きられない。





さてここまで上げたのは地球での農業の話。これが異世界に変わるとどうなるのだろうか。


この世で最も重要な仕事というのには変わりないだろう。どんな世界でも食べなくては死んでしまうのは変わりないはずだ。


では最も被害に遭いやすい仕事という面ではどうだろうか。答えはもちろんイエスだろう。


では被害の内容は同じか?……答えはノーだ。


異世界。というよりこの世界においては違うと言えるだろう。他の世界に関しては詳しくないので他の異世界を知っている人間に聞いてくれ。


さてこの世界において受ける被害がどんなものか。まずは戦争だろう。この世界においては戦争が続いていた。いつ終わるのかもわからないほどに。


次に害獣被害。これは地球とは比較にならない。そこにうまい作物があるのならばモンスターはいくらでも寄ってくる。美味ければ美味いほど寄ってくるだろう。


主にこの二つの影響が大きいだろう。他の被害も大きいがそこは割愛させてもらう。



ではこれらの被害にどう対応するか。戦争に関する被害は国に頼む?はっきり言ってそんなのは無駄だ。国同士の争いが起きている時に農民が何を言っても無駄だろう。文句を言った罰として育てた作物を徴収されておしまいだ。


モンスターによる被害はどうする?冒険者や騎士に金を払って助けてもらうか?そんなことをしていたらいくら金があっても足りないだろう。

モンスターはいくらでもやってくるのだ。一年中冒険者を雇っていたら金がなくなっておしまいだ。


ならどうするか。答えは簡単だ。自分たちで何とかする。


モンスターの大群?そんなもの鎌で首を切り落とし、鍬で頭を叩き割る。農耕作業で鍛えたその体でモンスターを蹂躙する。どんなモンスターだろうと畑を耕すが如くミンチにする。


国同士の戦争?そんな面倒なことやめさせてやる。どんなヤツだろうと文句は言わせない。農民は騎士の数十倍はいる。その上安全な城の中で剣を素振りしているような奴らが毎日畑を耕し襲い掛かってくるモンスターと戦っている農家に勝てる道理があるのか?




ある農家は国に対して

「自信があるならかかってこい国王。俺たち農民はいつでも一揆起こすくらいわけないんだ。それに俺らを全員殺したら飯は食えなくなるぞ。まあ俺たちを殺すその前にお前さんが生きていればだけどな。」


そう言われた国王は途端に青ざめ戦争を中止。攻め込んできた相手国は二日後に城壁を耕され一週間後に食料を絶たれ一年も経たないうちに滅びた。



とある発表に対して

「大賢者が新魔法を開発して巨大な火柱を作り出したって?そんなもん3軒隣のシゲちゃんが土の消毒によく使っているけどどうした?そんな無駄なことをしている暇があったら美味い野菜の開発でもしていろ。」


それを聞いた大賢者は実際に観に行き自分の今までの研究の意味のなさを知る。その後見返すために研究を続け、新作物や新農耕魔法の開発に成功。世界から脚光を浴びることになった。



またある農家は言う。

「勇者が魔王を倒しに行く?魔王ってここのお得意様の魔王か?おい!バカな勇者を止めにいってくるぞ。あの魔王倒されたらうちの大口の取引なくなっちまうわ」


勇者と魔王の長きにわたる因縁の戦いは決着の間際、一人の農民によって止められ話し合いによって終わりを告げた。その後勇者と魔王による農業戦争が起きるのだがどちらも大したことはないと歴史にも残らなかった。




農民至上主義。農民こそが絶対であり、戦争も魔王による世界侵略も起きない平和?な世界。


これはそんな世界でこんな無茶苦茶な農家たちに憧れて一流の農家を目指す一人の少年の物語。


バトルは当分出てきません…タイトル&プロローグ詐欺か?と思うかもしれませんがすみません…

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