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第1章 覚醒

第1章スタートです!

………………………………………………………………………………………ここは…何処?


何か背中が冷たい…


冷たい?

それはおかしい…私は死んだ。そう、死んだ筈…あの時確かにこの首を刎ねられた…意識が無くなる前にマイ様の歪な笑みを最後に見た…

そうだ、私は死んだ筈なのです。

なら、何故今私は意識がある?

何故、私は「冷たい」と分かる?


恐る恐る「目」を開けた。そう、開けたのだ。

周りを見渡すと黒い石造りの部屋だとわかった。

此処は何処だろう…?蘇生して運び込まれた?それとも死後の世界?

分からない。


ふと、視線を下げると首無しの黒い甲冑を纏った女騎士が仰向けに寝かされていた。


この人も、此処で死んだのでしょうか?


鉄格子だけの窓を見ると外は星が輝き、真上の丸い天窓を見上げれば満月が煌々と輝き、私を照らしていた…。


掴めそうだな…


そう思い手を伸ばしたその時


ガチャリ。


仰向けに寝かされていた女騎士が突然腕を上げた。

私は驚きもう1度其処を凝視する。

その時に気付いた。

私は、まだ立ち上がってない・・・・・・・・


では、私はどうして周りを見渡せるのだろう…?


そう思い、更に周りを見渡すと丁度背後に鏡を見つけました。


その鏡には、美少女がいた。


肌は作り物のように滑らかで白く、まるでガラス細工のよう精巧で透き通っている。

目は大きくアーモンド型、この世の者とは思えない程に綺麗な澄んだ銀色をしていた。

鼻筋は真っ直ぐ通り、眉は美しい柳型だった。

髪は其れこそ純白の絹のように白くとても滑らかで、前髪は一文字に切り揃えられ、残りは全てうなじの高さあたりに切り揃えられられている。


思わず見惚れてしまいました…それ程にこの人は美しかった。


しかし、この時気付いてしまった。この少女は身体(・・)無い・・という事に…


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