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東方始異禄  作者: 趙餡
7/16

初異変だと!?紅い館がフィールドです~(終)

魔理沙「地獄への片道切符でも買っちまったかなぁ………うぉ!」


フラン「凄い凄い!私の弾幕をこんなにも避けれる人がいたなんて!」


前回、フランドールと強制お遊びという地獄への片道切符を買ってしまった魔理沙は

ただひたすら逃げ回っていた

それでもフランにはかなり嬉しいみたいだが


魔理沙「これなら!

恋符[マスタースパーク]!」


フラン「禁忌[レーヴァテイン]!えい!」


魔理沙「……………叩き割ったぁ!?」


魔理沙の言うとおりマスタースパークはレーヴァテインによって叩き斬られたのである

この時点で血の気が引くだろう


フラン「次は私の番ね!

禁忌[フォーオブアカインド]!」


魔理沙「四人増えた、か

嫌な予感しかしないぜ……………」


フランA「いっくよー!

禁忌[クランベリートラップ]!」


フランB「避けきれるかしら!?

禁忌[カゴメカゴメ]!」


フランC「もっと!もっと!QED[495年の波紋]!」


フランD「アハハハハ!禁忌[恋の迷路]!」


魔理沙「…………ナイワー」


とか言いながら全力で避ける魔理沙

避けれたら御の字

次は霊夢を見てみよう

どうやら屋根の上、お互いに空を飛びながら話していた


霊夢「貴女、今まで此処で何人の人の命を無駄にしたのかしら?」


レミリア「貴女は今まで食べてきたパンの枚数を覚えているのかしら?」


霊夢「残念、私パン食べたこと無いの」


レミリア「それが答えよ」


霊夢「…………なるほどね

とりあえず退治されなさい」


レミリア「ふふ、私の能力の前では誰も勝つ事はできない

決してね」


霊夢「…………何ですって?」


レミリア「運命操作、それが私の能力

如何なる運命も私の前では―――霊夢「ふんっ!」―――あべば!」


人が話している最中に問答無用で蹴りをぶちかまし、ぶち当てる霊夢

綺麗に顔面にヒットし、レミリアは頭から落ちた


レミリア「鬼かお前―――霊夢「霊符[夢想封印]」―――あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!」


問答無用を通り越して最早鬼畜である


レミリア「くっ!そっちがその気なら!

神槍[スピア・ザ・グン―――霊夢「陰陽玉ドーン!」グニルゥゥゥゥゥゥゥゥ]!」


槍なんて出させないし

出す隙すらも与えない

そんな霊夢の気持ちに陰陽玉は答えてくれる


レミリア「お、鬼が―――魔理沙「恋符[マスタースパーク]!」―――……………」


遂にレミリアは倒れた

この異変の首謀者は倒したのだ

無事にめでたしめでたし―――


魔理沙「霊夢ー!逃げろー!」


フランA・B・C・D「「「「待てー!」」」」


な訳がなかった


霊夢「魔理沙………何あれ?」


魔理沙「知らねえよ!後は頼んだ!」


霊夢「あっ!こら!………逃げたか」


フランA「………?次はあなたが相手してくれるの?」


フランB「見て見て!お姉様が倒れてる!」


フランC「本当!という事はお姉様より強いのね!」


フランD「楽しみね!」


全員フランだから思考回路も一緒だからなのか

一人芝居というか自問自答なのかはしらないが

とりあえず、霊夢が戦う事前提で話し合っているフラン達


霊夢「………まだ戦う事すら決めてないのにね

まぁいいわ、格の違いを思い知らせてあげる」


今、鬼畜巫女による圧倒的な戦いが始まる…………!






紅魔館・門~


さて、ここは拓哉と美鈴が戦っていた門前

その戦っていた当人………拓哉はよろよろになりながらも歩いていた


拓哉「何か………上がうるさいと思ったら………霊夢達だったのか………なるほど」


壁に手をついたりしながら頑張って屋敷の入り口目指して歩いていく拓哉


拓哉「にしても………何でこんなに門と屋敷の入り口に幅があるんだ…………」


拓哉の言うとおり

多分門に入って20m位離れている場所に入り口がある

門がある外壁も同じ様に離れているのに

館は馬鹿みたいにデカい


拓哉「くっ………金の無駄使いしやがって」


怒る点がずれている気がするが気にしないでいこう


真矢「えっと………トイレはどこにあるんですかね~?」


と不意に扉が開く

そして出てきたのはなんと、拓哉の実の姉・真矢であった


拓哉「ね、姉さん…………?」


真矢「あ~!たっくん~!」


拓哉は驚いてその場から動けないし

真矢は走ってはいるがゆったりとした足取りでこちらに向かっていた

そして拓哉に抱きつき頭を撫でる


拓哉「姉さん…………何でこんな所にいるの?」


真矢「え~っとですね~トイレを探してたら入り口まで戻っちゃったみたいです~」


拓哉「そうじゃなくてさ

何でこの館にいるのかっていう話」


真矢「それですか~

実は、里長さんから言われたんです~

此処に言ってこいって~」


拓哉「……………」


里長の顔すら見たことないが

実の姉を単身で向かわせた事に拓哉は苛立った

『………里長コロス………』

なんて物騒な発想はないだろう

流石にこの無自覚シスコンと言えども

人を殺す様な事はないだろう


真矢「た、たっくん?顔が物凄く怖いですよ~?

まるで自分の仇が目の前にいる様な顔になってますよ~?」


拓哉「あぁ、大丈夫

ちょっとこの異変が終わった後の用事ができたから」


…………殺す事はないと信じたい!


拓哉「しかし、派手に暴れてるなぁ……………」


真矢「レミちゃんが私の言う事を素直に聞き入れちゃって~」


陽「……………レミちゃん?

…………まぁいいや、そんな事よりあいつらはどうしてんだろうな…………?

ま、あの二人なら問題ないか」






ところ変わって再び上空へ


フランA「な、何で当たらないの!?」


フランB「レーヴァテインもすり抜けちゃうよ~!」


フランC「目は!?どうして物体の目が見えないの!?

これじゃあ破壊できないよ~!」


フランD「うー!負けたくないー!」


どうやら、先程の咲夜の挫折を味わいかけている様だ

というかいい加減分身解けよ


フランD「うるさい!きゅっとして―――」


あれ?フランちゃんもしかしてこの声聞こえて―――


フランD「どかーん!」


―――るみたいでs(ピチューン


霊夢「…………?あんた今何したの?」


フランD「何か、あらゆる所からピーチクパーチクうるさかったから」


霊夢「私には、何も聞こえなかったけどねぇ…………まぁいいわ

それで、もう終わり?」


フラン「まだ!禁忌[スターボウブレイク]!」


霊夢「普通の奴にしか効かない弾幕なんて、私にして見れば全てそよ風よ

私に攻撃を当てたかったら次元を壊すぐらいの攻撃をしなさい」


フランA「いや無理!」


フラン「そんな事貴女にできるの!?」


フランC「さっきから何もしてないじゃない!」


フランD「イライラするー!」


霊夢「さて………面倒だし、ちゃっちゃと終わらせますか

夢符[封魔陣]」


フランB「えっ!?」


フランC「いきなり攻撃は―――」


ピチューン


霊夢「あら、分身だったわね

さて、どっちが本物かしら?ふふふふふふ……………」


フランA・D「「ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!」」






拓哉「じゃあ、そっちに住もうかな

姉さんが心配だし」


真矢「もともと、たっくんに心配をかけたくないから

こっちに来たんですけどね~」


拓哉「何も言わないでどっか行かれたら余計心配するよ……………」


―――……………―――


真矢「……………?何か聞こえませんか~?」


拓哉「へっ?」


―――……ぁぁぁぁぁ………―――


拓哉「あっ、本当だ」


―――ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――


拓哉「一体どこから―――」


フラン「ぁぁぁぁぁあああああああああ!」


拓哉「…………えっちょ―――!?」


ピチューン


真矢「た、たっくーん!?」


霊夢「あっ…………まさか真下にいるなんて…………巻き込まれるとは不運ね…………」






霊夢「それで?異変を起こした理由は?」


その後、霊夢は紅魔館組を縛り上げて異変発端の理由を聞いていた


レミリア「…………よく、覚えてないわ

ただ、急に人間を支配しようとする欲求が溢れてきて……………」


霊夢「無意識にやってたっていうの?」


レミリア「えぇ……………嘘は吐いてないわ」


霊夢「なら覚えてる範囲内で答えて

最後何してたの?」


レミリア「確か…………そうよ、彼女と話していたわ」


そう言いながら、真矢の方を見るレミリア


霊夢「じゃあ何?あのおっとりした奴が今回の元凶って事?」


レミリア「うーん…………それも何か違うのよね」


霊夢「はぁ?」


拓哉「あっ…………」


霊夢「どうしたの?」


拓哉「空から手紙が―――」


拓哉の手にあった手紙を取り上げ、一気に読む


霊夢「………っざけんじゃないわよー!」


するといきなりキレだし、陰陽玉を紅魔館に向かってなげる

そしたら直撃し、一部(約5%)を破壊した


レミリア「紅魔館が!」


拓哉「えーっと何々………」


『その子はね、たっくんのお姉ちゃんなの♪

それでね、簡単に言うと異変を無意識に起こす様に促せる能力を持っているの♪


永遠に幼き妖怪の賢者・八雲 紫より♪』


きっとその二つ名の前半部分は書き間違えたのであろう事は間違いない

霊夢がキレる文章だったのも納得できる


霊夢「はぁ………はぁ………

で、そんな能力持ちがこいつに話しかけて異変発生を促したって訳ね

……………何て言うか………無茶苦茶ね貴方の姉は」


拓哉「うん、それは思った」


霊夢「しかし、異変を促すとなると………………いや、暇つぶしの種が見つかったからいいか」


巫女として今の発言はどうかと思う


霊夢「まぁ、悪気があった訳じゃないみたいだし、今回はこれぐらいにしておこうかしら」


拓哉「姉さん、次から気をつけてよ?姉さんが喋るとこういう事が起きるみたいだから」


真矢「解りました~」


霊夢「とりあえず、異変解決ね」


その後、紅魔館は無事に人里との交流を許され、幻想郷の一員となったのでした

ウチの霊夢は最強です

紫ぐらいしか相手になりません

夢想天生使ったら紫でも勝てません

文字通り幻想郷最強です


さて、次話からは紅魔組を含めて色々話をやっていこうと思います

とりあえず頑張って5話以上書いてから次の異変を書くつもりです


ではまた

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