表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方始異禄  作者: 趙餡
2/16

家探し!!先生とお茶会です!!

人里・入り口~


アリス「着いたわ、此処が人里よ」


真矢「わ~、賑やかですね~」


アリス「何時もこんな感じよ」


真矢とアリスは今人里に来ていた

理由は真矢は家探しで

アリスは人形の素材をついでに買いに来たのである

だがしかし!!

真矢は今の会話の間に既に茶屋に近寄っていた!!

家探しはどうしたのか!!

金も無いのに寄るつもりなのか!!


アリス「貴女…………お金ないでしょ

言っておくけど私は奢らないからね?」


真矢「……………」


アリス「な、何よ」


真矢「アリスちゃんはどうやってお金稼いでるんですか~?」


アリス「そうね……………人形会を偶に此処でやったりしてお金を稼いでいるわ

…………後『ちゃん』は止めて」


真矢「へぇ~、そうなんですか~

アリスちゃんは凄いんですね~」


アリス「素直に褒め言葉として受け取っておくわ

……………後アリスちゃんは止めて」


真矢「じゃ~案内お願いできますか~?アリスちゃん」


アリス「別にいいわよ

………だからアリスちゃんは止めて」


聞かぬ!!茶を飲む!!菓子食べる!!

それが軌道 真矢である!!


アリス「とりあえず此処に知り合いがいるから訪ねてみましょう」


真矢「は~い」


そうして二人は歩きだす

先ずアリス達が向かった場所は少し大きめの建物が建っている場所

中から沢山の子供の声が聞こえてくる


真矢「此処は~?」


アリス「寺子屋よ

外の世界にもあるって聞いた事あるけど?」


真矢「あぁ~、学校ですね~」


アリス「まだ授業中だろうけど

まぁ、大丈夫でしょ」


真矢「私は此処に住むんですか~?」


アリス「そんなわけないでしょ

此処に人里で頼りになる奴がいるのよ」


そして二人は寺子屋に入る

入って直ぐの所に別の教師がいて驚いたが

事情を話すと即OKをだした

そして今は空き教室に座って待機して約10分程経った状態である


アリス「もうそろそろね」


真矢「………………」


アリス「真矢?」


真矢「………zzzz」


アリス「あんたって奴は………………」


堂々と人の家で(寺子屋だが)寝ている真矢

お前に常識はあるのか?


―――この幻想郷では常識に囚われてはいけません!!―――


(゜Д゜;)!?


アリス「ほら真矢

起きて」


真矢「う~ん…………あっアリスちゃん

そういえば誰と会うんですか~?」


アリス「起き抜け早々それを聞くのね………

今から会うのは『上白沢慧音』

ここの教師で人里では割と頼りにされている人物よ」


慧音「割とは余計なのではないかな?アリス」


彼女は『上白沢慧音』アリスが言ってくれた通り寺子屋の教師で

人里に住む妖怪『白澤(ハクタク)』と人間の間に生まれた半妖『ワーハクタク』である

人間時は『歴史を食べる程度の能力』

白澤時は『歴史を創る程度の能力』である

よく考えるとかなりチートな能力である


アリス「言葉の綾よ」


慧音「まぁ、気にはしてないがな

…………そっちの人は?」


真矢「はじめまして~軌道 真矢です~」


アリス「あのスキマ妖怪が何でか知らないけど連れてきたのよ

全くいい迷惑だわ、人の気も知らないで家に落とすし

それにおもしろ半分で引っ掻き回してくれたおかげで予定が狂うし

まだあるわよ

前の時なんか(ry」


長いので割愛。

手抜きじゃないよ


慧音「真矢か、よろしく

聞いていると思うが私は上白沢慧音だ

此処で教師をやっている」


真矢「よろしくです~」


アリスが愚痴を零している間に

軽く紹介と握手をする


慧音「それで要件は?」


真矢「お家を探してるんです~

昨日此処に来ちゃって~」


慧音「ふむ、なら空いている物件がないか探してみようか

一緒について来てくれないか?

こういうのがいいというのが合った方がいいだろう」


真矢「解りました~

では行きましょ~」


という事で真矢の家探しが始まったのである


アリス「大体あいつは……………ってあら?真矢?慧音?二人共どこに行ったの?」






慧音「先ずは此処だ」


慧音が連れてきた最初の場所は

普通の民家(幻想郷基準で)より一回り大きめの家である


真矢「大きいですね~

家賃は幾らぐらいですか~?」


慧音「そうだな…………

確かこの家だと…………あった」


懐から本を取り出してパラパラとページをめくっていく

そして、あるページを開いた


真矢「…………?これって外の世界だと幾らぐらいなんですか~?」


慧音「あぁ、そういえば外と此処じゃあ金銭単位が違うんだったな

えーっと…………」


今度は小さな紙を取り出して鉛筆で何かを書いていく

それを真矢は不思議そうに見ている


慧音「大体1ヶ月これぐらいだ

外の世界基準だけどな」


真矢「えーっと…………一、十、百、千、万、十ま…………」


六桁で止まる真矢

そして、みるみるうちに青ざめていく


真矢「すいませ~ん

他のお家はありますか~?」


慧音「この家は駄目か

まぁ、家賃が高いしな

じゃあ他の物件に行こう」


真矢「お安いお値段でお願いします~」


慧音「安い家か

ならばあそこだな

では行こう」






慧音「此処なんかはどうだ?」


ニコニコしながら慧音は真矢の反応を伺う


真矢「………け、慧音さん

流石にこれは………」


そしてそれに絶句する真矢

連れてこられた家の外見というのは

直径30㎝の穴が所々空いていて

少し左に傾いていて

何か所々カビとか何故か藻が生えているし

風も吹いてないのにギシギシ音が鳴ってしまっている

もう、欠陥住宅の真髄を極めたんじゃないかと思うぐらいに酷かった


真矢「いや、流石に此処は……………」


あまりの酷さに口調が変わってしまっている


慧音「いや、つい先日掃除をしたばかりなんだ

もう少し掃除と修理をすれば―――」


真矢「他にはないんですか?」


慧音「ふむ、ならばあそこが適任かな?」


真矢「あ、あるんですか~!?」


『我、此処で希望見つけたり』と言わんばかりに喜び

口調も戻った


慧音「あぁ

先ずはそこに行ってみよう」


という事で三軒目の物件へ






アリス「……………」


おや、先程愚痴を喋りすぎて置いてかれたアリスちゃんじゃないですか

追ってくるの早すぎでしょう


真矢「あれ~?アリスちゃんどうしたんですか~?」


アリス「あんたらが先に行くから

里の人達から空いてる家を聞いてしらみ潰しに探してたのよ………

そして今、ようやく見つけたわ」


慧音「まぁ、一人で喋っていたからな

止めても、歩いてる間に愚痴ってそうだからな」


アリス「…………否定はしないわ

けど呼ぶくらいしてよ!!」


涙目になって訴えかけているアリス

そんなに寂しくなるなら愚痴らなけりゃいいのに愚痴るから


慧音「まぁまぁ、どうせ空いてる物件も此処で最後だ

これを見てどれか選べばいい」


真矢「わ、わかりました~」


そういって家に向かって歩く三人


慧音「ついたぞ、此処だ」


そういって来た家は

大きくもなく小さくもなく

家を構築している木は腐食もしておらず新品とまでは行かないが小綺麗な外観になっている

はっきり言って一番目の家との違いは大きさぐらいしか見当たらない


真矢「…………この家の家賃はおいくらですか~?」


慧音「そうだな…………外換算だと…………」


また計算をし始める慧音

ちょっとしてから―――


慧音「これくらいだ」


真矢「えーっと………一、十、百、千………9800円!?

これです~!!これにします~!!」


慧音「解った

じゃあこれから月一で集金するから頼むぞ」


真矢「はい~

あっ、そうだ

今からお茶を飲みに行きませんか~?」


慧音「いいな行こうか」


アリス「ちょ!?ちょっと待って!!」


無事家賃9800円の家に住むことが決まった真矢

これから彼女は幻想郷でどの様に―――


真矢「………『たっくんが来たらもっと楽しそうですね』」


ピキッ


慧音「ん?何か言ったか?」


真矢「いえいえ~」


…………能力に周りが振り回される未来が見えたよ

ご愁傷様だな、幻想郷、人里の住人達よ

では予告通りに真矢の設定を

後一応スペカ持たせますが、弾幕を一切撃たない仕様にします



輝道 真矢キドウ マヤ 女

[自覚なき首謀者]


のほほんとした性格喧嘩が苦手で嫌いである

誰かと話すのが大好きで週七でお茶会をしている


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ