一緒に登校
いつの間にか作者が主人公になっていました。
素晴らしいイラストを描いた絵師に無上の感謝を。
もう校門が見えてきた。
やれやれ、本当に楽しい時というのは経つのが早いなぁ。
そう嘆息した僕は隣を盗み見る。
そこには僕の隣を歩く彼女。
濃い茶色のブレザーにフリルのついた、ピンクのチェック模様のフリルスカート。
胸元から覗くカッターシャツと青いリボンが眩しい。
僕と彼女が通う学校の制服は少々特殊で、スカートが目立つ代わりに上は地味に抑えられている。
それが良いか悪いかは個人の判断によるけど、僕の彼女に限定すると見事的中しているだろう。
何せ彼女はハーフ。
光り輝く金色の髪に淡いエメラルドグリーンの瞳。
黒目黒髪が基本である日本人とは違い過ぎる。
いやはや、よくこの娘を彼女に出来たなあと僕は感慨にふけった。
と、そんな邪なことを考えている内に校門の前へと辿り着く。
レンガで造られた校門の奥には白い校舎。
時計は8時を指し示している。
「ん? どうしたの?」
僕は知らず歩調がゆっくりになっていたのだろう。
いつの間にか先行していた彼女が振り返る。
その大きな瞳で僕を見つめ、口元は微かに笑っている。
ああ、ごめん。
僕はそう頭を下げた後、足早に歩を進めて彼女の横へ並んだ。
所要時間 12分
引用URL
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im2951917?track=seiga_illust_keyword
題名:絵師
一緒に登校中~♪ すずかわ




