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料理
素晴らしいイラストを描いた絵師に無上の感謝を。
妹が料理を始めるらしい。
俺はソファで寝そべりながらその様子を確認した。
料理の邪魔にならないよう、その長い髪をツインテールに纏めようとしている様子から妹の本気度が分かる。
ピンクのノースリーブの上に、胸の辺りに可愛らしいキャラが描かれた白エプロンを着る妹。
細い顎と綺麗な瞳を持ち、スレンダーな細い肢体にも拘らず出るところは出ている俺の妹は密かな自慢だ。
「あまり気合いを入れるなよー」
俺はそう忠告する。
古今東西、意気込み過ぎて良かった事例は珍しい。
しかも妹はそそっかしいので、その手の失敗には暇が無かった。
昼をカップ麺にしないためにも俺はそう言わざるを得ない。
「大丈夫だってお兄ちゃん」
口からヘアバンドを外した妹はそう笑うが、悲しいことに俺は全力で同意できない。
妹の料理を美味しく食べるために俺は見張っておこう。
と、そう決意した俺は漫画を脇に置き、妹を見守り始めた。
いつの間にか兄がシスコンになっていました。
所要時間 15分
引用URL
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=34744870
題名:絵師
Cooking 木村




