駅の構内で
素晴らしいイラストを描いた絵師に無上の感謝を。
プシューっと音を立て、ドアが開く。
もう電車が来てしまったのか。
少々早過ぎないか?
僕は恨めしく思うものの、電車の到着は予定時刻通りなので単なる八つ当たりだと自嘲した。
後ろが身にひかれる思いに駆られながらも僕は足を踏み出す。
「じゃあね」
僕が電車に乗り込み、振り返ると同時に僕の彼女がそう手を振る。
制服の上に紺のジャンバーを羽織る彼女。
ウエストが細い仕様なので彼女の体型が浮かび上がっている。
手の甲辺りまで袖があり、マフラーを巻いている彼女は寒さ対策が万全に見える、が下は違う。
上はともかく太ももの半分の長さしかないミニスカートは、冬の寒さを全く考慮していない。
なので女子にはえらく不評なのが我が校の制服である。
彼女も黒のソックスでガードしているが、ニーソックスの様にもっと長い靴下を履けばいいのにと考える僕はおかしいのだろうか。
クリクリとした大きな瞳を細め、はにかみながら右手を振る彼女。
左手には高校の鞄を背中に隠している。
頬が赤くなっているのは寒さのせいだと思いたい。
ヘアピンで留めた綺麗なストレートヘアーが風に揺られて舞い上がった。
所要時間 20分
引用URL
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im2926020?track=ranking
題名:絵師
じゃぁね daito




