遥かな昔
何時かこのようなイラストを描きたいものです。
素晴らしいイラストを描いた絵師に無上の感謝を。
遠い過去の話。
永遠の存在となった主を付き従うために生死を超えようと2人が誓い合った。
しかし、簡単にはいはいと事が進んだわけじゃない。
双方とも仙人からその提案を受け、1人は乗り気になったがもう1人は及び腰の様子であった。
まあ、当然だろう。
人間を辞めて永遠に生きるというのだ。
躊躇わない方がどうかしている。
ただ、乗り気な少女はそうでなかったようだ。
手を掴み、至近距離でもう及び腰の少女を説得し始めた。
鳥帽子の下にあるアッシュブロンドの髪を1本にまとめ軽く肩に流しているのは乗り気な少女。
その髪と同色の、灰色の陰陽服を身に包んだ少女は瞳を輝かせながら嬉しそうに説得している。
少女の一途な気持ちに及び腰の少女は心を動かされるのであろうか。
乗り気な少女と同じく鳥帽子を被る少女。
水に絵の具を一滴だけ垂らした様な、薄い緑の髪をショートカットに切り揃えた少女はサファイア色の瞳を真摯に見つめている。
こちらの服装はエメラルドを連想させる、深緑一色の長袖ワンピースを羽織り、アクセントとして純白の首当てを着けていた。
はてさて、乗り気な少女は及び腰の少女を説得させることが出来るであろうか。
いや、考えるまでもないな。
現に双方は1400年の時を越えてここにいる。
その事実が乗り気な少女が勝ったことを、これ以上ないというほど雄弁に伝えていた。
所要時間19分。
引用URL
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=34701131
題名:絵師
君に一つの嘘を吐く みこcis




