空飛ぶ魔法使い
素晴らしいイラストを作成した絵師に無上の感謝を。
太陽の残滓が僅かに残り、夜のカーテンが濃くなり始める酉の刻限。
箒に跨り、湖のはるか上を飛んでいる魔法使いがいた。
白いリボンで巻いた、大きな黒い三角帽子でその柔らかそうな金色の髪を抑えている魔法使い。
半袖の白いブラウスにフリルのついた黒いエプロンドレスといった装いは、端目からは黒白の魔法使いと映るだろう。
人形が履く様な靴に、白いソックス。
恐らくその魔法使いの中で白黒以外なのはその髪と瞳だけ。
そんなモノクロな色合いなのに綺麗だと感じるのは、それが白黒が基礎となって少女の容姿が映えるからと考える。
と、その時白黒の魔法使いが何かを取り出した。
金色の髪を棚引かせながらそれを右手で高く掲げる。
すると巨大なナット状の物体は光り始め、心なしか大気も震え出した。
一体少女は何をするつもりなのだろう。
いや、そんなことを問わずともある程度予想できる。
ルビー色の瞳を爛々と輝かせ、唇に不敵な笑みを浮かべた魔法使い。
巻き添えを喰らっては堪らないと判断した私はそそくさとこの場から退散した。
今回は満足しました。
引用URL
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=34403184
題名:絵師
こいつで決めるぜ! クロス




