64/245
知者
参考にさせて頂いたイラストの絵師に無上の感謝を。
飛鳥時代。
満月が浮かぶ晩秋の頃、謀を巡らしている者がいた。
アッシュブロンドの長い髪をポニーテールへ纏め、紐を幾重にも巻いた鳥帽子を被る者。
知的に光る青い瞳を彼方へ向け、その怜悧な顎に浮かぶ唇を横へ伸ばす。
髄から輸入した、袖口の広い、色とりどりの薄い布を何枚も重ねた礼服に身を通す彼女。
アクセントとばかりに最も上の白い布の、胸の辺りに2つのぼんぼりを付けていた。
枯木の野を歩きながら彼女は一体何を考えているのだろう。
思考というのは形無き無形のものゆえ、その全容は彼女以外知る者はいなかった。
日が空いたせいか鈍っています。
引用URL
http://seiga.nicovideo.jp/seiga/im1365288
題名:絵師
古代日本の尸解仙 蟻とキリッ




