あいさつ
ポポポーンとは関係ありません。
村の一角にあるお寺には門前で箒を掃く少女がいるそうだ。
参拝する者に対し、元気な声で挨拶をするそうだからちょっとした寺の名物になっているらしい。
なので早速私も行ってみた。
寺は、一般的な物々しい雰囲気とは程遠く、気軽に参拝できるよう配慮されている。
長い石階段や途中に妖怪が出るどこぞの神社とは違い、安心して来れるというのは良いものだ。
そんなことを考えていたせいか、目的の寺に到着する。
そして私は門の辺りに目を向ける。
なるほど。
確かに噂どおりだ。
小柄な体を持つ少女。
若葉色の髪をショートカットにし、耳の代わりに何やら獣耳が双葉状を取っている。
白色のワンピースの上にはベージュ色の法衣。
おそらくそれは成人した者が着る法衣の上なのだろう。
しかし、少女は小さいので、それだけで十分体を覆い隠していた。
大人の背丈の三分の二ほどしかない少女だが、その分中身がぎっしりと詰め込まれている。
ここからでも少女が発するエネルギーを感じることが出来る
その天真爛漫な笑顔で大きく挨拶されれば、こちらも元気になるのは道理だと思えた。
さて、このまま見ていても仕方ない。
私は少女の挨拶を聞きたくなり、寺へと近づく。
「おはよーございます!」
ああ、おはよう。
予想通り、少女の声を聞いた私は自然と顔がほころんだ。
引用URL
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=34152243
題名:絵師
おはよー! ふんぼ
提供して頂いた絵師に無上の感謝を。




